大阪府立城山高校・放送部のページ ・過去の作品

「私たちの学校自慢」

(1995年度2学期制作)
 
 
テーマ
 この作品は、初めから平成7年度大阪府高等学校芸術文化祭のビデオコンテスト(生徒の部)に出品するつもりで制作しました。このコンテストのテーマが「学校の自慢」だったので、こういうタイトルになっています。
 もっとも、生徒の口からは最初、短所ばかり出てきました。そこで全校アンケートをとり、自然が豊かというポイントが見えてきました。
<城山高校の特徴についてはこちらを参照>
 
スナップ
 
学校前  池田バス
 番組は、学校の位置とバス通学のようすから始まります。いかにバスが長いか、料金が高いかを、ドリフターズの曲にのせてコミカルに紹介します。
が番組では、教室のゴミ分別が全然できていないことを映像で紹介します。
 左のバスの車窓風景は、このカットで一度止まります。この「学校前」は、途中にある止々呂美小学校・中学校のことで、城山高校はもっとずっと先なんです。
 なお、現在では、池田バスは590円に値上がりしています。
 

少人数(教室) アンケートやインタビューでは、「よい所は自然が豊か。悪い所は遠いこと」という結論になります。しかし、このままでは話が進みません。
 そこで番組では、地元に住んでおられる先生にお話をうかがい、交通が不便なことと自然が豊かはなことは表裏一体であること、さらに、小さな学校というのも特徴ではないか、というご意見をいただきました。

 文化祭では、先生のインタビューが長く、退屈な映像でした。ビデオコンテストに出すにあたり、時間を短くする必要もあって、ここを改良しました。先生のインタビューは最初と最後以外は音声だけを生かし、小さな学校や豊かな自然をあらわす映像のバックにアテレコしたのです。これは大変でした。
 
 

水田の空き缶 番組は、最後に、水田や川に捨てられた(城山高校生が捨てたと思われる)ゴミの映像を、ナレーションなしで流し続けます。豊かな自然=城山の自慢を壊すようなことをしているのではないか、という無言のメッセージです。

 この絵は、単に水田に空き缶をおいているのではなく、ワラを使ってイネの根本にくくりつけるという、悪質なイタズラです。それだけに、インパクトがあったようです。
 
 
 

 


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