ケヤリムシ
ヤッコカンザシより大型の多毛類で、管の直径が1cmほどになる。そこから出る触手冠は大きく水中でよく目立つ。手で水流を起こしたり、ナイフの先端で触れると素早く管の中に引っ込む。これは、捕食者に対して有効な行動だろう。撮影のためにストロボを発光させても、触手冠は引っ込まなかった。田辺市天神崎で撮影。


ケヤリムシ鰓冠の収縮と展開
岬町の海岸で大潮の最干潮時の小さなタイドプールで、鰓冠を展開しているケヤリムシ個体を発見した。鰓冠にかるく触れると、棲管の中に引っ込んでしまう。しばらくすると、意外にダダ〜と鰓冠を出してきた。
広瀬祐司(動物行動の映像データベース:momo050909sj01b)