研修風景
H20年度 小・中学校「理科」指導者養成長期研修

大阪府教育センターでは、「理科」指導者養成長期研修として、小学校と中学校の教員を対象に、
物化生地の各分野について、基礎から応用までの幅広い講義と実験・実習を行っています。
期間は半年間で、前期(4月〜9月)と後期(10〜3月)に分けて実施しています。
平成20年度からは、大阪市、堺市、東大阪市との共催で実施しています。

《後期:10月1日〜3月31日》

◎平成20年度(後期)閉講式

★後期閉講式  平成21年3月30日(月)
 
 平成20年度(後期)は、8名の研修生が半年間の長期研修を修了されました。
 
 右の写真は、閉講式において、研修生の代表が西川所長に向かって挨拶を行っているところです。

◎課題研究及び授業研究

平成20年度(後期)研修生が、半年間の研修の集大成として、課題研究発表会及び
授業研究発表会を行いました。

★授業研究発表会  平成21年3月24日(火)

@実験活動の整理と検討
     〜植物の養分と水の通り道〜
A6年「生物とかんきょう」
     〜光合成のときのガス交換の確認について〜
B交野山への道
     〜6年「大地のようす(1)大地をさぐる」地域教材〜
C6年「ものが燃えるとき」
D6年「電気の利用」
E中学3年「生物の細胞とふえ方」
F「描ける導線」を使った授業とその検証
G6年「生物と環境」実験活動の整理と検討
     〜植物の養分と水の通り道〜
授業研究発表会

★課題研究発表会   平成21年3月13日(金)

@児童が作って学べる発電機づくり
Aホログラムなどの立体像の作製
B「描ける導線」の研究
C原材料からの砂糖の精製
   
〜分蜜糖をめざして〜
D交野市の地層の広がり
   
〜ボーリング資料を調べて〜
E生活の中のアルカリの利用
Fブラックライトで見る世界
G金属の酸化の化学反応について
   
〜正確な定量実験を求めて〜

課題研究発表会  


◎研修内容

★化学分野(2月17〜20日)
N糖類(炭水化物)
O染色の化学
P合成高分子
ショ糖水溶液の加熱
黄金色のべっこう飴
タデアイからインディゴ色素の抽出
色素に布を浸漬
線香花火に着火

線香花火
N糖類(炭水化学)
 ショ糖は、温度と冷却の方法によって結晶の状態が異なります。ショ糖水溶液を155℃まで加熱して急冷すると、黄金色のべっこう飴になります。
O染色の化学
 乾燥させたタデアイからインディゴ色素を抽出し、布を浸漬して染めました。天然の色素に秘められた化学の力を実感しました。
P合成高分子
 アクリル毛糸を硝酸カリウム水溶液に浸し、乾燥させてから鉄粉をすりこんで先端に着火すると・・・線香花火ができます。


★物理分野(2月9〜16日)
L電気回路の実習
M身の回りの環境
N物質の構造
O電流と磁界
P物理ものづくり
電気回路の作成 「はかるくん」での計測 物質構造の講義
L電気回路の実習
 
電子部品のはたらきや電気回路の基本を学びながら、ブレッドボードで点滅回路をはじめ、いろいろな回路を試作してみました。
M身の回りの環境
 
自然界の放射能を「はかるくん」を用いて測定しました。身近な物にも放射能をもつ物質があることがよくわかりました。
N物質の構造
 
二酸化炭素の液化などを通して、ミクロな視点から物質の構造を考えました。
地磁気による電磁誘導 永久ゴマ 着磁器の作成
O電流と磁界
 
電流の作る磁界を鉄粉や方位磁石で調べました。コイルを動かすだけで地磁気よる誘導電流が流れることを体験しました。
O電流と磁界
 
電流と磁石のはたらきで、電池が消耗するまでずっと回り続ける永久ゴマを作りました。
P物理ものづくり
 
レンズ付きフィルム内の回路を利用して、着磁器を作りました。磁石の極を変えることができました。


★化学分野(2月2、4〜6日)
JK有機化学
Lタンパク質
M電池・電気分解
弾むシャボン玉 乾電池の分解
JK有機化学
 身の回りの有機化合物の一つとしてセッケン・洗剤を取り上げ、弾むシャボン玉を作りました。
 合成洗剤に洗濯のりやグリセリンを加えると丈夫になり、手袋をして弾ませまることができました。
 ひととき、童心に返りました。
Lタンパク質
 大豆を使っての豆腐づくりや、牛乳からのチーズづくりなど、生活の中のタンパク質を探究しました。
 市販の豆乳とスポーツドリンクを使って、デザート感覚の豆腐づくりにもチャレンジ!
M電池・電気分解
 
酸化・還元の応用として、いろいろな電池について学びました。
 マンガン乾電池を分解して仕組みを調べ、再び組み立てて、電池として使えることを確認しました。
(アルカリ乾電池は、分解しては危険です。)


★物理分野(1月27,29日)
J静電気
K電流のはたらき
ケルビン発電機の検討 静電気の電圧測定 プラコップのライデン瓶
J
 
いろいろ試しながら、ケルビンの水滴発電機の原理を考えてみました。水も帯電することが、よく分かりました。
J静電気
 
電気メータで、ケルビン発電機の電圧を測定してみました。1万5千ボルト程度ありました。静電気は電圧が高いですね。
J静電気
 
透明プラスチックコップの底面と側面にアルミ箔を巻き付けたものを2枚重ねて、簡易ライデン瓶を作りました。
電流の鋼球モデル 超伝導による浮上 真空中での芯の発光
K電流のはたらき
 
金属中を電気が流れるしくみについて、板に打ち込んだ釘の間に鋼球を転がすモデルで考えました。
K電流のはたらき
 
教育センターで作製した超伝導物質を、液体窒素で冷やして磁石の上に浮かせてみました。
K電流のはたらき
 
真空中でシャープペンシルの芯に電流を流して、エジソンの電球を作ってみました。

★生物分野( 1月19日〜22日)  
N水環境科学と教材化
O生物による環境浄化と酵素科学
P動物の細胞と組織
Q遺伝子DNA
N水環境科学と教材化
 
河川や湖沼の水質と生物との関わりについて学び、藻類を用いた水質判定法の実習を行いました。
O生物による環境浄化と酵素科学
 
生物による環境修復について学び、実習の際に生じた実験廃棄物の生物処理を行いました。
P動物の細胞と組織
 
細胞、組織、器官、個体の関係を学ぶと共に、動物を主として細胞と組織の観察実習を行いました。
 電子顕微鏡による観察も行いました。
   
Q遺伝子DNA
 
遺伝子とは何かを軸に、近年の生命科学の先端的な内容を学ぶと共に、教材化について話し合いました。
      


★化学分野(1月13〜15日)
H気体・化学平衡
Iものの燃え方
J金属
シャルルの法則 ろうそくの火を長く灯す実験 おもりの結合
H気体・化学平衡
 流動パラフィンを使ってガラス管の中に空気を密閉し、温度を変えて体積を測定しました。気体の体積は温度に比例することがわかり、測定値から絶対零度を求めると、−273℃と出ました!
Iものの燃え方
 口の狭い容器の中では、ろうそくの火はすぐに消えてしまいます。でも、アルミ箔を使ったちょっとした工夫で、ろうそくを灯し続けることができるんですよ!ポイントは空気の流れです。
J金属
 
釣り用のおもりの端をカッターで削り、きれいに光る面を押し合わせると、2個のおもりがくっつきます!おもりは鉛でできていて融点が低いことや、金属のいろいろな特性を学びました。


★物理分野(1月5〜7日)
G波と音
H光の進み方
I偏光フィルム製作
音レンズ 音速の測定 光通信
G波と音
 
ヘリウム、二酸化炭素、空気で膨らませた3種類の大きな風船を使って、音レンズの実験をしました。音の屈折が体験できました
G波と音
 
塩ビパイプ中での音波の反射を利用して、音の速さを測定しました。
H光の進み方
 
紙コップの底に貼り付けたアルミ箔で光を反射させ、声の振動を離れた光電池に伝えて光通信をしてみました。聞こえてるかな?
光の屈折 光の回折 偏光フィルム
H光の進み方
 
コップに水を入れると、下に置いたコインが見えなくなるのはなぜでしょう。いろいろ試して考えました。
H光の進み方
 
レーザー光をCDで反射させ、溝による光の回折・干渉を利用して、CDの溝の間隔を測定しました。
I偏光フィルム製作
 
洗濯糊から作ったPVAフィルムをヨウ素で染色してから引き延ばし、偏光フィルムを自作しました。


★物理分野(12月26日) 
大阪市立科学館での研修「動きのあるアニメーションづくり」
アニメーションづくりの説明 フェナキスティスコープ作り ゾートロープの体験
 科学館の職員より、アニメーション作りの歴史について説明していただきました。  映画やアニメの原型のひとつとなったと言われている「ソーマトロープ」や「フェナキスティスコープ」を実際に作って、残像現象でどのように見えるか確認し、理解を深めました。  「ゾートロープ」は、スリットを使って残像現象を作り出す装置です。筒の内側に絵が等間隔で描かれており、回転させた筒のスリットから中の絵をのぞくことによって、動く絵を見ることができます。


★地学分野( 12月15〜18日) 
L四季の天気/雲の観察と写真撮影
M恒星とスペクトル/恒星の進化
N天体の分類/銀河系と宇宙の大規模構造
O天体画像処理実習
ハイドの実験の様子 太陽スペクトル観察のようす 最新の天文学の受講のようす
L四季の天気
 /雲の観察と写真撮影

 偏西風の蛇行の発生に関する実験(ハイドの実験)を行いました。
M恒星とスペクトル
  /恒星の進化
 太陽のスペクトルを天体観測室の壁へ投影し、連続スペクトルと吸収スペクトルを観察しました。
N天体の分類
 /銀河系と宇宙の大規模構造
  最新の天文学について小林英輔善兵衛ランド館長より講義を受けました。
影の長さの測定のようす 太陽高度方位測定器を用いた観測
M恒星とスペクトル
  /恒星の進化
 冬至近くの日に、太陽の南中高度を測定しました。身長と自分の影の長さから角度が分かります。
M恒星とスペクトル
  /恒星の進化
 太陽高度方位測定器を用いて、正午の太陽の位置を測定しました。

★生物分野( 12月8日〜11日)  
J扁形動物、昆虫
K生物分野における簡易測定
L軟体動物
M脊椎動物
J扁形動物、昆虫
 
プラナリアに代表される扁形動物を実態双眼顕微鏡を使って観察しました。混注の形態の特徴について、また、進化についても学習しました。
K生物分野における簡易測定
 
植物色素によるpH測定をはじめ、身近なものを用いた測定法の実習をしました。

L軟体動物
 
貝類を中心に軟体動物の形態観察のほか、タマキビガイの行動観察をしました。
 動物の環境に対する適応について考えました。

   
M脊椎動物
 
脊椎動物の特徴について学び、その生殖や発生過程の観察を行いました。
      

 

★化学分野(12月1、3〜5日)
D溶解・溶液
E酸とアルカリ
F教材づくり
Gガラス・プラスチック細工
ミョウバンの結晶作り 中和滴定曲線 電熱線カッター作り
D溶解・溶液
 きれいなカリミョウバンの結晶作りに挑戦しました。飽和溶液に種結晶をつるしておくと、一晩で大きく成長しました。    
E酸とアルカリ
 塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和滴定で、pH変化を測定し、コンピュータを使ってグラフ化しました。中和点前後のpHの急変がよくわかります。 
F教材づくり
 
木片、金属板、ステンレス線、バネなどを用いて、電熱線カッターを作りました。発泡スチロールを自在に切ることができます。 
<この実験の詳細はこちら> <この実験の詳細はこちら>
教具いろいろ ガラス玉作り ビン切り
F教材づくり
 
PETボトルで簡易キップの装置、水道ホースで超簡易アクリル水槽、クリスマスメロディカードを分解して導電テスターなど、いろいろ・・・。 
Gガラス・プラスチック細工
 ガラス細工の基礎から応用までを実習しました。写真は、試験管を用いて色ガラス玉を作っているところです。
Gガラス・プラスチック細工
 ガラスに少し傷を付け、電流を通じて熱くなったニクロム線を沿わせると、太いガラスびんも簡単に切れます。写真は、切れた瞬間です。
<この実験の詳細はこちら> <この実験の詳細はこちら>


★物理分野(11月25〜27日)
D基礎技術研修V,W
E仕事とエネルギー
F運動量と剛体の力学
アクリル板の曲げ加工 バネ電話でおしゃべり カップ麺容器の空中浮揚
D基礎技術研修V
 アクリル板を加工して、水槽を作りました。できあがった水槽は、光の屈折実験で使います。   
D基礎技術研修W
 スチールパイプを曲げて、バネ巻き器を作成しました。実際にバネを巻いてバネ電話を作ってみました。どんな声に聞こえるかな?
E仕事とエネルギー
 ドライヤーで風を送り、ピンポン玉だけでなく、カップ麺の容器を持ち上げてみました。風にもエネルギーがある事がよくわかりました。
ホバークラフトの滑走実験 やじろべえ 衝突球の調整
E仕事とエネルギー
 空気の流れを利用して滑走するホバークラフトを作製しました。輪ゴムのエネルギーだけで、信じられないほど進みます。
F運動量と剛体の力学
 針金とスーパーボールで重心をうまく移動させ、ユニークな発泡スチロールのヤジロべーができました。
F運動量と剛体の力学
 ガラス玉で衝突球を作りました。運動量とエネルギーが保存され、1個を動かせば1個が、2個を動かせば2個が動き続けます。


★地学分野( 11月17〜20日) 
H火山と火成岩
I野外実習「二上山」
J日射と気温
K天気の変化
亀の瀬の集水井 気象実験・測定装置類 測定データ
I野外実習「二上山」
 亀の瀬地滑り地域の集水井を上から見学しています。
J日射と気温
 気象の実験や測定する装置類です。
J日射と気温
 測定したデータをグラフ化したものです。


★生物分野( 11月10日〜14日)  
F水草の生態
G細胞分裂と前葉体の観察  
H刺胞動物    
I植物の組織
F水草の生態
 水草は光合成能が高く、成長も大変早く、教材生物としてよく用いられている。これは、衣裳ケースを用いた簡易水槽でホテイアオイを育てている写真です。
G細胞分裂と前葉体の観察
 シダ植物は前葉体に造卵器、造精器をつくります。また、胞子生殖を行うので適度の温度と湿度の条件が整えば胞子は発芽をします。
H刺胞動物
 イソギンチャクなどは毒のある刺胞を持ち、これを用いて餌となる生物を麻痺させて捕らえます。これは、淡水に見られるヒドラの写真です。    
   
I植物の組織
 植物の組織を観察するには切片を作る必要があります。これは、カミソリを用いて茎や葉の切片の作り方を学んでいる様子の写真です。
   

 

★化学分野(11月4〜7日)
@基本操作・物質の構成
A分子とイオン
B化学反応の量的関係
C状態変化
ガスバーナーの分解 ガラスの電気伝導性 酸化銅(U)の還元
@基本操作・物質の構成
 ガスバーナーを分解して、ガスの通路を確認しました。燃焼筒なしでも火がついています。

   
A分子とイオン
 ガラスの中にはイオンが含まれるので、加熱して融かすと電気が通るようになり、その後火から離しても電気を通し続けました。
B化学反応の量的関係
 酸化銅(U)に水素を送り込みながら加熱し、還元して銅に変化させ、銅と酸素の原子の質量比を求めました。
    
<この実験の詳細はこちら> <この実験の詳細はこちら>
大気圧による缶つぶし 摩擦熱で水が沸騰 減圧実験
B化学反応の量的関係
 大気の圧力の大きさを実験するため、アルミ缶を大気圧で押しつぶす実験を行いました。
"カンカンばこん"
C状態変化
 銅管に少量の水を入れ、ロープを使って擦ると、発生した摩擦熱で液体の水が沸騰し、水蒸気に・・・
C状態変化
 容器の中に風船を入れ、簡易減圧ポンプで容器内の空気を抜いていくと、風船がみるみる膨れていきました。


★物理分野(10月27〜30日)
 
@物理の考え方
A基礎技術研修T,U
B物体の運動
C運動の法則
@物理の考え方
 物理教育の現状と課題及び教育課程の変遷を紹介し、物理における実験・観察の意義、学校教育における物理の役割等について、話をしました。
 
A基礎技術研修T,U
 電気工作の基本的な技術を習得することをめざして、クリップモーター、紙コップスピーカー&マイクの製作、はんだ付けの実習(モノラルコード、リード線の製作)、簡易電流計の製作を行いました。
B物体の運動・運動の法則
 物体の運動に関する基本的な事項を学習し、記録タイマーを用いて、人の歩く速さの測定と、重力加速度の測定をおこないました。
<人の歩く速さの測定>
<重力加速度の測定>


★地学分野( 10月20〜24日) 

D野外実習「六甲山」
E化石・鉱物・岩石の観察
F野外実習「泉南」
G雲と降水
西宮市白水峡の花こう岩とれき層の不整合 岩石の観察のようす 貝塚市立善兵衛ランド
D野外実習「六甲山」
 西宮市白水峡の花こう岩とれき層の不整合を観察しました。
E化石・鉱物・岩石の観察
 様々な化石・鉱物・岩石を実際に手にとって観察しました。
F野外実習「泉南」
 貝塚市立善兵衛ランドも見学しました。


 
★生物分野( 10月14日〜17日)  
B校庭の雑草
C陸水生物と環境  
D微生物とその定量化    
E校庭の樹木
B校庭の雑草
 教育センターの裏庭に生えている草本をサンプリングし、植物の同定を行っているところです。
B校庭の雑草
 植物は外見だけでは種の同定ができません。実体双眼顕微鏡を用いて、花などの生殖器官の特徴を詳しく調べているとことです。
C陸水生物と環境
 大和川に生物と水環境調査のために出向きました。レーザー距離計や赤外線温度計などで河川環境を調べ、この後に水生生物の採集をします。

 
C陸水生物と環境
 採水してきた大和川の水質を調べました。これは、汚濁の指標の一つである亜硝酸態窒素の比色分析を行っているところです。
D微生物とその定量化
 細菌数を顕微鏡で数えることはあまりしません。これは、皆さんが持ち寄った試料を平板培養法で培養し
てコロニーを形成させているところです。
E校庭の樹木
 長居植物園には非常に多くの草本、木本があります。これは大きいですが、パンパスグラスと呼ばれる草本です。


★地学分野( 10月6〜9日) 

@地学オリエンテーション/気象観測
A天体の位置と運動/天体望遠鏡の操作
B大地の変化/流水の働き
C太陽の観測
天体観測室内の様子
C太陽の観測
 太陽のプロミネンスを観察しました。

 

★生物分野(10月 1日〜3日)  
☆オリエンテーションと顕微鏡の取り扱い  
@微生物とその培養  
A花粉・果実・種子   
☆オリエンテーションと顕微鏡の取り扱い
 
8名のメンバーで半年間の理科研修を受講します。オリエンテーションの後は顕微鏡観察を行いました。
 
@微生物の培養
 ボルボックスやミドリムシなどの微生物は室内にて、ウキクサ、オオカナダモなどの水生植物は野外に設置した水槽中で培養しています。
 
A花粉・果実・種子
 花粉は植物の種類によっていろいろな「顔」を持っています。これは、教材生物としてよく用いられているヒマワリの花粉です。

 

 

◎平成20年度(後期)開講式

平成20年度(後期)は、8名の研修生が半年間の「理科」指導者養成長期研修の受講に来られました。

★後期開講式  平成20年10月1日(水)

 平成20年10月1日に小・中学校「理科」指導者養成長期研修の開講式が行われました。
 右の写真は、開講式において、研修生を前に、大野次長が講話をしている様子を示したものです。
 

 

《前期:4月1日〜9月30日》

◎平成20年度(前期)閉講式

平成20年度(前期)は、11名の研修生が半年間の「理科」指導者養成長期研修を修了されました。

★前期閉講式  平成20年9月30日(火)

 平成20年9月30日に前期の小・中学校「理科」指導者養成長期研修の閉講式が行われました。
 右の写真は、閉講式において、西川所長から研修生一人ひとりが修了証書を受け取っている時の写真です。
 翌日からは学校に戻って研修で得た知識・技能を児童・生徒に還元すべく、心の準備をしています。
 


◎課題研究及び授業研究


平成20年度(前期)研修生が、半年間の研修の集大成として、課題研究発表会及び
授業研究発表会を行いました。

★課題研究発表会  平成20年9月5日(金)
@"クズ"のふしぎ大発見
A植物の洗浄効果
 
 〜昔の人々の洗濯を再現する〜
Bアリジゴクの巣の作り方について
C水草による水質浄化
 
 〜CODをつかって〜
Dハザードマップから地域をみる
E植物の光合成
  
〜光とデンプンのでき方を中心に〜
F起電戦士チャリダム
 
 「こいつ、動くぞ!」自転車発電V作戦
G大引海岸における海浜の粒度組成について
  
〜ビーチ・カスプと海浜の粒度組成〜
H天然酵母の酵素パワー
  
〜ブドウ(デラウェア)酵母を使って〜
I藻類の色素抽出に関する研究
  
〜溶媒と方法に関して〜
J
電場応答性イオン化ゲルについて
    〜ゼラチンは電気の力で動くのか〜
発表会のようす
自転車発電
★授業研究発表会  平成20年9月25日(木)

@岩石の成因と分類
  
〜火砕流や溶結凝灰岩について〜
A天気の変化
  
「台風と気象情報」「わたしたちの気象台」
Bものが燃えるとき
C月と星
D流れる水のはたらき
E電気であかりをつけよう
F秋の生物とそのかんきょう
  
〜身近な動物や植物〜
G電気の利用
H電流のはたらき
Iもののとけ方

J流れる水のはたらき

  

天気の変化
電気であかりを

◎研修内容 

★生物分野( 7月7日〜10日)  
M花粉・果実・種子  
N生物による環境浄化  
O動物の環境への適応   
P遺伝子
M花粉・果実・種子
 ユリをはじめとする身近な植物の花粉と花粉管の観察を行い、果実や種子形成について考察をしました。
 花粉管の伸長実験について説明をしている様子です。
N生物による環境浄化(1)
 下水処理場を例に、微生物による有機物の分解を学習しました。
 これは、研修を受けられた先生が撮影した活性汚泥中の微生物の写真です。
N生物による環境浄化(2)
 土壌微生物を用いた有機汚濁物質浄化のモデル実験です。デンプン溶液に活性汚泥を添加したものと添加していないものに、ヨウ素液を入れてヨウ素デンプン反応を観察しました。
 
 
O動物の環境への適応
 タマキビガイ他の動物に塩類濃度や塩類組成の異なる溶液を与えて、その反応を観察しました。
P遺伝子
 遺伝子とその発現について学習をしました。生物の発生過程で順序よく遺伝子が発現することに驚きました。
  

 

★化学分野(6月30日、7月1〜3日)  
J合成高分子  
K糖類(炭水化物)  
Lタンパク質   
M染色の化学
6,6−ナイロンの合成 ラテックスの指サック ラテックスの指サックを膨らまそう
「J合成高分子」
カルボン酸とアミンから、
ナイロンを作り、
巻き取りました。
「J合成高分子」
ラテックスを固めて、指サックを作りました(左)。
その指サックに息を吹き込むと、
風船のように膨らみました(右)。
<この実験の詳細はこちら> <この実験の詳細はこちら>
ポップコーン作り ポップコーン作り オブラートを使ってデンプンの加水分解
「K糖類」

爆裂種というトウモロコシの種を使って、
ビーカーの中でポップコーンを作りました。
ポンポンポンポン、はじける様子がよくわかりました。
「K糖類」
オブラートの膜の上に、
小さいろ紙を少しなめて置くと、
そこだけ穴が開きました。
(デンプンの加水分解)
<この実験の詳細はこちら> <この実験の詳細はこちら>
デンプン溶液でダイラタンシー 豆腐作り 紅花でTシャツ染め
「K糖類」
デンプンを水でよく練ると、
力をかけるとグッと固まり、
ゆるめるとドロドロに。
これが噂のダイラタンシー!
「Lタンパク質」

おなじみ!
豆腐を作っています。
「M染色の化学」
タマネギやタデアイの葉で、
布をいろいろな色に染めました。
Tシャツを紅花で染めて、
できばえに思わずピース!!
<この実験の詳細はこちら>


★地学分野( 6月25日) 

ドリーム21(東大阪市立児童文化スポーツセンター)での研修
ドリーム21の職員の方から、「ITC活用による、星の学習」の講義を受けました。 美しい天体画像をパワーポイントで表示しながらの講義は、とても分かり易いものでした。 プラネタリウム投影室において、「プラネタリウムを使った指導」について講義を受けました。
ドリーム21の説明 パワーポイントによる講義 プラネタリウム投影の様子


★物理分野(6月23〜26日)
 
I静電気/電流の働き
J電気回路の実習/物質の構造
K電流と磁界/電磁誘導
Lデジタルコンテンツ活用授業 模擬授業・発表
J物質の構造
気体の二酸化炭素を、固体や液体に変化させました。
J電気回路の実習
「ここと、ここをつないで・・・」配線に頭を悩ませながら、いろいろな電気回路を作りました。
K電流と磁界/電磁誘導
ストローを針にして、磁石とエナメル線で電流計を作りました。
二酸化炭素の三態変化 ダイオード点滅回路の作成 電流計の作成
<この実験の詳細はこちら>

Lデジタルコンテンツ活用授業 模擬授業・発表
理科ねっとわーくのデジタルコンテンツを利用した模擬授業を行いました。
電気の利用 発電・蓄電 生き物どうしのかかわり 水のすがた


★地学分野( 6月16〜20日) 

H雲と降水
I天体の分類/銀河系と宇宙の大規模構造
J野外実習「二上山」
K星とスペクトル/恒星の進化

 
J屯鶴峯の火砕流堆積物についての講義を受けました。 J大和川河川事務所亀の背出張所を見学しました。(写真は排水トンネルの内部です。)
屯鶴峯での観察の様子 亀の背の排水トンネル内


★化学分野(6月9〜11日)  
G溶解・溶液  
H金属と電池  
I有機化学の基礎
食塩の大型結晶 マグネシウムと高温の水蒸気との反応 テルミット反応 セッケン作り
「G溶解・溶液」
ミョウバンなどの結晶を作りました。
写真は、4年かかってつくった
食塩の大型結晶です。
(一辺7.5cmの立方体、質量約1kg
) 
「H金属と電池」
マグネシウムを高温
の水蒸気と反応させ、
発生した水素を
燃やしました。
「H金属と電池」
アルミニウムと酸化鉄
(V)の混合粉末に点火し、
鉄を作りました。
 
(テルミット反応)
「I有機化学の基礎」
牛脂(すき焼き用の脂身)
から、セッケンを作りました。
 
<この実験の詳細はこちら>
<この実験の詳細はこちら>
<この実験の詳細はこちら>
<この実験の詳細はこちら>


★生物分野( 6月12日) 

M動物の発生
M動物の発生教材として古くから用いられているアフリカツメガエルの卵に色々な操作を行いました。 Mアフリカツメガエルの卵を先細のピンセットで丁寧に取り扱いながら動物極、植物極の特徴の違いなど細密な観察をしました。  
イモリ観察 卵の観察  

 

★生物分野( 6月3日〜5日) 

J水草の形態
K細胞分裂・臨海実習事前研修
L臨海実習
J「水草の形態」の研修において水生植物の細部を実体双眼顕微鏡を用いて観察しました。 K「細胞分裂・臨海実習事前研修」において、学校の設備等で簡便にできるネギの根端細胞のプレパラートの作成と翌日の臨海実習の観察のポイントなどを学びました。 L臨海実習
和歌山県加太「城ヶ崎海岸」にて海の生物観察を行いました。当日は雨天でしたが、ウミウシなど多くの生物が見られました。
水生植物の観察 体細胞分裂に関する講義



★地学分野( 6月2日) 
堺市教育センターでの研修
 
堺市教育センター職員の方から、月の動きや満ち欠けについての講義を受けました。 天球上の月の動きについて理解するための教材を実習をしました。 天球儀を作るための材料一式をいただきました。(写真は完成したものです。)
職員による月の満ち欠けの説明 月の動きの教材作製 天球儀完成品

 

★物理分野(5月27〜29日)
 
F波と音
G光の進み方
H偏光フィルムの製作と実験、エネルギー変換と熱機関

G「光の進み方」
屋上に設置した「ピンホールカメラ小屋」で、光の進み方を調べました。
G「光の進み方」
自分たちで作製したアクリル水槽を用いて、
光の屈折、全反射の仕組みを調べました。
ピンホールカメラの実験 光の屈折、全反射の仕組み
<この実験の詳細はこちら>

★地学分野( 5月20〜26日) 

D野外実習「泉南」
E流水の働き/火山と火成岩
F野外実習「六甲山」
G恒星とスペクトル/恒星の進化

 
D野外実習「泉南」では、新しい露頭でアズキ火山灰層を観察しました。 D造成地に現れた、アズキ火山灰層を含む大阪層群の露頭
(和泉市)。
露頭での説明 露頭のパノラマ写真

 
★生物分野( 5月12〜15日) 

E動物の多様性
F陸水と生物
G緑色植物の光合成
H細胞と組織

 
 
F「陸水と生物」の研修において大和川で陸水調査をしました。 F「陸水と生物」の研修において水質化学分析をしました。 G「緑色植物の光合成」の研修においてガス検知管を用いた呼吸と光合成の実験をしました。


★化学分野(5月7〜9日)  

D状態変化 
E酸とアルカリ 
Fガラス・プラスチック細工
ドライアイスの液化 液体窒素 マロウブルーでpH
「D状態変化」
 ドライアイスを、塩化ビニル管
の中で液化させました。
「D状態変化」
 液体窒素で草花や空気、酸素などを冷やしてみました。
「E酸とアルカリ」
 pHによる、マロウブルーの
色の変化を観察しました。
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中和で水の生成 シランの発生 ガラス細工
「E酸とアルカリ」
 コハク酸と水酸化ナトリウムの
中和で、水の生成を確認しました。
「Fガラス・プラスチック細工」
 シランを発生させ、その反応の激しさを実感しました。
「Fガラス・プラスチック細工」
 ガラス細工で、蛍光灯の管の
加工に挑戦しました。
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★物理分野(4月30日〜5月2日)
 
C仕事とエネルギー
D基礎技術研修
E運動量と剛体の力学

 写真は「C仕事とエネルギー」で、穴の開いた"おたま" を使った表面張力の実験を行っている様子です。
              
              <この実験の詳細はこちら>

水の表面張力の実験


★地学分野(4月21〜25日)  

@オリエンテーション、
 天体観測の方法と太陽観測
A大地の変化
B気象観測
C天体の位置と運動

 写真は「A大地の変化」で、航空機から撮影されたステレオ写真を立体視して地形を調べている様子です。
              

ステレオ写真の立体視

★化学分野(4月14〜17日)  

@オリエンテーション、
 器具・薬品の取扱い、元素の周期表
A分子とイオン
B化学反応の量的関係
Cものの燃え方

 写真は「Cものの燃え方」で、シュウ酸鉄(U)二水和物から鉄の微粉末をつくり、空気中で自然発火させている様子です。
              <この実験の詳細はこちら>

鉄粉の自然発火

★生物分野(4月7〜11日) 

@オリエンテーション、顕微鏡の使い方
A微生物の培養と観察
B粘菌・シダ
C校庭の雑草
D細菌類の培養と教材化

 写真は「D細菌類の培養と教材化」の研修で、研修生が持ち寄った水について、その水の中の細菌を培養している様子を示しました。

細菌

★物理分野(4月1〜4日) 

@オリエンテーション、物理の考え方
A物体の運動・運動の法則
B基礎技術研修1
 デジタル教材「理科ねっとわーく」活用授業づくり

 写真は「A物体の運動・運動の法則」でつくった、風(空気)による種の飛び方や鳥の滑空を学ぶための、発泡スチロールの薄片模型です。

種の飛び方及び鳥の滑空を示す模型


◎平成20年度(前期)開講式

平成20年度(前期)は、11名の研修生が半年間の「理科」指導者養成長期研修の受講に来られました。

★前期開講式  平成20年4月1日(火)

 平成20年4月1日に小・中学校「理科」指導者養成長期研修の開講式が行われました。
 右の写真は、開講式において、西川所長が研修生に講話をしている様子を示したものです。



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