今日の修学旅行

1月29日から2月1日までの修学旅行中の出来事を掲載いたします。

画像付き(80K)はこちらへ


1月28日(火)
4時限目終了後体育館で結団式を行い、本校音楽科内田教諭による蛇味線演奏と歌によるエールが送られました。


1月29日


出発
出発時、関西空港は風強く、かなり寒かった。一時雪がちらつくほどであった。飛行機は少々遅れるも、AB班ともども無事沖縄到着。沖縄の天候は晴れ、気温21度、湿度40%、出発時に羽織っていたコートを一枚ずつ脱ぎ、ポロシャツ1枚でも袖を折り曲げたい雰囲気であった。行きの飛行機では門真南高校も同じ飛行機に搭乗していた。
嘉手納基地をみる(QuickTime Movie)へ
宿舎到着!
旅行中のベースである宿舎「ホテルみゆきビーチ](tel 098-967-8031)は海岸すぐそばにあり、到着するや否や、生徒たちは早速靴を脱いで海に足をつけていた。水温は20度ぐらいとのことで泳ぐには無理がある(それでも売店で水着を購入しようとするものがいた)。ビーチボールを持参するものもいて、沖縄の海を満喫した。本日夜8.00からは宮良ルリさん(ひめゆり記念館で普段は体験を話しておられます)の講演がある。
明日は壕やひめゆりの塔の見学等、平和学習中心に過ごす予定である。
沖縄観光へ

1月30日(木)




今日の出来事
気温22度、快晴。大阪では4月末から5月連休にかけての陽気であろう。本日は全クラスが3つのグループに分かれて沖縄本部の戦地跡を中心に平和学習を行った。(詳しくは以下の生徒のレポートにあります)本日特筆すべきは遅刻者の合流。昨夜4名ほど体調不良者が出たが、通院により快方に向かう。明日はクラス別の沖縄観光である。
生徒よりのレポート
沖縄はとてもきれいで美しいところです。そして沖縄に飛行機で着陸したとき「えー、ここって大阪と同じやんか!大陸続いてるん?!」と思うほど日本の一部なのです。他府県と変わらないのです、、、。でもそれもつかの間のことでした。東南植物園を見学し終えた後、私は2つの衝撃を受けました。米軍の戦闘機のようなものが沖縄の美しい空を飛んでいたのです。はじめてみた驚きとともに「あ、やっぱり米軍基地があるのだな、、」という事実を知りました。そしてその米軍基地へも今日行きました。中にはいれてもらえなかったものの、あれは見るだけでも実感がありました。普通に車が走っているのに、その奥にはやはり、あの戦闘機のような怖ろしいものがありました。壕に入るとき、、さまざまな思いが頭をよぎりました。昨夜聞いた宮良ルリ先生の貴重な話し、学校で見た映画「ひめゆりの塔」、、かわいそう、悲しい、でもその事実を過去の出来事を私の身をもって知りたい、..怖い...という思い。それをこの修学旅行で体験することができ、わたしはとても「こうえい」に思いました。[2-9,今岡・中村]
安保の丘
9時にホテルを出て、私たちがまず最初にバスを止めたのは安保の丘でした。丘といっても意外なほど小さくてその小高い丘の前に延々と広がる米軍基地(嘉手納基地)の広大さに「うわぁ」という驚きの声があがりました。確かに、すごききれいに整備されていて一面に芝生が敷かれていて、例えばそれらが基地であることを知らない人にとっては、とても住みやすそうな土地に見えるぐらいです。金網の外からしか見ることができない私たち日本人がとても小さく感じられ、悔しくて悲しかったです。[2-9天川・西村]
摩文仁の丘・平和記念館
すごく景色がきれいで写真をたくさんとりまくりました。ここで起こったことを全然思い描くことができないほどきれいだった。
でも、地平線を見ていると...米軍の船が海をおおうほどやってきた昔のことを想像してみた。鳥肌がたつほど恐ろしい気持ちになった。[2-1,西口]
ひめゆりの塔 姫百合学徒隊の人たちの写真がずらっと並んでいるのを見て、この子達は青春まっただ中なのに楽しいことや将来の夢も語れなかったほどのひどい時代に生きて、とても悔しかったと思う。私たちは幸せな時代に生きられてよかった、という意味じゃなく、この事実を忘れず、平和を守っていきたい。
ガラビ壕
今日、壕に入ってあらためて平和の大切さを学びました。
あの真っ暗な中で兵士の傷の手当をしたり、むごい死体の処置を私たちと同じ年代の人たちがやってたなんて信じられませんでした[2-5,長浜さやか]
壕に入る前と後では、太陽の印象っていうか、意味がぜんぜん違って思えた。壕から出たとき太陽はすごく明るくてほっとした。[2-5,加藤香織]
(すべて原文のまま) この夜のキャンプファイアーより(QuickTime Movie)
LINK to 平和の観光スポットへ

1月31日


今日の出来事..本日はクラス別行動
日の出(7:00)より、曇り空。クラス別行動へバスで出かけてすぐ雨が降りだし、突然スコールとなる。ホテル近くの「万座毛」で最初の活動を始めた5組は全員がずぶぬれとなり、急遽ホテルへ引き返し、濡れた服を乾かすこととなった。スコールもすぐに小降りとなって、、4クラスが訪れた「ネオパーク」では傘をさしての見物となった。午後、ほとんどのクラスが訪れた沖縄海洋博記念公園では晴れ上がり、エメラルドビーチや、エキスポランドを満喫した。明日は首里城、那覇国際通りを観光して大阪へ帰る。
生徒よりのレポート
[ナゴパラダイス]
私たちはパネルをつくりましたが、とても面白かったです。写真を撮っていただけるのがうれしかったです。花びらをピンセットでとるのが難しかったり、のりずけもこまかくて、すごくじれったくなりましたが、出来上がりを見ると、すごくきれいだったので、うれしかったです。[2-8 国井]
[今帰仁(ナキジン)城跡]
桜が大阪の桃に似ていた。[2-6 須原]
[万座毛]
万座毛へ行った。風が強くて、崖から下を見ると、怖くて少しすくんでしまった。[2-1 丹田]
[ネオパーク]
今日はネオパークに行きました。はじめは動物ばっかりでくさいなあとおもったけど、えさをやっていると、だんだんかわいく見えてきました。リスザルやクモザルに餌をあげたときに手と手がふれて何ともいえない喜びを味わいました。天然記念物のヤンバルクイナもいました。大阪ではみれないような動植物が見られて、沖縄が本土と違う歴史を歩んできたんだなと思いました。[2-7 北薗]
ネオパークでのQuickTime Movie
[沖縄海洋博記念公園にて]
エメラルドビーチ  初めて生で見た沖縄の海は澄んでいて、大阪のものとは比べものにならなかった。私たちが小さい頃にいだいていた「海は青い」という忘れかけていたものを思い出させてもらった。そのため、まるで幼稚園児のようにはしゃいでしまった。あと、ビーチで外国人の方と会い、写真をとり、言葉を交わさずともコミュニケーションがとれ、それもまた楽しかった。
イルカショウー このごろこういうものを、意図的に見ようとしなかったので久々にすごく「ワー」とか「キャー」とか、作りものじゃなく本当の笑いが起こった。すごく楽しくて、バスに戻るためにその場を去るときは後ろ髪が引かれる思いだった。
イルカショウーのQuickTime Movieへ
[伊江島]
まず伊江島に着いて驚いたことは、海の色が全く違うということでした。もちろん、沖縄本土の周辺の海も、すごく綺麗なのですが、伊江島の海の色はエメラルドグリーンと淡い水色で、まるで夢の世界にいるような美しさでした。海岸に落ちている貝殻も色とりどりで、女子も男子も、先生も皆拾って持ち帰りました。
[城山(ぐすくやま)]
城山(ぐすくやま)は島唯一の山で、「伊江タッチュー」の呼び名で親しまれていますが、かなりの急斜面の岩山で、登るのにかなりの体力が必要でした。しかし、その頂き煮立つと、そんな今までのつらさが吹き飛ぶような絶景でした。伊江島が一望できるだけでなく、沖縄本土まで見えるのです。海と空の境目がぼやけていて、まるで空に浮いた島にいるような錯覚に陥ったりもしました。小さく見える畑も色鮮やかで、土はこんなに茶色かったのか、葉はこんなに緑色だったのか、と自然の色彩にも感動しました。
 雨が降ったら、何も面白くないと言われていた伊江島でしたが、私たちが行った時は、朝から降っていた雨が急にやみ、着いた頃にはカラッと晴れていました。本当に私たちは運が良かったと思います。[2-2野口]
[玉泉洞王国村]
今日は午前中に雨が降って残念だったが、昼からは晴れになってよかった。玉泉洞に入るととてもじめじめしていた。だけど、中はすごく興味をひくものだった。みんな、それぞれ工芸村で色々なものをつくっていたようだった。僕は陶器を作った。はじめは難しいと思ったが、結構うまく仕上がり満足だった。[2-1丹田]

2月1日



朝、午後とも定刻通りに行動。すっかり沖縄の気候に慣れてしまい、大阪の寒さを忘れてしまう。関西空港に着陸前に「大阪の気温は7度」と聞いて、生徒も教師も大きな溜息をついた。往路もそうだが帰路もジャンボ機のタッチダウンの瞬間、「おー」という安堵の声。生徒たちの本当に楽しそうで、良い思い出づくりができたことが最大の収穫である。

生徒たちより


首里城
今帰仁(ナキジン)城跡へいったときはあまり実感がわかなかったけれど、今日復元された首里城を見ると、文化の違いが良くわかりました。壮大な城を目前にして、新鮮な沖縄を感じることができて、とてもうれしく思いました。次の国際通り散策では、大阪に似た雰囲気と、沖縄県ならではの暖かい人柄にふれ、この修学旅行の最後を締めくくるにふさわしいものでした。奇跡の1マイルを自分お足で歩いたことにより、いっそう沖縄の平和を願わずにはいられませんでした。[景山ゆかり]
首里城散策
首里城の雰囲気は中国と似ているとバスガイドさんが言っていたとおり、自分が中国に来ているようだった。お城の中は赤と黒の色あわせですごく綺麗だった。王が座る部分がかたそうだったからきっと座りにくかっただろうなと思った。
国際通り散策
1時間半という短い時間だったので前の日の夜にみんなで行く場所を決め手いたけれどあまりのお店の数の多さに結局計画通りにできなかった。でも、大阪では売っていないものが買えたのでよかった。本当に1時間半という時間は短すぎた。次に来る機会があったら、もっとゆっくりと買い物したい。[2-3 渡辺]


終わりに


河南高校生2年生は無事、関西空港に降り立ちました。戦争の傷跡、観光など現代っ子の生徒にとっては一人一人感じるものはそれぞれ違うものがあるようですが、ひとまず大いに楽しみ友人と語らい、有意義な旅行であったようです。今後も生徒たちへの惜しみないエールを送り続けていきます。保護者、先輩の皆様方、熱き応援をよろしくお願いいたします。



ホームページに戻る