アオサギ
Ardea cinerea jouyi
コウノトリ目サギ科
分布 ヨーロッパの大部分、ユーラシア大陸・アフリカ大陸の温帯から熱帯、マダガスカル 日本の本州中部以北(北海道では夏鳥、本州・四国、九州では留鳥か漂鳥、奄美諸島以南では冬鳥) 生息環境 水辺に生息し、特に河川・海岸の近くによく見られます。 特徴 長い首や脚や大きな翼のわりには、胴体が短くて軽いので、似たような体型のツルやコウノトリなどと比べると、その身のこなしははるかに軽やか。 飛ぶ時は、その長い首をS字型にたたみ、ゆるやかなはばたきで飛びます。 ゴアーッと鳴き、飛びながらや夜間でも、鳴き声をあげることがあります。 冬羽は夏羽よりも全体に青みがなくなり、くすんだ感じ。 餌 広食性で、主に魚を食べていますが、カニ、エビ、貝などの水生動物のほか、カエル、カワネズミ、ハチなどの両生類、小哺乳類、昆虫類などいろいろなものを食べます。 左右の目の見える範囲は広く、待ち伏せしたり歩き回ったりして餌を見つけると、勢いよく首を伸ばして獲物を捕らえます。 繁殖 同種でコロニー(集団営巣地)を作る場合が多く、巣は普通、樹上高くに作られます。 4〜9月、年に1回繁殖し、繁殖期にはくちばしや脚などの羽毛の生えていない部分が、ピンク色の婚姻色を帯びます。 優雅で複雑な求愛動作の後に、一夫一妻のつがいが完成。 2〜5個の卵を産み、約25日間雌雄交代で抱卵した後、孵化します。 |
![]() |