金曜日の「お薦めYouTube」

【教員をめざされる方、子育てに興味のある方へ ~生きる教育~】

この職について9年目になり、様々な所で、様々な学校が行動というか実践というかをされているのを学んで来ましたが、「組織として一番凄い」と衝撃を受けたのが大阪市の生野南小学校でした。5年前くらいでしょうか、

その内容を記した本が出たということで読ませてもらいました。やっぱり流石というか凄いというか素晴らしいというか壮絶というか、尊敬しました。(サ行ばかりですね)

(例えば)本文1p、6行目

 しかし、10年前(2011年度当時)の生野南小学校では、激しい暴言・暴力、規律違反や窃盗、器物破損、授業離脱、教師への反抗が連続的、多発的に起きていた。筆者(小野)が担当したクラスでも、他校で経験したのとは異なる質の「荒れ」を経験していた。たとえば、スイッチが入るとプロボクサー級のスピードでこめかみを一発なぐる、相手がうずくまった瞬間にみぞおちを膝蹴り、よろめいた相手の髪の毛をつかんでおでこを壁に打ち付ける、倒れた相手の上に馬乗りになり、ぼこぼこにするといった激しい暴力をふるう子どもたちがいた。
 〜中略〜
10年前に見られた子どもたちの「荒れ」は、こういった複雑な社会的な背景によってもたらされると言えるだろう。

この状態を10年かけて、素晴らしい、通いたい学校にされたプロセスを、きれい事抜きの言葉で記されていて、本当に勉強になりました。

そしてこの取り組みを記しYoutubeもあることがわかりましたので紹介します。長いけれど、教員をめざされる方や、子育てについて興味のある方、時間のある時に学んでください。お薦めです。

【「生きる教育、性教育、どうやって広める?〜包括的性教育の大切さ〜 2時間1分】

https://youtu.be/erfST4HgdDU

★金曜日には、生徒に見てほしい「YouTube」を紹介していきます。学校の育成生徒像である「Challenge and Hospitality」=「登美高生は強いから優しい」という表現に沿う形のものを紹介しますので、週末、何分か、時間をお貸しください。