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第2話 大阪北視覚支援学校の子どもの数がめっちゃ減ってるやて、何で?

古い卒業生の北やんが、「なあ校長はん、ワシらが学校におった頃は350人くらい生徒がおったけど、今は50人そこそこやて?何でなん?」と聞いてきはったんで、こう答えました。

「いまは、全国的に子どもの数が減ってるのと同じように減ってきとるんですわ。それに加えて、医学の進歩で北やんがおった昭和40年代頃に比べるとそれ以上に大きく減ってまんねん。おまけに、10数年前からインクルーシブ教育ちゅうのががどんどん進んで、視覚に障がいがあっても地元の小中学校に通う子どもが増えたんですわ。」

「そないなわけでめっちゃ減ってるちゅうことでんな。そんで、これからどないなりまんねん。校長はん。」

「これからどうかちゅうと... あんまり明るい話にはなりまへんな。」

「何ででんねん」

「何でや言うたら、これからもっと子ども少なくななりまっしゃろ。どないしまひょ。」

次回に続く