オビテンスモドキの寝床づくり
オビテンスモドキは砂のマウンドにサンゴ片を積み重ねて寝床をつくります。30分ほどかけて、おおよそ40個ほどのサンゴを運びます。最も大きかったサンゴ片は60mm x 75 mm x 150 mm (409 g)もありました。日没頃、サンゴの一部を動かして入り口を空け、そこから潜り込み、就寝します。この映像では、砂とサンゴ片を運び、口をほうきのようにして寝床の砂を盛り整えるシーンと、同一個体がその後に寝床に潜り込むシーンをまとめてあります。普通の魚には動かせないような大きなサンゴをいくつもかぶせることで、砂に潜って寝る他のベラ類から睡眠場所を守ることができているのではと考えています。
高柳茂暢(動物行動の映像データベース:momo031201nt01a)
ブダイ
白い頑丈な歯に注目、これで殻をもった生物でもバリバリ食べる。サンゴ礁域のブダイはサンゴの骨格ごとその中の個虫を食べるという荒技を持つ。カワハギの仲間はウニでもひっくり返してバリバリ食べる。

サザナミハギ
大きな群でサンゴ礁の上を移動している。かれらは底生の藻を食べる、ハナナガスズメダイのように縄張りを防衛するような魚がいても大勢で押し寄せると餌を取りやすい。もちろん、捕食者に対する警戒にもなる。慶良間諸島の外地島で撮影。

クマノミ
イソギンチャクと共生する魚として有名である。かれらは昼間活動して、夜はイソギンチャクの触手冠の中で過ごす。夜間はウツボなどの夜行性の捕食者に狙われるが、イソギンチャクの中は安全なのかもしれない。日本のクマノミ研究創始者のジャック・モイヤーさんに案内してもらい、三宅島にある氏の調査地で撮影した。クマノミは最初オスとして繁殖し、成長するとメスに性転換する。
