人権教育:第1学年より、LHRなどでさまざまな人権教育を行っている。

1年 人権教育
 2021年1月21日(木)6,7限に実施された人権講演会は、「障がい者理解」というテーマの下、現役パラリンピアンとして活躍する和田伸也氏を招いて、「今を生きる一夢の実現へ」という題目で行われました。高校時代に中途失明した経緯やブラインドランナーについての説明、ご自身のパラリンピック選手としての実績を、試合の動画やご出演されたラジォ音声を交えて生き生きとお話してくださいました。講演を聞いた生徒からは、「どんな状況に置かれても自分にできることをするんだという雑草魂を持っこと、そしてそれを実行すること。何事もチャレンジすることが重要だと気づいた」等、コロナ禍の今、自身の生き方とすり合わせて、困難を生き抜くことへの思いを強める様子がうかがえました。また、和田氏が会話の相手を見たりうなずいたりする様子から、「声に出して笑ったり、驚いてはっと息を吐くことも「見せる」ことなのだと思った、「相手に伝わる形」で伝えなければ、と強く思った」と、伝えることへの意欲を高める生徒もいました。放課後の校長室では何人かの生徒が訪れ、ロンドン・パラリンピックの銅メダルを手にとったり、質問をしたりと、有意義な時間になりました。生徒にとって、学ぶと同時に勇気を受け取り、自身の生き方を見つめなおす機会となりました。


2年 人権教育
 2021年1月14日(木)6,7限に実施された人権講演会は、「戦争と人権」というテーマの下、講師・西谷文和氏(フリージャーナリスト・イラクの子供を救う会代表)を迎え、「戦火のこどもたちに学んだこと〜アフガン、シリア、イラクを取材して」という題目で行われました。講演会では、西谷氏がこれまでアフガン、シリア、イラクという現在進行形で戦争が起きている場所を訪れ、取材された経験を基に、現地の実態を伝えていただきました。
 現地では、戦闘に巻き込まれ負傷して難民となった市民が、毎日のように生きるか死ぬかの瀬戸際におり、さらに現在のコロナ禍においては支援団体すら撤退している惨状があるそうです。その中で「武器ではなく、農業で平和を」という理念で中村哲さんが行った用水路開拓は非常に意義深い事業であったことが分かりました。また、戦争は止めること以上に、予防が重要であり、そのためにも私たち自身が積極的に「戦争」について考えていく必要があると学びました。最後には「ドイツ平和村」の様子を聞き、今ある戦争を止めるためには武力ではなく希望の力を信じていくことが大事だということが、伝わったと思います。
 講演会終了後も数多くの生徒が個別に質問をしに行き、60分以上も質疑応答を行うなど、生徒たちの熱意が高まったことが良くわかる講演会でした。