輝跡

2022年度文化祭輝跡~未来に駆けて征け~

 2022年度(令和4年度)の文化祭のテーマは、輝跡(きせき)~未来に駆けて征け~です。たったふたりの生徒が文化祭を企画・運営してくれ、午前は縁日と謎解き午後は舞台発表とバリエーションあふれた演出をしてくれました。ふたりの成長の軌跡と奇跡と輝跡をWEBサイトからではありますが、どうぞご覧ください。

文化祭ポスター

高3生がIllustratorでデザインしました。ここからすべてが始まります。

ポスター

パンフレット

高2生が文化祭のパンフレットを編集しました。こちらからダウンロードしてください。

必読!!

開会式の様子

緊張の開会式の様子です。大勢の観客の前で高2生が開会を宣言してくれました。

開会式

takefoの縁日

 当初、コロナ禍ということもあり、文化祭は午後の舞台発表のみで午前の部は行わない予定でした。しかし、高3生が「午前に縁日をやりたい」と言い、縁日の開催が決まりました。保護者の方々をはじめ、卒業生や教職員、また他校の教員、小さいお子さんや大学生までたくさんのお客さんが来てくれました。

縁日ののぼり

縁日の雰囲気がアップするように高3生がIllustratorでお店ののぼりを作成してくれました。

takefo
の縁日

縁日の配置図

射的、ピン球落とし、UFOキャッチャー、謎の箱、コイン落としの5つのお店が開店しました。

縁日大抽選会

すべてのお店を回ると輝跡シールがもらえて、最後に景品の抽選会に参加する権利を得られます。

「takefoの縁日」をもっとみる

囚われた先生を救え謎解き

 高2生が悪魔に扮し校長先生を捕まえました。すべての謎を解いて呪文を唱えないと助けられません。果たして30分以内に校長先生は救えるのか!?
 校舎の2階全体を使った謎解きアトラクションです。すべての謎は先生と生徒で作ったオリジナルです。また謎解きで使ったイラストはすべて高2生がIllustratorで描いています。

謎解きの悪魔の設定

悪魔の設定は文化祭パンフレットに詳しく載っています。よく読むと謎解きのヒントが・・・。

謎解きをしている様子

校長先生を救うためにみんなで協力して謎を解いています。すべての謎は、高2の生徒が作りました。

「囚われた先生を救え」をもっとみる

軌跡de輝跡光のアート

 文化祭のテーマである「輝跡(キセキ)」を光のアートで表現しました。会場の皆さんにも参加してもらいました。

第1のキセキ

会場のみなさんには内緒で「キセキ」と描いていました。種明かしは一番最後にしました。

軌跡de輝跡

第2のキセキ

会場のみなさんにそれぞれ自由に光のアートを楽しんでもらいました。

第3のキセキ

最後にそれぞれで数字を描いてもらいました。一番うまく描けたのは誰かな?

「軌跡de輝跡」をもっとみる

トネポケのコント「遅刻」

 お笑いトリオの「ジャングルポケット」のコントを参考にして、生徒2人と先生1人の3人で一回限りのトリオコントをしました。高3生徒の切れっぷりが見事で会場は大爆笑でした。

搭乗手続き

3人でハワイに行くはずなのに、あとの2人が来ず搭乗手続き締め切りのアナウンスが流れる。まだ来ない2人にブチ切れる高3生。

トネポケ
のコント

遅刻して高2生登場

任天堂スイッチを取りに帰るために遅刻してきた高2生。謝罪の言葉もなく「アロハ~」という高2生に対し、さらにブチ切れる高3生。

さらに遅刻して先生登場

パジャマのまま遅刻して来た先生に対し、自分も遅刻しているのにブチ切れて車いすでひこうとしている高2生とそれを止めようとしている高3生。

マジシャンmutouのミラクルショー

 高2生がオリジナルのマジックを見せてくれました。お笑いネタのようなマジックから本格的なトランプマジックまで盛りだくさんの内容でした。

液体の色が変わるマジック

透明の液体同士を混ぜると赤に変わり、さらに黄色い液体と混ぜると青に変わるというミラクルなマジック。

マジシャン

シルクハットからハトが?!

シルクハットから出てきたのは、紙に印刷されたハト?!次は、漢字の鳩?!ハート?!ハニートーストで略してハト?!会場は大爆笑でした。

予言が当たるトランプマジック

観客の大学生に渡してシャッフルしてもらったトランプが次々と予言していた通りのカードになっていく驚きのマジック。アクシデントもありましたが、見事成功!!

成長のキセキ①訪問教育部中学3年生

 離れた病院に入院している中学3年生の生徒がZoomで発表してくれました。タイトルは「私~病気が教えてくれたこと~」です。小学6年生のときに病気が発覚し入院生活を続ける中で、気づいた大切なことを発表してくれました。

中学3年生の生徒が長い入院生活があったからこそ気づいたことを発表しました。

プレゼン①

母の温かさやありがたさに気づき、部活の先輩が連絡をくれたり、友達とオンラインゲームをしたりして人の優しさや人のよい所に気づけるようになりました。

病気になったことによって、それまで気づけなかったことに気づくきっかけになり、今までの限界を超え成長することができました。

成長のキセキ②本校教育部高等部2年生

 本校教育部の高等部2年生が自分の障がいに気づいた小学生の頃に思っていたことから、刀根山支援学校に入学しプログラミングを学んでプログラマーになりたいとどのようにして思うようなったかを丁寧に話してくれました。タイトルは「自信を持って征く」です。

将来プログラマーになりたいと、なぜ思うようになったか。そのきっかけを様々な実践(オリジナルゲームやWEBページ、抽選機など)を通して紹介しました。

プレゼン②

プログラミングによって人を助けたいという思いを実際に助けた例(きれいな花が出る癒しのプログラムや体育祭の得点表など)を挙げながら説明しました。

「自分の生きる価値とは?」を考える中で、プログラミングならみんなと同じ土俵で戦えると思い、障がいのある先輩たちとの出会いの中で障がいのある人を勇気づけられるようになりたいとまで思うようになりました。

成長のキセキ③本校教育部高等部3年生

 本校教育部の高等部3年生が自分のコミュニケーション能力の向上、パソコンのスキルの向上、将来の考え方の変化について発表してくれました。中学生の頃の話から刀根山支援学校に入学し高3までどのような変化があったかを具体的な経験と出会いの話を交えて丁寧に説明してくれました。タイトルは「自分の成長について」です。

中学時代のわかば学級の思い出から話し始め、刀根山支援学校でたくさんの経験を積み、人前で話せるようになってきたことを説明しました。またパソコンが使えるようになり自分に自信が持てるようになりました。

プレゼン③

刀根山支援学校に来てから出会った担任の先生との関りを具体的なエピソードを交えて説明しました。先生が自分のことを理解してくれるから、自分のことを伝えることができるようになってきました。

職場実習や事業所見学を経て、在宅でもパソコンを使えば働けることがわかり視野が広がりました。また先輩たちの話を聞いて、将来の自立生活の参考になりました。どのように進路を決定し、今後どのようにしていきたいかを発表しました。

takefoの歌永遠甚だしい

 本校教育部の高等部3年生が文化祭の最後に「永遠甚だしい」を歌ってくれました。「将来」といういう部分に今の自分がとてもリンクしているので、この曲を選んだそうです。歌っているバックのスクリーンには、3年間の思い出の写真を歌詞と共に流しました。

takefoの歌

交 流

 文化祭を通して、地域の中学校、高等学校、大学生、卒業生、保護者や教職員など様々な交流が生まれました。

高校生と交流

地域の高校生も見に来てくれました。

交流

卒業生と交流

久しぶりの卒業生とも交流しました。

オンラインで交流

Zoomで見に来てくれた方もいました。

大学生と交流

大学生とも交流しました。

元担任の先生と交流

転勤された元担任の先生にも会えました。

記念撮影

最後にみんなで記念撮影をしました。

WEB作品展はまだまだ開催中!!

感 想

<参加者の感想>
※文化祭アンケートより抜粋

・コントが面白かったです。二人の会話のシーンで所々ツッコミがある所、放送を聞いた時の反応が面白かった。
・どれもよく準備された発表だったと思います。
・とても面白かったです!演技がとても上手でした!テンポ感もよかったです!先生と生徒の仲の良さも伝わってきました!
・昨年より成長した2人を見ることができました。
・午後前半はコントやマジックショーなど面白い内容で楽しかったです。後半ではそれぞれがプレゼンのような形でそれぞれの思いを伝えていて思わず涙ちょちょぎれました。
・2人の成長した姿が見られて嬉しかったです!ラストのライブも最高でした!
・お一人お一人が自分のことをしっかりと語っておられて素晴らしいと思いました。刀根山支援学校で学んだことを生かし、夢に向かっておられる姿に感動しました。同じ障がいを持つ小学生にみなさんのような先輩がいることをいつか知ってほしいと思います。
・午後の部は、生徒が2人とは思えない程のクオリティの高さでした。訪問の生徒さんも参加された成長のキセキは、3人それぞれの発表に個性が光ってました。本校の2人は年を重ねる毎に、いろいろな経験や日々の学習が、力や自信になっている様で、本当に感心しました。成長した2人の発表を安心して見ることが出来ました。
・生徒さんのこの1年の成長を目と肌で感じることができて幸せな時間でした。特に、発表に対する姿勢が堂々と自信にあふれているところ。日々の努力の賜物ですね。

高等部2年生の感想文

高等部3年生の感想文


刀根山支援学校の文化祭にご参加ご協力いただいた方々
ありがとうございました。

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