トビ


Milvus migrans


タカ目 タカ科






      
分布
ユーラシア大陸やオーストラリア大陸、およびエチオピアなどに分布。
日本国内では九州より北に、留鳥として分布しています。


生息環境
ねぐらは森林の樹上にありますが、活動場所は川や湖などの湿地および平野。
都市のゴミ投棄場や、漁港などの餌の多い場所には大群でいることもあります。


特徴
通称トンビとも呼ばれる鳥です。
おなじみの「ピーヒョロロ」という声でのびやかに鳴き、
飛ぶ時は、からだの傾きを尾羽で上手く調節しながら、上昇気流をとらえます。
英名の「black kite」という名前の通り、たこ(kite)のように帆翔が上手。
日本産のワシタカ類では、唯一尾羽がM字型に切れ込んでいます。



主に屍肉を好んで食べますが、ネズミ、小鳥、カエルなどの小動物も食べる雑食性。
空中でトンボを捕まえて食べることもあります。
餌を見つけると、急降下して脚でさらいます。


繁殖
雌雄一対一の割合で、年に一度、2月から9月の間に繁殖します。
巣は皿形で、大木の枝の上に枯れ枝で作ります。
卵は2〜3個で、2日おきに1個ずつ産み、雌が約30日間抱卵。
40日〜50日程度で、ヒナは巣立ちします。
トビ



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