アンモナイト Ammonites
- 軟体動物門 頭足綱 四鰓亜綱 菊石目 [約200科 1500属]
- シルル紀後期に、オウムガイの祖先型で古生代に栄えた直角貝の仲間から出現したとされ、白亜紀末に絶滅。
- 特に中生代の重要な示準化石。
- トリアス紀までの「古生代型」とジュラ紀以降の「中生代型」とに大きく分かれる。
- 石灰質の殻を持っており、その表面装飾、巻き方、突起の有無、縫合線(殻を多くの部屋に仕切っている壁と殻との交わる所)の形などで分類される。
- 殻の直径は、普通数cm程度。
- 白亜紀に入ると大形のもの(最大径7m=ドイツ産)や異常巻きのものが目立つようになる。
- すべて海生。多くは遊泳し、漏斗管から水を噴射して急に動くこともあったと考えられる。現生のオウムガイに似ているが、共有形質の多さからイカ・タコに近いと考えられる。