高等部3年生 修学旅行

 高等部3年生6名は、10月26日(水)から28日(金)まで、修学旅行に行きました。26日朝、高等部1、2年生の生徒や多くの教師、学院の方々の盛大な見送りを受け、学校を出発しました。そして、地下鉄で新大阪駅まで行き、新大阪から新幹線のぞみ号に乗り込みました。生徒全員新幹線に乗るのが初めてで、東京駅までの3時間弱の間退屈するのではと思いましたが、おしゃべりをしたり、窓の外の景色を眺めたり、音楽を聴いたり、お弁当を食べたりしていると、あっという間でした。

  

 1日目の見学地は江戸東京博物館です。江戸時代の乗り物である人力車や籠に乗ったり、江戸の町の模型を双眼鏡で眺めたりして東京の歴史を体感しました。1時間余りの見学の後、いよいよヒルトンホテルへと向かいました。

  

 私たちが宿泊した部屋はハッピーマジックルームという名前がついており、エレベーターを降りたところから部屋の中まで、まるでおとぎの国に来たような内装でした。部屋の鏡の横にあるボタンを押すと、鏡の中から女の子が現れるというしかけもあり、それが気に入って何度もボタンを押している生徒もいました。

 夕食はナイフやフォークがたくさん並んでいるコース料理で、みんな少々緊張しながらも、「こんなにおいしい料理は初めてだ。」などと言いながら夢中で食べていました。

  

 2日目は、終日東京ディズニーランドで過ごしました。平日にもかかわらずたいへんな人混みで、またその人たちの半分ほどがハロウィンの仮装をしており、生徒たちは周りをきょろきょろと見渡しながら、聞こえてくる音楽を聴いて楽しんでいました。

 夕食後、夜のパレードを見るために最前列を確保して、おしゃべりをしながら待っていると、どこからともなくディズニーミュージックが流れてきました。そして向こうの方からきらびやかな乗り物が次々にやってきて、目の前を通って行きます。どの生徒もまるで魔法にかかったかのような表情で、目をキラキラとさせながらその様子を眺めていました。

  

 

 3日目の修学旅行最終日、生徒6人はそれぞれ楽しかった思い出を胸に新幹線に乗り、大阪へと戻ってきました。学校の玄関で出迎えの先生たちに、「一生の思い出ができました。」と語った生徒もいました。この言葉のとおり、3年生6名の心の中には、3日間の出来事がいつまでも大切な思い出として残ると思います。