~文武両道をめざす「二兎を獲る」の理念のもと、

高い志を抱いて社会に貢献する人物を育成する~

令和5年4月1日


大阪府立東住吉高等学校 第20代校長 萩原 美由紀


 東住吉高校第20代校長の萩原と申します。令和5年度も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 東住吉高校は、昭和30年(1955年)に開校し、今年で創立69周年を迎え、社会でリーダーとして活躍する卒業生を輩出してまいりました。また、平成5年(1993年)に全国唯一の芸能文化科を設置し、今年度31期生を迎えます。創立当初の精神は今も引き継がれ、文武両道をめざす「二兎を獲る」の理念のもと、人権意識とグローバルな視点を備え、高い志を抱いて社会に貢献する人物を育成することをスクールミッションとしています。

 さて、私が本校に赴任した令和元年度末以降、新型コロナウイルスとの闘いの中で、東住吉高校の輝かしい伝統をどう継承していくか、常に大きな課題となりました。体育祭、文化祭等の学校行事も従来の伝統の形のまま実施することはできず、常に新しい形を模索することとなりました。しかし、幸いなことに、本校の生徒や教員は、困難な状況においても自分たちで今できる最大限のことは何かを考え、行動し、皆で協力しながら壮大な体育祭や圧巻の舞台を披露してくれました。まさに、東住吉高校の「二兎を獲る」という伝統を新しい形で継承することとなったのです。

 この間、学校現場では、1人1台端末が導入され、PTA・緑友会・みどり会から寄贈いただいた電子黒板・タブレットを活用した課題配信や探究活動、芸能文化科卒業発表会のライブ配信、Webによる欠席連絡、会議のペーパーレス化などを進めてまいりました。また、共生推進教室設置4年目を迎え、あらゆる教育活動において、すべての生徒が「ともに学び、ともに育つ」教育を推進しています。

 今後も生徒の皆さん、保護者の皆様、教職員、卒業生や地域の皆様が一丸となって全力で教育活動に取り組んでまいります。今後とも皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

第20代校長 萩原 美由紀