大阪府立春日丘高等学校  
 
 
             

 

東北被災地訪問プログラム 現地速報

第4日目
 今日は気仙沼高校と交流を行いました。班別に分かれ、「災害にどう備えるか」というテーマで討議しポスターを作りました。 さまざまな高校の生徒たちが積極的に意見を出して、いい発表を行っていました。お見送りを受けた後、大阪に向かいます。


           
  ホストファミリーとお別れ   心尽くしありがとうございます   みなさんありがとうございます    
           
    テーマ別に討論中   テーマ別に討論中   ポスターを制作中    
           
    制作したポスターを使って発表   発表   校門前でお見送り    


生徒たちより
[東北プロジェクト3日目]
【1年竹内】
気仙沼高校では、「災害に備えるために必要なもの・こと」について話した。 やはり水や食料といったもの、懐中電灯や携帯電話、ラジオといった電子機器が必要だと考えた人が多かった。実際にそうだろうと思った。 また、気仙沼高校はフェンシングが強いらしい。 海の市は、海鮮が多く並び、大阪では見られない魚が所狭しと並んでいる。 地元のカツオや、モーラの星というサメの心臓などがあった。 生ガキは初めて食べたが、クリーミーですごく美味しかった。

【1年井上】
7月16日朝5時40分起床。昨日より少し遅かった。起きるともうホストファミリーのお母さんが朝ごはんを作ってくれていた。僕も朝ごはんを作るのを手伝った。今日は目玉焼きとシャケとウィンナーと野菜たちと味噌汁だった。作ったあと少し猫を観察してみんなでご飯を食べた。ここのニワトリから取れたとれたての卵は絶品で箸で掴めるほどでした。これがホストファミリーと食べる最後の食事と思うと悲しく感じた。最後月立小中学校旧校舎に行き最後のあいさつをした。すごくお世話になったのでとても寂しかった。そのあとバスに乗り気仙沼高校へ向かった。そこでは交流があり自己紹介をして災害に対する備えについてのグループディスカッションを行ったりした。最後には気仙沼高校の人と打ち解け友達もできた。最後の別れは感動的であったと思う。そしてバスに乗り海市に向かった。そこでとても美味しい寿司を食べた。そこで大きな水ダコとイカの塩辛とカツオの刺身とサメの心臓を買いました。輸送ができなかったので発泡スチロールに入れて持って帰った。ここの名産のサメの唐揚げをいただいた。淡白な味でとても美味しかった。その後海市を後にしてバスに乗り大阪に向けて出発した。途中のサービスエリアで晩御飯を買って帰った。

【3年高木】
4日目はホストファミリーの家を離れ、朝から気仙沼高校へ向かいました。東北プロジェクトの参加者を気仙沼高校の生徒会、野球部、フェンシング部、社会福祉部の方々が出迎えてくださり、交流会を行いました。最初にアイスブレイクを行なった後、ポスターセッションをします。ポスターセッションの内容は、班ごとに分かれ、「災害の時のために備えておくもの・こと」を題に付箋を使って自分が思いついたものを書き出し、その後に整理してまとめ、発表するというものでした。自分たちの班は春日丘高校と松原高校の生徒が1人ずつ、北摂つばさ高校の生徒が4人、気仙沼高校の生徒が6人で様々な意見が出ました。中でも多かったのは電子機器関係のものや電気に関するものです。今の高校生にとって携帯電話は必要不可欠であり、モバイルバッテリーや充電器などの声が多かったです。ほかにも食料や移動するのに使う自転車など様々な意見が出ました。真剣に考えてる人もいる中で少しふざけていた人がいたのは残念でしたが、全体を通して有意義な時間を過ごすことができたと思います。そのあとは気仙沼高校を後にし、海の市に向かい、お寿司を食べたり、お土産をたくさん購入しました。

【3年油谷】
今日の活動のレポートです 最終日は、気仙沼高校の生徒さんとの交流会をしました。昨年の11月に気仙沼高校の生徒会の皆さんが大阪まで来て下さり、一緒にフィールドワークをした時に仲良くなった友達と連絡をとっていました。先月の地震が起きた時には、LINEで心配してくれたりと交流が続いてはいたものの、お互いに忙しく宮城県と大阪府では距離も遠いので、会うことは出来ていませんでした。しかし、今日の交流会で短い時間ではありましたが会うことができ、ほかの顔見知りの生徒さんの顔を久しぶりに見ることができてとても嬉しかったです。アイスブレイクでの自己紹介を通じて、初対面のグループメイトともお話することができ、グループディスカッションでは、「災害のために備えておくべきもの、こと」というテーマで有意義な話し合いができたと思います。ディスカッションをしてみて、やはり事前に自然災害に対してできる限りの備えをしておくことが、1番の防災になるのではないかと感じました。きっと気仙沼高校の生徒さんは東日本大震災で忘れたい記憶もあるかもしれないにも関わらず、震災や防災についてのグループディスカッションをすることが出来たのは本当に感謝しています。 今日の交流会でもたくさんの方々が仰っていたように、「人との繋がり」が本当に大切で、これからも少しでも多くの人と関わり、繋がっていきたいと思います。

【2年川本】
気仙沼高校に訪れました。昨年の交流で仲良くなった方と会い、お互いの近況などを報告することで、繋がりを感じました。今回の交流も含めて培った繋がりをこれからも大切にしていきたいです。

【2年野崎】
気仙沼高校との交流では、人の温かさを感じました。震災で多くを失った人もいる中で、熱烈な歓迎と楽しいレクリエーションでもてなしてくださいました。どの人も優しい人ばかりで、自己紹介後、向こうから声をかけてくださったのがとても嬉しかったです。また、ポスターセッションでは6月に自分が震災に遭ったことでより深く考えることができたと思います。とくに、震災前は「震災に備える」というと防災用袋を作るなど、モノを準備することしか頭にありませんでした。しかし、今回の交流で改めて考えてみると、常に危機感をもって過ごすことが大切なのだと知りました。確かに、非常時には水や食料は大切ですが、パニックにならないことも同じくらい大切です。そして、パニックにならないようにするためにはいつでも災害が起こるかもしれない、と思い危機感をもって過ごすことだと思います。気仙沼高校の交流を通して震災に備えることについてしっかりと考えることができたのがよかったと思います。

【2年野々山】
気仙沼高校に行った。気仙沼高校はとても広かった。しかし広々とした空間に対して生徒数は少ないように感じた。 気仙沼高校は元男子校で女子高と合併して今のの高校になったそうだ。春日丘も女子高を合併して今の共学となったので何か通じるものがあるように感じた。 ホストファミリーによると今少子高齢化が原因で小学校が閉校の危機にあるそうだ。土地もありいい年頃の人もいるのに嫁がいないという人が多く、ここら辺の地域では1人しか小学校に行っていない。その支援のためにも気仙沼を知ってもらうためにもこのような民泊の活動をおなっているそうだ。 話を戻すが気仙沼高校の人はとてもフレンドリーで方言を教えてくれたり、大阪の事について聞いてくれたりした。 7年前の大地震がまるで無かったようであった。単にもう過ぎたことなのか、思い出したくないのか、覚えていないのか、どれかは分からなかったけど、私たちが行く事で大地震の被害を忘れずに後世に伝えていくきっかけになればいいと思う。

【2年和田】
二日間泊めていただいた民泊の方とお別れの日になりました。地域のことを色々教えてくれたり、美味しい地元料理を作ってくれたり、親切にしていただきました。民泊など、地域を活性化する活動をして人を集めることで復興に繋がると民泊の方は言っておられました。そのような行動力に感服したし、私も見習いたいなと思いました。 その後、気仙沼高校との交流をしました。久しぶりに会ったのに、覚えていて手を振ってくれていた人もいて嬉しかったです。このような活動を通して、縁を作っていけるのはとてもいいなと思いました。

【2年上原】
 活動最終日、気仙沼高校との交流をしました。昨年と同じくポスターセッションをしました。今年のテーマは「災害に必要な物・こと」でした。大阪の高校も気仙沼の高校も必要と思うものには多数派や少数派がありました。私たちの班は書き出しもグルーピングもすぐに終わったのでたくさん話すことができました。方言の話や気仙沼の名産やおすすめのお土産の話、学校の行事についての話もできました。今年気仙沼高校では修学旅行で来阪するそうなので教えれることがあって話が弾みました。昨年は積極的に話すことができず、あまり交流できなかったので良かったです。今日会った人で見おぼえがあるけど話をした記憶がない人がたくさんいて、昨年に話しておけばよかったと後悔したのでこれから会う人とはその出会いを大切にしたいです。

【2年八島】
1)三日目はまず2泊させていただいたホストファミリーとお別れをし、気仙沼高校との交流会へ向かいました。 私は光子さんと春雄さんのお宅で三日間を過ごしました。光子さんと春雄さんはとても仲が良く、宿泊させていただいた私たち6人の誰もがお二人のような夫婦に将来なりたいと思いました。一番印象的だったのは光子さんの作るご飯です。メニューは私の家で出てくるものとあまり変わりがないものも多かったのですが、どれもすごく美味しくて、たくさん食べることができました。春雄さんが育てたお米はすごく甘くて、3杯もお代わりしてしまいました。昨年は色々とお手伝いをさせていただいたのですが、今年はあまりお手伝いをさせていただくことができなかったのが少し残念です。 気仙沼高校との交流会では積極的に班内の活動に参加することができたように思います。ポスターセッションではリーダーシップを発揮し、円滑に話し合いを進めることができたと思います。特にグルーピングの活動で頑張ることができました。昨年度は北摂つばさ高校、松原高校の方々を含め、周りの人と積極的にお話しすることができなかったのですが、今年度はしっかりコミュニケーションを取る事ができたように思います。

【2年矢田】
4日目は気仙沼高校にお邪魔させていただきました。昨年は他校の生徒さんとあまり積極的に話せなかったので、今年は色々な人と話そうと考えていました。手始めとして、去年顔見知りや知り合いになった他校の先輩方に話しかけてみました。名前を呼び、笑顔で話しかけると快くそれに応じてくださいました。話の中で、お互いに話しかけたいが相手が覚えているかどうか不安で話しかけられなかったと思っていたことが分かりました。人と付き合うのはとても気を使う難しいことで、しかしそれでいて意外とお互いに思い合っていることが学べました。しかし、交流会では同じ班に春日丘の生徒が多かったこともあり、気仙沼高校の生徒さんとは多くは話せませんでした。席順や顔の向きや話を聞く優先順位に気をつければもっとよくなったと思います。気仙沼高校の校長先生のお話のなかの「相互に絆を深め合う」という言葉も心に残りました。