科学オリンピックへの取り組み

 物理チャレンジ、化学グランプリ、生物学オリンピック、数学オリンピック、情報オリンピックへの取り組みとして、校内で講習会を実施したり、他校の講習会に参加したりしています。2016年からは、中核拠点校として、他のSSH校の生徒にも講習参加の募集をしています。

  物理


 ※2016年銀賞,2017年銀賞2名,2018年銀賞2名,2019年奨励賞
  池田紘輝君 2019年第50回国際物理オリンピック銀賞受賞 >>>

 

 2020年
 物理チャレンジ(物理オリンピック1次予選)の今年度の実験レポートのテーマは「鉄・銅・アルミニウムなどの金属の比熱を測ってみよう」でした。休校が開けてすぐの募集でしたが,1年生4名,2年生5名,合計9名がエントリーしました。学校では実験室を開放し,1年と2年の混合班を作り,実験を行いました。例年行っている筆記試験対策講座は,コロナの影響で,本年度は実施しませんでした。
筆記試験は第1チャレンジも第2チャレンジもオンラインでの実施となりました。2年生の本寛生君が第2チャレンジを突破し,日本代表候補12名のうちの1名に選ばれました。現在,毎月送られてくる添削問題に取り組んでいます。例年行われる12月の合宿研修も今年は中止となりました(3月に行われる合宿については未定です)。添削問題対策として,本校卒業生の元日本代表1名と,他校の代表候補,本君とで,勉強会を週に1度程度行っています。年度末に,5名の日本代表が発表されます。難関ですが,ぜひ日本代表になってほしいと思っています。

 2019年
 物理チャレンジ(物理オリンピック1次予選)の今年度の実験レポートのテーマは「終端速度の測定」でした。学校では実験室を開放し,それぞれが,計測方法や条件を変えながら実験を行っていました。
 筆記試験対策講座は6月15日(土)と6月22日(土)の2回,過去問の研究を一緒に行いました。筆記試験本番は7月7日(日)で,1年生が6人,2年生が6人,3年生が3人受験しました。1次予選通過者は3年生1名で2次で奨励賞を受賞しました。

 2018年
 物理オリンピック講座
 物理チャレンジ(物理オリンピック1次予選)では各自で行う実験レポートが課されています。今年度のテーマは「輪ゴムを引く力と伸びの関係を調べてみよう」でした。学校では実験室を開放し各自に実験をしてもらいました。50人以上の参加者がありました。
 今年度の理論問題コンテストは7月8日(日)に実施されました。これに向けて理論講座を行いました。6月16日(土)に力学編、6月23日(土)に電磁気編、7月7日(土)に過去問を中心に実施しました。参加者は熱心に学習し質問も多く出されました。
 最終的に申し込んだ生徒は50人でした。今年度の参加者は全国で1699人でしたが1次予選通過者は約100名でした。その中に本校生徒2名(池田紘輝・清永優斗)が入り第2チャレンジ(全国大会)に向かいました。その結果、両名とも銀賞を獲得し、上位18名の中に入り日本代表候補になりました。まだ候補ですが、この後、秋・冬・春の3回の東京での合宿研修があり、春合宿の後に5名の日本代表が発表されます。なかなか難しいでしょうが楽しみにしています。

 2017年

 物理オリンピック講座
 物理チャレンジを受験するための講座です。物理チャレンジを受けるためには、まず指定された実験を行い、レポートを提出します。今年のテーマは「重力加速度の測定」でした。6月13日(火)は1年生対象、6月14日(水)は2年生対象に実験講座を実施しました。合計20人の生徒が受講しました。筆記試験の講座は3回実施しました。
   6月3日(土) 10:00〜12:30 力学中心に学習
   6月17日(土) 14:00〜16:00 電気中心に学習
   7月8日(土) 14:00〜16:00 昨年の問題を中心に学習
 7月9日(日)の物理チャレンジ当日は本校生15人が受験しました。結果は予選通過が2名。本選ではその2名が銀賞(藏下隼人君)と優良賞(山口駿君)に選ばれ、成果を出してくれました。

 2016年
 物理オリンピックの第1ステージである物理チャレンジ2016が7月10日(日)に本校で実施されました。本校ではそれに先立ち物理チャレンジを受検するための講座を開いています。6月18日(土)3時間、7月9日(土)4時間実施しました。SSHの公開講座で他校からの受講もありました。
さて物理チャレンジの当日、本校からは39名が受検しました。その中で2年生の藏下隼人君が2次予選まで進み、全国20名の中に入り、銀賞を受賞し現在は日本代表候補になっています。これから5名の日本代表を決めるための合宿などがあります。なかなか難しいとは思いますが本校から日本代表が出ることを願っています。世界大会はインドネシアで行われます。


 物理チャレンジはこちら

  化学

 ※2008年銅賞,2009年金賞,2014年銅賞,2015年金賞,銅賞,2017年銀賞2名,2019年銀賞1名・銅賞2名,2020年金賞1名受賞
  (2016年近畿支部長賞,2018年近畿支部長賞3名)

 
 2020年
 コロナ禍、化学グランプリ2020の一次選考は、10月25日(日)、WEBによるリモート試験で実施され、1年96名,2年13名,3年8名の計117名が受験しました。5%以内(214点以上)に1名,5〜10%(186点以上)に2名で、3名が一次選考を突破できましたが、うち1名が11月22日(日)の二次選考(WEBによるリモート形式筆記試験)を受験し、長陽茜音さんが金賞を受賞しました。(全体で、一次選考は1640名が参加。)
 今年度は、コロナ禍、一次選考までに毎年行っているグランプリ講座を実施することができませんでしたが、1月に2回校内向けで、「モール法」(塩分濃度の測定)、「酸化還元滴定」(ビタミンCの定量,ODの測定)などの実験を実施しました。参加者は少なかったが、理解が深まったことと思います。

 2019年
 令和元年7月15日(月)に化学グランプリ2019の一次選考があり、1年42名,2年35名,3年14名の計91名が受験しました。5%以内(180点以上)に5名(3年)、5〜10%(154点以上)に2名(3年)で、3人が一次選考を突破でき、8月19日(月)〜20日(火)、東京都八王子市の工学院大学で行われた二次選考を受験し、城山智紀君が銀賞、清永優斗君,中谷友紀君の2名が銅賞を受賞しました。(全体で、一次選考は3983名が参加。二次選考に進んだのは、76名)

 1次選考突破に向けた講習を今年も校内向けに2回,校内向けに1回の計3回実施しました。

 第1回 6月15日(土) 15:00〜17:00 「アボガドロ定数の測定」 単分子膜法他
 本校生17名、他校生3名の計17名が参加。単分子膜法、塩化ナトリウムの結晶の密度測定、アルミニウム・鉄の結晶の密度測定により、アボガドロ定数の測定を実施しました。1年生にとっては高校に入って初めての実験でしたが、2,3年生に教えてもらいながら、熱心にのぞんでいました。塩化ナトリウムの結晶のへき開に驚き、また習ったばかりのモル計算を利用して、近い値を出すことができました。
 

 第2回
 6月22日(土) 15:00〜17:00 「分光光度分析」 鉄分の定量
 本校生5名、他校生4名の計9名が参加。鉄分入りの健康飲料中の鉄分および、アルミホイル中の鉄分を分光光度計を使って定量しました。高校の化学の中では習わない内容ですが、原理的には理解できる内容なので、毎年実験を通して理解してもらっています。ランベルトベールの法則の説明をうけ、検量線の作成、濃度の求め方を学び、実践しました。
【受講者の感想】
・学校に機械があってもなかなか実験で使用することがなかったので、色々な器具を使うことができてよかった。ぜひ使っていきたいと思う。身のまわりのものに含まれるFe2+量を測定してとても面白かった。個人的にはアルミホイルに含まれていたのが驚いた。他にも含まれているのがないか気になった。
・授業ではおそらく触れないであろう内容の実験だったので、大変興味深かった。溶液の濃度を求めるのに滴定以外の方法があることを知らなかったので、やはり授業だけでは化学に対する理解は十分には得られないと改めて感じた。今後もこのような機会があれば参加してみようと思う。

 第3回 7月9日(火) 15:50〜17:50 「酸化還元滴定」 ビタミンCの定量,CODの測定
 本校生15名が参加。ヨウ素滴定や過マンガン酸カリウムを利用した酸化還元滴定を実施した。1年生にとっては滴定の操作は初めてで、各器具の名称、操作の仕方、計算の仕方など、たくさんの新しい内容を学べたことであろう。2,3年生にとっては、復習事項であったが、安全ピペッタの取り扱いやCODの実際の測定は初めてであったので、ためになったと思う。


 2018年
 7月16日(月)に化学グランプリ2018の一次選考があり、1年48名、2年38名、3年14名の計100名が受験しました。5%以内(198点以上)に 1名(3年)、5〜10%(174点以上)に4名(2年2名、3年2名)で、残念ながら一次選考を突破できませんでした。(全体で、一次選考は3963名が参加,二次選考に進んだのは80名) 後日、日本化学会近畿支部より、3年の大野温夢君,黒川拓暉君,2年の西山文貴君の3名が一次選考成績優秀者ということで、”近畿支部支部長賞”を獲得しました。

 1次選考突破に向けた講習を校外向けに2回、校内向けに1回の計3回実施しました。

 第1回 6月9日(土) 15:00〜17:00 「ヨウ素滴定」 漂白剤中の次亜塩素酸ナトリウムの定量
 本校生6名が参加。キッチンハイターなどの漂白剤中の次亜塩素酸ナトリウムをヨウ素滴定を利用して定量しました。
 意欲ある高校1年生が参加し、モル計算を学ぶ時期なので、わからないことは2,3年に教わりつつ、初めての高校での実験を体験しました。反応式、量的計算により、1年間おいたものは、かなり次亜塩素酸ナトリウムの量が減ることがわかりました。
     

  第2回 6月16日(土) 15:00〜17:00 「沈殿滴定」 モール法による塩分濃度の測定
 本校生14名,他校生4名の計18名が参加。他校生は、理化学研究部の意欲ある生徒で、沈殿滴定を学ぶために参加。安全ピペッタを実際に使用し仕組みを理解し、また薄口醤油、濃口醤油、ポテトチップス、梅干しなどの塩分濃度を測定しました。モール法の原理を理解し、薄口醤油の方が濃口醤油よりも塩分濃度が大きいことを確認できました。
【受講者感想】
・化学の実験は高校ではなかなかできず、非常に貴重な経験ということもあり、今日の講習は迷わず参加させて頂きました。授業とは違って、各班違う試料を答えのないまま、測定したので、より実際に近い点も良かったです。失敗もあり迷惑はかけてしまいましたが、学び楽しめました。(他校生)
・身近な調味料や食べ物に含まれる塩分量は興味があったが、測定方法が今まで自分が習った知識を使ったらこんなに簡単に測定できるとわかった。自分の興味のあることに関して今までの知識を応用してどうやったら実験できるのか考えてみるのも良い勉強になると思った。(3年)
・試料の中の塩分濃度が実験でわかるのは面白かった。化学の生活との近さをより感じられた。新しい実験スキルが手に入ったのもよかった。次もできれば参加したい。(1年)
 
     

 第3回 7月10日(火) 15:50〜17:50 「分光光度分析」 河川中のリン酸イオン濃度の測定
 本校生8名が参加。近辺の池、生物の水槽の水中のリン酸イオン濃度を分光光度計を用いて、モリブデンブルー法により測定しました。検量線の作成、濃度の求め方を学び、実践しました。
 
   

 2017年
 7月17日(月)に化学グランプリ2017の一次選考があり、1年6名、2年49名、3年25名 計80名が受験しました。5%以内(202点以上)に3名、5〜10%(179点以上)に5名で、3年の藏下隼人君、山口駿君の2名が一次選考を突破し、筑波大学での二次選考に進み、2名とも銀賞を獲得しました。(全体で、一次選考は4182名が参加,二次選考に進んだのは80名)


 昨年に引き続き、化学では、講習を校外向けに2回、校内向けに1回の計3回実施しました。
 第1回 6月3日(土) 15:00〜18:00 酸化還元滴定
 本校生15名,他校生12名の計27名が参加。近辺の池の水のCODの測定をしました。また、黄銅中の銅をヨウ素滴定を利用して定量しました。高校1年生も10名参加していましたが、molの計算を2,3年に教わりつつ、安全ピペッターの使い方、滴定の操作の基本を学びました。2,3年は習った知識をもとに、反応式を書き、量的計算により、銅の定量が出来ました。

 第2回 6月17日(土) 15:00〜17:00 分光光度分析
 本校生10名,他校生1名の計11名が参加。テトラアンミン銅(U)イオンの深青色の発色と分光光度計を用いて、黄銅中に含まれる銅の含有率を測定しました。ランベルトベールの法則の説明をうけ、検量線を作成してから、黄銅を硝酸で溶かした後、アンモニア水を加えて作った試料の測定をし、銅の含有率を求めました。

 第3回 7月10日(月) 16:00〜17:30 アスピリンの定量
 本校生7名が参加。市販の頭痛薬に含まれるアスピリンの含有量を逆滴定法によって求める実験をしました。また、アセチルサリチル酸からサリチル酸メチルを合成する実験も実施しました。

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  生物

 ※2011年銅賞受賞,2014年銅賞受賞,2015年銅賞受賞,2017年敢闘賞2名受賞,2019年銀賞,敢闘賞

 2019年
 生物学オリンピック勉強会(科学オリンピック講座)
  過去にオリンピックに参加した卒業生をアドバイザーとして迎え、グループ演習を行いました。学年、所属をできるだけばらばらにした4名程度のグループをつくり、過去問を題材として、生物の未習範囲を学習しました。グループ内だけでなくアドバイザーとの議論を通して、科学的な思考力を鍛えました。今年の本選は長崎で行われます。ここに参加し人生を変えるような経験をしてもらいたいと思います。
 結果:銀賞1名(小林智),敢闘賞1名(吉原望未)

 2018年
 生物オリンピック勉強会(科学オリンピック講座)
【目的】生物の未習範囲の知識を身につけ、関連する分野の思考力を育成する。過去にオリンピックに参加した卒業生に指導してもらい、本選出場を目指せるだけの実力を養成する。
【日時】
@6月16日(土)13:00〜15:30 使用教材:2017予選過去問
 参加者30名   卒業生69期1名、70期3名
A7月7日(土)14:00〜16:30 使用教材:2016予選過去問
 参加者10名   卒業生69期1名、70期3名
【場所】天王寺高校 2階生物講義室
【内容】生物学オリンピック予選の過去問を使用したグループ演習(大学生が各グループを指導)および内容に関する講義

2018年度77名参加
優秀賞3名(3-3水野賢治 3-4村田保香 3-3 柿本悠輔) 優良賞1名(3-3前田麻亜子)

 2017年
・5月29日(月)、6月14日(水)、7月8日(土)
 生物オリンピック講習会を行い、昨年度の日本生物学オリンピック予選問題を用いて講義と実践演習を行いました。
・7月16日(日)
 本校生80名は天王寺高校視聴覚室にて予選を行いました。(全国参加者3,849名)
・8月19日(土)〜8月22日(火)
 広島大学にて行われた本選に3年の寺岡くんと水田さんが進出し、両名とも敢闘賞を獲得しました。(全体の本選進出者約80名)

 2016年
本校生67名が受験。予選通過1名(2年藏下隼人)、優良賞1名(3年鈴木志穂)が選出されました。

・第1回生物オリンピック講座を6月4日(土)に本校生物実験室で実施しました。本校生に加え、他校からも積極的な
  参加があり、学年、所属に関係なくコミュニケーションを取り合い深い学びにしようという姿勢が見られました。
 【内容】
  1 遺伝子発現、遺伝子組換え、遺伝の基礎講義
  2 昨年度生物学オリンピック予選問題を用いてグループワーク
  3 生物統計学講座(t検定の演習)
  4 生化学実験(タンパク質濃度の定量)
   グループワークを通して、教えあう姿勢が見られました。

   タンパク質定量の実験



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