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大阪府立富田林中学校・高等学校

 

◆平成29年度より、大阪府立富田林高等学校は、大阪府立の高校初の「中高一貫教育(併設型)」となりました。
このページは、富田林中高一貫校についての資料を掲載いたします。

平成30年度 大阪府立富田林中学校入学者選抜実施要項が公表されました。
出 願 日 :12月26日(火)及び12月27日(水)
適性検査等: 1月20日(土)  合格発表:1月28日(日)

大阪府立富田林中学校に関するFAQ(よくある質問とその回答)

平成29年度 大阪府立富田林中学校 学校説明会のヘージへ

情報提供

併設型中高一貫校として府立富田林高等学校に併設される中学校の学校概要について

 平成26年12月22日の教育委員会会議において、設置が決定された南河内地域における併設型中高一貫校として府立富田林高等学校に併設される中学校の学校概要について、以下の通り、決定することとする。

1.基本的枠組み
(1)校名
 大阪府立富田林中学校

(2)設置場所
 現在の大阪府立富田林高校校地内に設置(大阪府富田林市谷川町4−30)

(3)設置・運営形態
  @併設型中高一貫校
    学校教育法第71条に規定する「同一の設置者が設置する中学校及び高校」(府立富田林高校に府立中学校を併設し、併設型中高一貫校として運営する)とする。
  Aコミュニティ・スクール
    「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第47条の5に規定する「学校運営協議会」を中高一貫校に設置する。

(4)学校規模
中学校 1学年3学級120人
< 参考 >
高 校 1学年6学級240人(富田林中学校からの内部進学が3学級、外部からの入学が3学級)

(5)通学区域
大阪府内全域

(6)開校年度
平成29年4月(大阪府立富田林中学校1年生受け入れ開始)

 

2.中高一貫教育の理念
(1)教育の目標
「南河内の誇りを胸に抱き、世界とつながり、活躍できる人材」の育成
  ○地域に根ざしながら、世界的な視野をもち、世界とつながり活躍できる人材
  ○未来を切り拓く強い意志、高い知性、豊かな感性をもち、社会で力強くしなやかに生き抜く人材
  ○南河内地域に愛着をもち、貢献する姿勢をもつ人材

(2)育みたい3つの資質とめざす生徒像
6年間の教育活動を通して育みたい資質とめざす生徒像は、次のように考える。
@ グローバルな視野とコミュニケーション力
  ○積極的にコミュニケーションを図り、自らの考えを伝えて世界につながろうとする生徒
  ○広い視野をもち、異文化を理解し、これを尊重しようとする心と態度をもった生徒

A論理的思考力と課題発見・解決能力
  ○豊かな感性により課題を発見し、幅広い知識・技能を活用して柔軟な発想や論理的な思考により課題を解決できる生徒

B 社会貢献意識と地域愛
  ○家族や自分の育った地域への感謝の心をもち、地域に貢献しようとする生徒
  ○多くの関わりの中で、他者と協調しながら、よりよい社会を形成しようとする生徒

 

3.コミュニティ・スクールの概要
(1)設置の目的
地域から期待されている学校であることを踏まえ、保護者・地域住民の学校運営への参画を進めることにより、そのニーズを学校運営に反映させるとともに、学校・家庭・地域社会が一体となってより良い教育の実現に取り組む。

(2)設置の根拠
コミュニティ・スクールに指定し、中高一貫校に「学校運営協議会」を設置する。
(「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第47条の5「教育委員会は、教育委員会規則で定めるところにより、その所管に属する学校のうちその指定する学校の運営に関して協議する機関として、当該指定学校ごとに、学校運営協議会を置くことができる。」)

(3)学校運営協議会の取り扱う事項
<承認する事項>
  @ 学校経営計画に関する事項
<意見を述べることができる事項>
  @ 学校運営に関する事項
  A 学校評価に関する事項
  B 教員の授業その他の教育活動に係る保護者からの意見の調査審議に関する事項
  C 学校の教職員の採用その他任用に関する事項
  D その他、校長が必要と認める事項

 

4.中高一貫校の教育課程の概要
(1)教育課程編成の基本方針
2−(2)の「3つの資質」を育み、「めざす生徒像」に適った人材を育成することを基本方針とし、6年間の教育課程を編成する。
また、高校においては、富田林中学校から富田林高校へ入学した生徒(内進生)と他の中学から入学した生徒(外進生)が幅広い人間関係の中で、共に学び、互いに切磋琢磨できるよう学級・講座編成や学校行事等を工夫する。

(2)中高一貫による6年間の教育の流れ
中学校、高校の6年間を基礎期、充実期、発展期の3期に区分し、それぞれの発達段階に応じた教育課程及び教育内容を計画する。

学校 学年 期間 内容
富田林
中学校
基礎期 6年間の基礎を固める。学習習慣・生活習慣の確立
学ぶことの意義・方法の理解・修得
充実期 深く学ぶ授業を中心に、高い学力、広い視野、強い意志を養成
内進生と外進生の切磋琢磨の機会を設定
富田林
高校
発展期 内進生と外進生を混合した生活・学習集団の中で、進路を見据えて自らを鍛え、高い志を実現

 

5.特色ある教育活動
(1)グローバルな視野とコミュニケーション力の育成
 自分の考えを的確に表現する力、異なる言語や文化、価値観を乗り越えて関係を構築する力、世界的な共通言語である英語を駆使する力等を育てグローバルな視野とコミュニケーション力を育成する。
 そのために、国語及び英語の授業を充実して言語能力を育成するとともに、英語スピーチコンテストや各教科、総合的な学習の時間における探究活動の際に討論やプレゼンテーションを経験する機会を積極的に取り入れる。 また、社会や総合的な学習の時間等における様々な国の歴史・文化等の探究的な学習を通じて、多文化共生の大切さを学ぶ活動を実施する。

(2)論理的思考力と課題発見・解決能力の育成
生徒が知る楽しさ、わかる喜びを実感しながら、粘り強く考え抜く姿勢と、課題解決や観察・実験の結果を分析する際に学んだ知識を活用して論理的に思考する力を育成する。
そのために、教科等での探究活動の際に、観察及び実験の時間や課題解決のために探究する時間を十分に設けるとともに、結果を分析し解釈する活動や、知識を活用して論理的に考えたり説明したりする活動を取り入れる。その際、学びの質や深まりを重視し、ペアワーク、グループワーク、ディベート、ディスカッション、リフレクション等を取り入れ、生徒が課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習「アクティブ・ラーニング」を多く実施する。

(3)社会貢献意識と地域愛の育成
 家族や自分の育った地域への感謝の心と地域愛を育成するとともに、将来、地域に根ざしながら、グローバルな視野をもち、社会のリーダーとして活躍できるよう、社会の形成に主体的に参画しようとする意欲や態度を育成する。
 そのために、各教科、総合的な学習の時間等において、南河内地域(大阪、日本)をフィールドに探究した内容を自分の言葉で語る活動(プレゼンテーション等)や、地域の方々と協働した活動、地域に貢献する活動を多く取り入れる。
 また、中学校の「道徳」の時間においては、読み物資料を活用するとともに、指導のねらいに即した問題解決的な学習や道徳的行為に関る体験的な学習等の多様で効果的な指導方法を取り入れ、生徒の心に響くような魅力ある教材開発・指導を行う。

 

6.学校生活
(1)通学
本人及び保護者の住所が大阪府内であり、保護者のもとから通学する。

(2)給食
中学生は、全員給食とする。

 

7.中学校の入学者の選抜方法
(1)募集定員
中学校3学級 120名

(2)実施日程
平成29年1月

(3)入学検定料
入学しようとする者は、条例で定める入学検定料を納付する。

(4)入学者選抜ではかる力
@ 小学校卒業程度の基礎基本の学力、論理的に考える力、表現力
A 中高一貫校で6年間学び続けていくことができる意欲・適性

(5)検査内容

検査の種類 出題内容
適性検査T 国語的問題
適性検査U 理科・社会融合的問題
適性検査V 算数的問題
作文 400字程度

(6)適性検査の出題方針
○小学校学習指導要領の内容に即した範囲の総合問題とする。
○小学校で学習した内容を基にして、富田林中高一貫校で育みたい力につながっていく生徒一人ひとりの「適性」をみるため、次のような力をみる。

  1)基礎的・基本的な知識及び技能
  2)必要な知識を正しく理解するための読解力
  3)他の人の立場に立って考えられるような想像力
  4)分かりやすく伝えるための表現力
  5)筋道立てて考えるために必要な思考力・判断力

○基礎的・基本的な知識・技能をみる問題と、身に付けた知識・技能を活用する力や論理的思考力をみる工夫をこらした問題をバランスよく出題する。

(7)作文の出題方針
中高一貫校で6年間学び続けていくことができる意欲・適性及び自らの考えや意見を論理的かつ適切に表現する力をみる。

(8)選抜の方法
適性検査T・U・Vと作文の総合点が上位の受験者から合格とする。

(9)合格者の男女比
男女別にそれぞれ募集定員の45%に相当する受験者(54人)を合格とし、残りの10%(12人)は 男女比を問わない。

(10)繰上合格
入学辞退者が生じた場合、繰上順位に従い、順次入学の意思を確認する。繰上順位の決め方は「(8)選抜の方法」による。

 

大阪府立高校で初の『中高一貫教育(併設型)』開設にむけて

大阪府立富田林高等学校
校 長  堂之本 篤弘

富田林高校

1 創立113年目の富田林高校
大阪府立富田林高等学校は、明治34年(1901年)、大阪府第八中学佼として現在の場所(富田林市)に開校され、今年で113年目の歴史を刻む府下有数の伝統校である。
この6月20日の大阪府教育委員会議で大阪府立高等学校初の中高一貫教育(併設型)をめざす学校に指定され、地域のコミュニティースクールとして、今後益々の発展を期待される学校となっている。

 

 

2 中高一貫校について
(1)全国の状況
中高一貫教育は、これまで私立校を中心に行われていたが、平成11年の改正学校教育法の施行で制度化され、公立校でも可能となった。
中高一貫教育の推移

【グラフ1】    

文部科学省のまとめ【グラフ1】では、平成15年度に118校であった中高一貫校は、平成25年には450校と4倍近くに増加している。
一般に、中高一貫教育には大きく3種類あり、
@ 市立中学校と府立高校などのように、設置者が異なる学校が連携する「連携型」
A 設置者が同じで、カリキュラムを一体化する「併設型」
B 中学校と高校が合体した中等教育学校
に分類される。本校がめざすのは、Aの併設型である。

(2) 中高一貫教育(併設型)の魅力
 中高一貫教育には、いろいろな魅力がある
@ 高校受験に邪魔されることなく、6年間かけて大学受験のための学習やクラブ活動等に専念できる
A 国(文部科学省)の施策が中高一貫校に有利
B 小学校6年生に進路選択をさせることによって、目的意識を育てる
C 個々の生徒にあった多様なコース等の設定が可能となる
などである。
また、
人口の動向

【グラフ2】    

 大阪府教育委員会が発表している資料【グラフ2】でもわかるように、全国と同じく大阪府の少子高齢化は深刻な状況となってきている。今後「0歳〜14歳」人口が増えることはなく、中学・高校の生徒数は、激減していく。大阪の私学は、早くからこの状況を見越し、(小)中高(大)一貫教育で生徒数を確保している一方で、公立中学・高校は、このままでは、5〜10年後には、生徒数の確保が難しくなることが容易に予想できる。

 

3 富田林中高一貫教育のねらい
 本校がめざす中高一貫教育のねらいは、その歴史と伝統を踏まえ、中学校からの6年間で生徒一人ひとりがじっくりと感性を磨き、個性を伸ばし、才能を開花させることを通して、生徒の「生きる力」を育むことにある。そして、南河内の教育拠点として、地域とつながり、地域に貢献できる学校をめざす。
現在のグローバル化、情報化、多様化のすすむ21世紀の社会に大きく羽ばたこうとする若者たちは、さまざまな物事に対する好奇心・探究心を持ち、必要な情報を集め、自ら考え、判断し、主体的に行動する力が求められている。そのため、物事の本質を見抜く観察力・洞察力を養い、論理的思考力を身につけ、未来を切り拓く豊かな創造力を高める教育が必要と考える。本校では、これらの力を身につける教育課程を策定し、具体的な教育活動を準備し、教職員全員が全力で人材育成に取り組んでいく所存である。

 

4 富田林中高一貫教育の理念
(1)教育の目標
教育の目標は「グローカル(Global & Local)リーダーの育成」である。
ここでいう「グローカルリーダー」とは、「地域に根ざしながら、世界的な視野をもち、世界とつながり活動できる人間のこと。また、未来を切り拓く強い意志、高い知性、豊かな感性をもつ人材」と考えている。

(2) 育みたい3つの資質
 6年間の教育活動をとおして、生徒に育みたい力は、普段から「高い志」を持ち、「基礎基本」の学習を大切にしながら、「豊かな人間性」を育て、その上で次の3つの資質を育てていく。
@ 「グローバルな視点」・・・(世界に視野を広げる国際感覚)
A 「科学する心」・・・(知的好奇心)
B 「地域愛」・・・(地域を理解し、つながり、貢献する心)

 

 

 

5 6年間で育みたい力と心
3つの資質を伸ばすための力(能力)や心は、次のように考えている。
(1)グローバルな視点
 @ コミュニケーション力
  ・世界とつながり、交流できる語学力
  ・「読み、書き、聴き、話す」の国語力
  ・コミュニケーションできる英語力
 A プレゼンテーション力
  ・自らの考えを正確に他者に伝える表現力
  ・コミュニケーション力の育成とのリンク
 B 多文化理解
  ・さまざまな文化を理解する力
  ・違いを尊重する態度
(2)科学する心
 @ 論理的思考力
  ・物事を理性的・合理的に理解し、考え、知識や情報を扱う力
 A 課題発見・解決力
  ・「なぜ」を感じる力
  ・観察で得られたことや収集した情報から論理的に思考する力
 B 観察力
  ・課題発見力を育むための素直な感性と視点
(3)地域愛
 @ 地域を理解する姿勢
  ・南河内,大阪,日本の自然,伝統文化,産業などの理解
 A 地域を愛する心
  ・地域の人々とつながり、活動することから育まれる「大切にしたい」と思う心
 B 地域に貢献する志(こころざし)
  ・教育の拠点として地域に発信する力
  ・地域のために何かしようと思う公共心やボランティア精神

 

6 今後
 今後、大阪府教育委員会や近隣の市教育委員会と連携し、教育課程や教育活動の精選、地域連携の在り方の整理、施設改修などを行い、できるだけ早い開校をすすめていく。