滋賀県立大学教授（湖沼環境実験施設長）の三田村　緒佐武先生を講師にお招きし、世界の湖沼における炭素、窒素、リン、ケイ酸などの生元素化合物の循環代謝過程及びその動的平衡が地球生態系を維持している現状を環境科学的に実習を交えて解説を頂きました。さらに最先端の研究方法と研究倫理についてもお話を頂きました。

　湖沼生態系の構造と機能を研究する上で、生元素の動態を知ることは重要です。本研修では窒素、リンと並び、水圏の生元素として重要なケイ酸の化学分析に関する講義を受け、分光光度計を用いたケイ酸塩の超微量分析の実習を行った。