【変更】春季休業期間中の教育活動等について

新型コロナウイルス感染症対策のための府立学校における一斉臨時休業について、ご理解・ご協力をいただき、ありがとうございます。また、新型コロナウイルスに関する様々な報道等で、ご心配をおかけしていることと思います。
昨日(3月20日)の府コロナ対策本部会議において、一旦活動再開を認めた4月7日までの教育活動等については実施しないという改めての判断がなされました。
以下、3月20日の教育長からのメッセージです。
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府⽴学校の児童・生徒等、保護者及び学校関係者の皆さんへ
新型コロナウイルス対策にご協⼒をいただき、感謝申し上げます。
さて、3 月 23 日(月)からの学校での「教育活動等(部活動を含む)の再開」を楽しみにしておられた方も多いことと思いますが、本日(3月20日)午前 11 時から、大阪府庁において「第 9 回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」が開催され、春季休業期間中等の学校における「教育活動等(部活動を含む)」の取扱いについての方針が再度決定されました。
残念ながら、「3 月 23 日(月)から 4 月 7 日(火)までの学校における教育活動等は⾏わないこととする」というものです。つまり、春休み中等の部活動については、一旦「実施してもよい」という判断を⾏ったのですが、本日の会議でそれが撤回され、「実施しないこと」となったということです。
部活動などの再開を楽しみにしておられた児童・生徒等、保護者、学校関係者の皆さんには大変申し訳なく思っています。こうした判断に至った理由を申し上げますので、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
まず、昨日(3月19日に)開催された政府の専門家会議では、「感染拡大している地域では⼀律⾃粛の必要性を検討」とあり、大阪は感染が拡大している地域と認識しています。また、昨日の段階で、大阪府の専門家の方からは、「府内には感染源不明の感染者が増加している」「海外(主にヨーロッパ)における爆発的感染拡大により、海外からの帰国者が多く、関⻄国際空港を擁し、大都市部である大阪の感染拡大リスクが高まってきている」ことから、「現時点でのイベントや教育活動等の再開を延期することは妥当である」とのご意⾒をいただいています。加えて、「厚⽣労働省新型コロナウイルス クラスター対策班」の専門家の方からは、厚生労働省を通じて、大阪府に対し、適切な対策を講じなければ最悪のケースとして、3 月 20 日から 27 日の間に 586 人の患者(うち重篤者 39 人)、3 月 28 日から 4 月 3 日の間に 3,374 人もの患者(うち重篤者 227 人)が発生することになる(大阪府、兵庫県の合計)という注意喚起がなされました。
感染の状況に応じた取組みを適切に実施することがとても重要であり、現時点は、感染が拡大するかどうかの瀬⼾際ともいえます。こうしたことから、本日の会議では、「府が主催するイベントや休館している施設は引き続き自粛する」こととあわせ、「一旦活動再開を認めた『教育活動等(部活動を含む)』についても実施しない」という決定が⾏われました。なお、4 月 8 日(水)以降の学校再開の可否については、⽂部科学省の基準に照らしながら、4 月 3 日(⾦)までには決定をするということも確認されました。
以上、大変申し訳ありませんが、重ねてご理解とご協⼒をお願い申し上げます。
令和 2 年 3 月 20 日(⾦)
⼤阪府教育⻑ 酒井 隆⾏
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生徒の皆さん、保護者の皆様には、情報が二転三転し、ご心配をおかけすることになり申し訳ありません。
3月23日(月)は、教科書販売、成績通知表配付等は予定どおり実施しますが、その後の教育活動(部活動を含む)については再開ができなくなっております。
今後新たな情報が入り次第、学校からも必要な情報を随時お知らせします。ご心配をおかけすることになり申し訳ありませんが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。