08 流水による
運搬・堆積実験
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流れる水による土砂の運搬・堆積の様子を調べるために、ペットボトルとバット(底の浅いプラスチック製の容器)を用いた簡単な流水堆積実験器を作り、流水の働きを観察する。

ペットボトル(500mlの炭酸飲料用、円筒状で容器に凹凸のないもの)数個、バット(プラスチック製の底の浅い容器、50×40×10cm程度)、カッターナイフ、セロテープ、ポリ細口洗浄びん、ハンマー、鉄乳鉢又はかな床等
[試料]
試料は川や海、地層から採取したれきや砂、粘土でもよいが、ここでは岩石(かこう岩)を用いる。かこう岩をハンマーで、鉄乳鉢やかな床の上で1cm以下の細粉に砕き、れき、砂、粘土を作る(ここでいう粘土は、粒の大きさで定義される粘土)。かこう岩を粉砕すると、れき、砂、粘土がほどよく混じった試料が作れ、粒子の観察(石英や長石等の鉱物)も行える。大阪の代表的な山である生駒山地や金剛山地は主にかこう岩からできており、風化侵食で壊され、れきや砂、粘土になるというイメージ作りにも役立つ。


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