大阪府吹奏楽コンクール北地区大会


こんにちは吹奏楽部です!

7月24日(日)に、大東市立総合文化センター、サーティホールにて大阪府吹奏楽コンクール北地区大会が行われました。本校吹奏楽部は、課題曲Ⅳ「サーカスハットマーチ」、自由曲「ハイランド讃歌」を演奏しました。

結果は銅賞。

「絶対金賞」を目標とし懸命に練習を重ねてきた私達にとって、決して喜ぶことのできない色でした。

昨年休校期間や文化祭が重なり、思うようにコンクールの練習が出来ず、たった2週間でコンクールの曲を仕上げ本番に出場し、銅賞という結果になりましたが、それとは全く比べ物にならないほどの悔しさでした。

去年のようなことを繰り返さないために、76期が主体となって早くからコンクールについて見直し、1月から練習方法や目標を模索し確立させていきました。しかし、新たな練習方法に抵抗を感じてしまう人も少なくありませんでした。仕方がないことだとは思います。それでも少しずつ新しい練習に慣れていき、4月に入部してくれた1年生に曲や楽器について一から教えたり、多忙だった6月は76期だけの舞台が多かったものの、76期の音にまとまりが出てき、今までの練習の成果が見え始め、7月に入ってからは、部員全員で最終の仕上げに取り掛かっていきました。練習最終日には、今までで一番の渾身の演奏をし、部員も自身に満ち溢れていました。
それでも結果は銅賞でした。
「何があかんかったんやろ。」「これ以上何したらいいん。」
結果を聞いたとき、こう言い出す部員もいれば、泣き出す部員、何も言えず俯く部員、じっと私の顔を見て話を聞く部員、さまざまでした。もちろん私もこれ以上ないほどに悔しかった。

コンクール後の部活休み明け、すぐに反省会を行いました。今回の反省会は反省点だけを発表するのではなく、その反省が発生した原因、その反省点や問題点の改善点も一緒に発表してもらいました。原因には、環境要因である「時間」「場所」は含めませんでした。言い訳になるからであり、与えられた時間と場所で、今自分ができる最大限のことを考えて行う。そのことを念頭に置いてほしかったからです。
原因を発表してもらうことで、今までの自分たちの練習方法には問題点があるという自覚があった、ということに気付けました。また、自分たち基準で「金賞」を考えていたため、「昨年よりも良い演奏だった=金賞ではないか」という甘い考えになっていた、という指摘もありました。黒板が真っ白になるほどにたくさんの意見が聞け、部員の中でも今回のコンクールを見つめ直すことができ、そして、心に刻まれるものがあったと思います。


これからは畷吹の後半戦がスタートします。コンクールが主な行事の前半戦、演奏会が多くなる後半戦。この2つには大きな違いがあります。それは、お客さんが畷吹の演奏を聴きに来てくれたのか否か。前半戦でもイベントが多く、畷吹の演奏を聴きに来てくれたお客さんも多くいましたが、大きなイベントであるコンクールでは、畷吹の演奏を聴きに来てくれた人もいれば、他校の演奏を聴きに来たお客さんもいる。しかし後半戦は、そうではない。演奏会の開催を宣伝し、それを見て「聞きに行きたい!」と思ってくださった方々が、わざわざ畷吹の演奏会に足を運んでくださる。私達はその人達のためにどんな演奏を届ければよいのか。そもそもなぜ音楽をしているのか。反省会のあと、それを部員に問いかけてみました。聞いた部員に共通していたのは


「畷吹の演奏を、来てくださったお客さんの心に届けたい。」


後半戦はその気持を持って日々の練習や演奏会に挑んでほしい。私はそのことを部員に伝えました。コンクールだけでくよくよしていたら、これからの演奏会はいいものにならない。気持ちを入れ替えて、毎回の演奏会を、前回の演奏会よりも素晴らしいものにしていく。それくらいの意気込みで後半戦に挑んでほしいと思います。


さてそんな畷吹、9月24日(土)に、本校の鹿深野ホールにて、定期演奏会コスモスコンサートを開催いたします!
詳細は追って吹奏楽部のブログに掲載いたします。(来場可能対象者についてもこれと同時にお知らせする予定です。)
畷吹のモットー「Music with heart 誰の心にも暖かく響く音楽を」を見つめ直し、来てくださるお客さんの心に温かく響かせられる演奏を実現できるよう、部員一丸となってコスモスコンサートに向けて練習しておりますので、ぜひ足をお運びください!

長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
これからも畷吹への応援をどうぞよろしくお願いいいたします!

2年部員

記載:主顧問