式辞・メッセージ集

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背中を押してくれた、あの時のあの言葉

お話された過去の式辞・メッセージをまとめています。
学校長ご挨拶
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2023年3月15日(水)3学期終式

 今日は、「勉強」について話したいと思います。
 皆さんは、この1年間で様々な教科・科目を勉強してきました。学校では得意な科目も苦手な科目も勉強できることがいいことです。得意な科目では、主体的にさらに知識を深める取り組みをし、苦手な科目では、まず基礎・基本の習得に努めて「わかる」楽しみを経験してもらいたいと思っています。常に、学び続けることは大切です。
 それから、学校での勉強には「段取力」の訓練の意味もあります。皆さんは、将来、社会に出て仕事をすることと思います。仕事には締切があります。かかる時間を見積もり、期限までにどのような優先順位で進めるかを考える「段取力」が必要です。
 勉強でも試験や課題提出という締切があります。考査日や提出日に向けて、勉強を進めたことと思います。欠点を取りそうな科目を優先して準備をした人もいるでしょうか。学年の変わり目はいい機会です。しっかりと振り返って、この春休みから行動に移してください。
 最後に、ドイツの小説家ゲーテの言葉を紹介します。
 「有能な人は常に学ぶ人である」
 以上、式辞といたします。

2023年2月28日(火)第38回卒業式

 春の訪れを感じるこのよき日に、卒業証書授与式を挙行できますことを、誠にうれしく思います。
 保護者の皆様におかれましては、卒業という節目を迎えられて、感慨もひとしおのことと拝察し、心からお祝い申し上げます。
 ただ今、卒業証書を授与しました皆さん、卒業おめでとうございます。昨年4月1日から成年年齢すなわち成人になるのが20歳から18歳に変わりました。早い段階から積極的な社会参加を期待されているのです。
 そのような皆さんに積極的に関わっていただきたいことが「SDGs」です。
 SDGsとは「持続可能な開発目標」を英語で表記した際の頭文字をとっています。2015年9月の国連サミットにおいて、「2030年までに達成すべき目標」として加盟国の全会一致で制定されました。世界の危機的な問題を整理し、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。地球規模で何に取り組むのかを具体的に示したものがSDGsです。17のゴール日(大目標)と169の小目標が定められました。
 世界中で取り組んでいくべき国際目標ですから、卒業生の皆さんにも積極的に、意識的に取り組んでもらいたいと思います。
 地球規模で、人や物、資本が移動するグローバル社会では、影響が世界中に連鎖します。フリードマンはこのことを「フラット化する世界」と表現しました。世界が縮小化・等質化しているとも言えます。気候変動や感染症等の問題も地球規模で影響します。
 SDGsは、世界全体の経済、社会及び環境の三つの側面を調和させるとともに、持続可能な世界を実現するための国際社会全体の普遍的な目標です。
 例えば、令和2年7月から全国でレジ袋有料化が導入されました。その目的はレジ袋の材料費が上がっているからではありません。これをきっかけに、使い捨てのプラスチックに頼ったライフスタイルの変革をめざしたものであり、SDGs対応の一つです。
 店舗で「食品ロス削減」という表示をよく見かけるようになったのも、別の対応の一つです。
 つくる責任・つかう責任、不平等、ジェンダー、エネルギー、気候変動、海洋資源、陸上資源など、SDGsの各ゴールに取り組んでいかなければなりません。
 今年で、SDGs15年間の取組期間の折り返し点となります。2年後の大阪・関西万博では、「SDGsの実現」がメインテーマになります。次世代を担う卒業生の皆さんには、持続可能な社会を創る人として、行動していくことを願って、式辞といたします。

2023年1月10日(火)3学期始業式

 おはようございます。今日から3学期が始まります。
 1月、2月、3月は、「一月日(いちげつ)往日(い)ぬる、二月日(にげつ)逃げる、三月日(さんげつ)去る」と言われています。これは、「1月は過ぎ去り、2月は逃げる、3月は去る」という意味です。実際に、この3か月間で皆さんの登校する日を数えてみると、1・2年生で36日、3年生で22日しかありません。
 3年生は卒業して社会へ飛躍し、1・2年生は次の学年へと進んでいくことになる短い期間が3学期です。しかし、冬のあと春の息吹を感じながら躍動していく季節とも言えます。
 「一年の計は元旦にあり」とは、一年間の目標は、初めに決めておくのが大切という意味です。このとき「目標を達成するための目的をしっかり持つ」ということが重要です。「何のために」という目的が必要です。目的なしでは、目標達成に向けた工夫や努力の継続は容易ではありません。目的を持ってスタートし、目標達成に努めながら、3学期そして1年間を過ごして下さい。
 以上、式辞といたします。

2022年12月23日(金)2学期終業式 兼 創立40周年記念式

 本校は今年度、創立40周年を迎えました。今日はその事を話題にしたいと思います。
 昭和58年、1983年に本校は創立しました。大阪府立高校として、守口市には守口高等学校、守口北高等学校があり、本校が3校めとして創立されました。既に守口高等学校および守口北高等学校は閉校となり、当時のまま続いているのは本校のみです。
 創立当初は1年生しかいませんので現在の1期棟のみ、今2年生の教室がある校舎だけでした。その後毎年、2期棟、3期棟と建設されていきました。
 創立40周年に際して、記念行事を計画した際に、新型コロナウイルスが蔓延してきたため、記念式典を行うことは避けることにしました。その代わり、圧倒的な存在感のある「40周年記念誌」を作ることとしました。表紙は、3年生のすばらしいF100号の油彩作品「裏葉柳日(うらばやなぎ)」です。第72回高校展絵画部門で受賞したものです。
 創立40周年に合わせ、ホームルーム教室8室の壁面プロジェクター及びマグネットスクリーン並びに25教室分の遮光カーテンを同窓会から寄付していただきました。また、PTAからも会議室のエアコンを寄付していただきました。
 これまでの40年を基盤として、次の50年に向けて、生徒・卒業生・保護者の皆さまとともに教職員力をあわせ、「チームもりひが」として邁進していきたいと考えています。今後とも、皆さんのご協力をお願いします。

2022年8月24日(水)2学期始業式 式辞

 おはようございます。
 この夏休み中に、大阪府公立高校進学フェア2023に参加し、さらに他の進学説明会にも参加してきました。進学フェアは過去2年間、Web形式になっていたため、ようやく集合形式で直接説明することができました。
 そのような場で本校の特徴を紹介し、また、中学生や保護者からの質問に答えてきました。
 本校は、「生徒の皆さんが希望する進路」の実現のために、前向きな姿勢で全教職員が全力でサポートすることを大切にしています。
 授業においては、1年生の国語・数学・英語において、少人数指導を行い、2~3年生においては、皆さん一人ひとりの進路希望に合わせた科目や少人数科目を用意しています。
 補習や講習もさまざまに実施していますので、積極的に活用してください。
 皆さん一人ひとり、自分を磨いてもらいたいと、英検や漢検、情報、数学等の各種検定の資格取得のため講習やアドバイスを行っています。また、部活動や学校行事、生徒会活動で自分を磨くということも大切です。
 これからも、本校は生徒の皆さんに、社会で通用する高い規範意識を身に付けて、地域社会に貢献できる人材になってもらおうと取り組んでいきます。
以上、式辞といたします。

2022年7月20日(水)1学期終業式 式辞

 今日は「気づく力」について、話したいと思います。
 高校を卒業してすぐに就職する場合も、進学してから就職する場合も、多くの人がどこかの時期に職業に就くことでしょう。職業として働いて収入を得る。その時に、言われたことだけを行う、しかも完成度が低い出来栄えである。これでは、職業人として頑張って取り組んでいるとは言えません。
 仕事上の指示には従う・ルールは守る、その上で、どこに課題があるか気づいて、どのように工夫すれば上手く仕事を進めていくことができるのか、いい出来栄えになるのかを考えて実行する。そして、完成度を上げていく。あるいは、相手が求めていることを考えて行動する。そのようないいサイクルを回していくために、皆さんにも「気づく力」を磨いてもらいたいと思います。その際、批評家になるのではなく、主体的に取り組んでいく人になることが大切です。
 日常生活においても「気づく力」は磨けます。これをするとどういう影響が出るのか、どうすればより望ましい状態にできるのか、そういう身の回りのことを気に掛ける夏休みを送ってください。
 以上、式辞といたします。

2022年4月8日(金)入学式 式辞

 草木が芽吹いて、生命が躍動する春のよき日に、第40回入学式を挙行できますことを、心からうれしく思います。保護者の皆様、お子様のご入学、真におめでとうございます。教職員を代表いたしまして、お祝い申し上げます。
 ただ今、入学を許可いたしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。これから皆さんが過ごす3年間が充実した日々となるよう、教職員一同、全力で取り組んでいきたいと思います。
 本校では「脳力開花」という言葉のもと、生徒の皆さんが持っている力を伸ばす取り組みを行っていきます。「脳力」には、頭脳の脳の字を当てはめています。生徒の皆さんに備わっている、あるいはまだつぼみかもしれない色々な力を咲かせてもらおうと、「解る、創る、伝える」をキーワードに取り組んでいきます。
 本校では、英語検定、漢字検定、情報処理検定など各種検定を推奨し、講習を行うなど指導をしています。
 一つひとつの努力を積み上げて、さまざまな「できた」経験をつなげて、自己肯定感を高めてもらいたい。多様で変化が激しい社会をのりこえていくエネルギーを蓄え、自信をもって行動できるようになってもらいたい。
 一人ひとりの生徒が希望するさまざまな進路の実現のために、前向きな姿勢で教職員一同、全力でサポートしていきます。そして、「自分の希望した進路に満足」となることをめざします。
 守口東を「もりひが」と略しますが、「ALLもりひが」として、教職員、生徒、保護者の皆様とともに連携して、生徒の力を育成していきます。是非、保護者の皆様のご協力をお願いします。
 ただ、これには、まず生徒の皆さん自身の頑張りが必要です。チャレンジのないところに成功はありません。今日から、「ALLもりひが」の一員として行動してください。皆さんの高校生活が、有意義なものとなるよう祈念して、式辞といたします。

令和4年4月8日
大阪府立守口東高等学校長

2022年4月8日(金)1学期始業式 式辞

 今年4月1日から、「成人」の定義が変わりました。
 明治時代から約140年間続いた民法の規定が変わり、成人をさす「成年年齢」が18歳に引き下げられました。18歳の誕生日からは成人となり、保護者の同意なしでさまざまな契約ができるようになりました。
 このことについて、皆さんは楽しみですか、不安ですか。NHKのアンケート調査によると、新成人は「楽しみ・どちらかと言えば楽しみ」が37%、「不安・どちらかと言えば不安」が47%であり、やってみたい事の最多はクレジットカードを作ることでした。購入が簡単で、ポイントが多くたまるのはうれしいですね。私も作っています。
 日々生活していく中には、さまざまな契約があります。成人後は契約書に名前を書いてしまうと契約完了となります。たといそれが自分にとって不利な条件であってもそれを守らなければなりません。高額な違約金請求など極端に不利な場合に訴え出て取り消すことができる場合もありますが、時間と労力がとられます。
 これまでは、「未成年者契約の取消し」という制度があり、保護者の同意なく行われた契約は取消しが可能でしたが、それができないのです。
 契約書には、長文の契約条項が記載されています。長文で難解な表現があるのですが、契約前にこれを読み解く力が必要です。金融に関する知識も必要ですね。本校での学びの期間に、成人になった際の生きる力の習得を図ってもらいたいと願っています。
 以上、式辞といたします。

2022月3月15日(火)3学期終業式 式辞

 おはようございます。今日は、学年の終わりということで、「片づけ」について話したいと思います。
 片付けが苦手な人は、一つひとつ気になってしまう、捨てるのがもったいない、また必要になるかもしれないと考えている内に物が増えてしまう。とりあえず残すではなく、思い切って捨てる。そうすることで、新しいことを始めることができるのです。
 さて、皆さんは次の学年を迎えるにあたり、何を片づけますか。「身の回りのもの」や、これまでの「生活習慣」など、いろいろと片付けるものがあると思います。
 学年が変わるときはいい機会です。次の三つの「リ」を意識して、行動してください。
 「リセット」、「リスタート」、「リメイク」
 皆さん一人ひとりには、伸びる余地が十分あります。自分を信じて、挑戦を続けてください。そのためには、プラス・ワンの努力が大切です。皆さんの4月からの1年間が充実したものとなることを願って、式辞といたします。

令和3年度 卒業証書授与式 式辞

 春の訪れを感じるこのよき日に、卒業証書授与式を挙行できますことを、誠にうれしく思います。
 保護者の皆様におかれましては、卒業という節目を迎えられて、感慨もひとしおのことと拝察し、心からお祝い申し上げます。
 ただ今、卒業証書を授与しました皆さん、卒業おめでとうございます。これからの社会を生きていく皆さんに、「ライフシフト」という言葉を紹介します。
 これは、リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットの著書「ライフシフト」及び「ライフシフト2」の中で人生モデルを説明する際に用いられているものです。これまでの人生モデルは、教育→仕事→引退の「3ステージ」でした。皆さんは教育のステージにいました。進学する人はまだそのステージが続きます。教育の次は、仕事のステージに移る人が多いでしょう。人生百年時代において、長い人生の間に決まったモデルではなく、教育の後に、仕事や教育、育児、介護などを様々な順で繰り返し取り組む「マルチステージ」を提唱するものです。
 私自身、教諭として高校に勤務した後に、再び学生として大学で二度学んでいます。つまり、教育→仕事→教育→仕事→教育→仕事となり、現在に至っています。3回の大学生活で、新しい知識と経験を得たことは良かったと感じています。このようなことをもっと多くの人が計画的に取り組んでいくと良いというのがマルチステージの考えです。平均寿命はますます延びていき、卒業生の皆さんの年代では半数が百歳より長く生きると予測されています。日本の人口は大きく減少しますが、元気な高齢者が増えると考えられています。
 また、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授が、アメリカの総雇用者のおよそ半数の仕事は自動化されるリスクが高いことを予測しています。さらに、AIつまり人工知能の浸透を受けてその予測が一層現実化してきました。このことはアメリカに限らず、日本においても同様です。AIが広がり、ロボットも増え、仕事が自動化されることは便利である一方、自動化により仕事がなくなる職種があると言えます。そのような状況で、仕事を続けていくためには、新しい知識を身に付けてスキルアップしていく必要があります。
 これから、皆さんはどのような人生を送るのか、自分らしい生き方は何かを考えながらマイストーリーを作ってください。皆さんの人生には、長い時間があります。多様な道を歩んでいくことを回り道と考えるのでなく、幅広い知識と経験を得て成長することができると考えていく。竹のようなしなやかさを備えた折れない心・不屈の精神で挑戦を続けていくこと。挑戦がなければ成功はありません。行動がなければ始まりません。
 最後に、卒業生の皆さんの輝ける未来での活躍を祈念して、式辞といたします。

 令和4年2月25日

2022年1月11日(火)3学期始業式 式辞

 今日は「健康」について考えたいと思います。
以前、健康診断を受けたときに、自分自身の食習慣と運動に関する調査に答える機会がありました。結果が届き、自分に関する栄養素の偏りとそれによる将来の病気の可能性について、まとめられていました。3か月毎に調査と結果が届くのですが、自分自身の健康づくりのために、意識して取り組んでいこうと感じています。
 さて、大阪府における新型コロナ感染者数は年が明けてから急増しています。オミクロン株は感染力が非常に強く、2回のワクチン接種を終えていても感染するケースが相次ぎ、これまで以上に感染症対策が重要となっています。すなわち、「3つの密日(密閉・密集・密接)を避けること」、運動中を除いて「マスクを正しく着用すること」、「手洗いの徹底」、「部屋の換気」などを確実に行ってください。
 感染の多くは、マスクをはずす飲食の場で広がっていることを考えて、生徒どうしの飲食は避けてください。新型コロナに感染する可能性が高いことは勿論のこと、濃厚接触者と判定されると14日間の行動制限を受けることとなります。そうなると出席停止となりますが、今の時期だと特に、2年生では修学旅行への参加ができず、3年生では高校生最後の時期に参加ができないことになります。
 皆さんが意識して取り組んでもらえることを願っています。以上で終わります。

令和4年1月11日

令和3年度 2学期終業式 式辞

 1年を振り返って、漢字1文字で表現する「今年の漢字」が、先週初めに発表されました。
 第1位は「金」でした。皆さんの中で「漢検」を受験している人がいますが、その漢検を実施している団体である日本漢字能力検定協会が、全国からの応募に基づき毎年12月に発表しているものです。
 今年の「金」の理由として挙げられていたのは、次のようなものでした。
・東京オリンピック・パラリンピックで多数の「金」メダルを獲得したこと
・大谷翔平選手をはじめ、各界で数多くの「金」字塔が打ち立てられたこと
・新型コロナに関連する給付「金」など、お金に関する話題が多く登場したこと
なお、第2位~5位は、「輪」日(リン/わ)、「楽」日(ガク/たのしむ)、「変」日(ヘン/かわる)、「新」日(シン/あたらしい)でした。
 さて、皆さんの今年の1年を漢字1文字で表すと何ですか。漢字1文字が難しい人は1語句でも構いません。また、来年はどんな漢字1文字や1語句で表すことができる1年間にしたいですか。昨日の芸術鑑賞でのセリフ「まだ見ぬ世界へ、力の限り生きていけ」に賛同します。少し難しい取組み課題かもしれませんが、自分自身の行動や目標を見つめなおすきっかけとなること、自分自身を客観視することにつながります。是非、取り組んでください。
 以上、式辞とします。

令和3年12月25日

令和3年度 2学期始業式 式辞

 おはようございます。東京2020オリンピックが17日間の熱戦を終えて閉会し、今日8月24日からはパラリンピックが始まります。出場までの各選手の努力に思いを馳せながら、テレビで競技を観戦していました。競技会場に行けませんでしたが、数多くの感動を受け取ることができました。皆さんの印象に残っている競技は何ですか。
 7月23日の開会式では、1824台のドローンが市松模様のエンブレムから地球の形に変わる展開に技術力を感じました。3Dピクトグラムも楽しかったです。8月8日の閉会式では、最後に電光掲示板に表示されたローマ字の「ARIGATO」という文字が記憶に残りました。「ありがとう」は感謝の気持ちが凝縮されたものであり、魔法の言葉です。
 日常生活においても、どの言葉を使うかで周囲の人も自分も気持ちが変わります。特に、「大丈夫」、「うまくいく」というような肯定的な言葉や「ありがとう」という感謝の言葉を使っていると、脳にはセロトニンという物質が増えて、穏やかな気持ちになります。言葉には大きな力があり、発した言葉によって身体に影響を及ぼすのです。「ありがとう」など、いい言葉を毎日使ってみませんか。
 以上、式辞とします。

令和3年8月24日

令和3年度 1学期終業式 式辞

 明日から夏期休暇となりますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、大阪府では8月22日まで「まん延防止等重点措置」に基づく要請がなされています。
不要・不急の外出は控えてください。多人数の友人どうしが、自宅や友人の家に集まったり、飲食したりすることなど、集団感染のリスクがある行動は控えてください。自分や周囲の人のために、一人ひとり意識して、マスク着用や身体的距離の確保など、感染予防対策を実践してください。
 さて、新型コロナワクチンの接種に関して、皆さんに意識してもらいたいことがあります。
 居住地により差異はありますが、早い自治体では高校生に対しても7月頃から接種可能となっています。皆さんの中には既に受けた人や、予約した人がいることでしょう。
ワクチン接種により、新型コロナウイルスの感染や発症を予防できることが期待されています。その一方で、他の人への感染をどの程度予防できるかについて、まだ十分にはわかっていません。ワクチンを打っても、感染予防対策は続けておいてください。
 なお、さまざまな理由によってワクチン接種をすることができない人や望まない人がいます。ワクチンを接種するかどうかは、それぞれの判断です。ワクチン接種に関して、差別やいじめなどをしてはいけません。
 では、夏期休暇を有意義に過ごして2学期を迎えてください。

令和3年7月20日

令和3年度 入学式 式辞

 草木が芽吹いて、生命が躍動する春のよき日に、第三十九回入学式を挙行できますことを、心からうれしく思います。保護者の皆様、お子様のご入学、真におめでとうございます。ただ今、入学を許可いたしました新入生の皆さん、おめでとうございます。これから皆さんが過ごす三年間が充実した学校となるようにしていきたいと思います。
さて、本校の教育目標は、「衣を正し 時を守り 場を清める そして自分を磨く」です。すなわち、装いや時間、環境への対応など、社会で通用する規範意識を身につけて欲しい。そして多様で変化が激しい社会をのりこえていくエネルギーを蓄え、能力を伸ばして欲しいと願っています。
ここで皆さんに、作家ゴーリキーの言葉を紹介します。
『才能とは、自分自身を、自分の力を信じることである』
現代のグローバル社会は、イノベーションつまり「革新」をキーワードとして刻々と変化しています。その中で活躍していくためには、自分の力を信じて、自分で力を引き出していくことが重要です。「才能」はあるかどうかではなく、どれだけ引き出していくか、自分を磨いていくかなのです。皆さん全員に、自分でも気づいていない力が隠れているのです。
皆さんの人生を本にたとえると、まだ多くのページが白紙です。皆さんがこれから書き進めていくことができる本です。何を書きたいですか。夢や希望は何ですか。
皆さん一人ひとりが希望する進路は多様だと思います。本校では、一人ひとりが希望するさまざまな進路の実現のために、前向きな姿勢で教職員一同、全力でサポートしていきます。守口東を「もりひが」と略しますが、「ALLもりひが」として、教職員、生徒、保護者、地域の皆様とともに連携して、生徒の力を育成するように努めていきます。是非、保護者の皆様のご協力をお願いします。
力をつけるには、生徒の皆さん自身のチャレンジが必要です。チャレンジがないところに成功はありません。どんなことでも行動がなければ始まりません。今日から、「ALLもりひが」の一員として行動してください。以上、式辞といたします。

令和3年4月8日

令和3年度 1学期始業式 式辞

 新しい学年が始まる春がやってきました。「春」は英語でspringと言いますが、これ以外に「ばね」、「泉」、「跳躍」など幾つかの意味があります。スプリングの元々の意味は「とび出すもの」です。ばねや泉など、まさしくとび出すものであり、また、草木の芽がとび出す春という、生命の息吹を感じる言葉です。このような躍動的な春を迎え、夢や希望を持って、前向きな気持ちで、さまざまなことに挑戦してもらいたいと思います。
ここで、明治維新の原動力となる人たちを育て上げた吉田松陰の言葉を紹介します。

夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に「夢なき者に成功なし」

 夢がない者には成功は訪れませんが、夢を具体的な計画にしない者も、成功にたどり着きません。まずは自分の夢を考え、計画を立てて、実行してください。実行の際には、前向きな気持ちで、「やればできる」と信じて取り組んでください。
 二年前、白血病と診断され、闘病生活を送ってきた水泳選手の池江璃花子さん。先週、見事にオリンピック代表選手に内定しました。池江選手は、「希望が遠くに輝いているからこそ、前を向いて頑張れる」と言い、「楽しみ」という言葉を繰り返し使っていました。前向きな言葉は、いい働きをする魔法の言葉です。皆さんは、どんな前向きな言葉を使っていますか。
以上、式辞といたします。

令和3年4月8日

三学期終業式 校長講話「名前を大切にしてほしい」

 今日、皆さんにお話ししたいことは「名前を大切にしてほしい」ということです。皆さんの名前には保護者がつけてくれたのでしょうか、皆さんに対するいろいろな思いがこもっていると思います。将来こんな人に成長してほしいと願ってつけてくれたのだと思います。私は「誠」といいますが、小さい時は気が弱くて、悪いことをして叱られるのが嫌で嘘ばかりついていました。名前負けもいい所です。自分の名前は好きじゃなかったですが、いろいろな経験を積んでいくうち、自分という人間に少しずつ自信がもてるようになってきて、名前を大切にしなければいけないと思うようになりました。これまで支えてくれた人たちの願いが自分の名前には込められている。名前に恥じないように成長していかなければならないと思い始めました。皆さんも、支えてくれた方々の願いを理解し、名前を大切にしてほしいと思います。
同様に学校の名前も大切にしてほしいと思います。本校が設立されたとき、地域の皆さんは本当に喜んでくださいました。地元で安心して勉強できる学校ができて、本当に良かったと言ってくださいました。そんな地元の期待を裏切ってはいけないと思います。自転車のマナーは大丈夫ですか。ハンバーガー店で騒いだりしていませんか。歩きスマホしていませんか。地域の皆さんの期待を裏切るようなことはしないでください。学校の名前を大切にしてください。
守口東は本当にいい学校です。生徒は素直で爽やかですし、教職員はすごくチームワークがとれています。自分のことに自信を持ち、学校の事にも自信を持ち、支えてくださった方々の気持ちも受け止めながら、自分、そして学校の名前も大切にしてほしいと思います。4月には後輩たちが入ってきます。気持ちを新たに、新学期に臨むようにしてください。

令和3年3月15日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2020年度 卒業証書授与式 式辞

 卒業証書を授与しました224人の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。三年間、学習や学校行事、生徒会活動等に全力で取り組み、仲間たちとの友情を育み、後輩たちの良きお手本となり、充実した高校生活を送りました。
 そんな皆さんに、大きな試練が立ちはだかりました。「新型コロナウィウス」です。最終学年の行事が次々と中止になり、貴重な青春時代の1ページが切り取られてしまいました。しかし、こんな時だからこそ、しっかりと前を向いて頑張って欲しいのです。今が最も大変な時期ですが、もうすぐ絶対に素晴らしい時期がやってきます。長い人生いい時も悪い時もある、壁にぶつかったときは、今の経験を活かして、しっかり乗り越えていってほしいと思います。
 卒業にあたり、皆さんに伝えたいことがあります。それは「自信を持つ」ということです。今年度の文化祭は本当に素晴らしい出来であったと思います。皆さんには仲間と共に協力して一つのものを作り上げる力がついてきています。足りないのは「自信を持つ」ということだけです。
 テニスの大坂なおみ選手の話をします。先週の全豪オープンで圧倒的な強さで優勝しました。彼女は早くから注目されていましたが、数年前までは精神的に非常に脆く、感情のコントロールが苦手な選手で、試合途中で泣きだしたり、ラケットを叩きつけたりして、自滅する試合が続きました。その後メンタル面を徹底的に強化した結果、苦しい試合でも粘り強く闘い続ける力がついてきました。今回の全豪オープンでも、試合中に悔しさのあまりラケットを投げ捨ててしまいましたが、その後すぐに自らを落ち着かせようとしていました。彼女はその厳しい試合を制し、その勢いのまま優勝しました。試合後のインタビューで勝因を問われ、「自分のやってきたことを信じ、怒りや恐れといった感情を忘れ、試合に集中できたこと」と答えていました。
自信を持つことによって人は大きく成長する、そういうお話です。
 皆さんもこれからの長い人生でチャレンジをする機会がたくさんあります。そんな時は、自分の力を信じ、取り組んできたことに自信を持って、そのハードルにしっかりと立ち向かってほしいと思います。結果など気にせず、「自分の力を信じる」ということを忘れないでください。
保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。本当に多くのご苦労があったと存じますが、立派な若者に育て上げられましたことに敬意を表します。
それぞれの選んだ道を歩き始める若者たちの前途に幸多かれと願い、式辞といたします。

令和3年2月26日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2020年度 3学期始業式 式辞

 来週11日の月曜日は祝日でお休みですね。何の日か知っていますか?
 成人の日ですね。毎年この日にはスーツや振袖姿の立派な新成人を見かけます。この「成人」という考え方がもうすぐ変わります。「民法改正」に伴って、成人年齢は令和4年4月1日から18歳に引き下げられます。
皆さんは、自分がいつ「成人」を迎えるのかわかっていますか?今の3年生は大半の人が、令和4年4月1日に全員19歳になっていますから4月1日に成人となります。今の2年生は令和4年4月1日にに全員18歳になっていますので成人となります。今の1年生は令和4年4月1日には全員17歳になっていますので、誕生日が来たら成人となります。ということは、皆さんは令和4年度に3学年同時に成人となるわけです。もうすぐですよ。
では、18歳が成人となって、何が変わるのでしょうか?選挙権は既に18歳になっていますよね。他に、親の同意なしに、クレジットカードやローンの契約ができるようになります。そして、10年パスポートや医師・薬剤師の資格なども18歳から取得可能になります。結婚年齢は。現行では男子18歳、女子は16歳ですが、令和4年に男女とも18歳に変更となります。
逆に、飲酒喫煙や競馬競輪などの公営ギャンブルは現行のまま20歳に据え置かれます。国民年金を納める義務も据え置きです。
どうして成人年齢を変更するんですかね。20歳を「成人」としたのは明治時代に決まったことで、今回の改正は何と140年ぶりだとのことです。当時と大きく社会情勢も変わり、情報量が各段に増え、子どもの成長や発達は当時と比べ物にならないほど早くなっています。また、世界の先進国では18歳成人が主流となっていることも大きな理由です。
つまり、もう18歳になったら、大人としての自覚と責任を持つことが大切です。政治経済や国際問題を始め、社会生活に関心を持つことが必要です。一人の大人として、自らの言動に責任を持って、自ら計画を立てて実行し、社会参加や自立をめざなければなりません。いつまでも保護者に頼っていてはいけないということなんですね。
そうは言ってもすぐには無理なので、少なくとも今できることはちゃんとやりましょう。社会生活のルールを守る、時間を守る、挨拶をしっかりする、敬語を使えるようになる、と言ったことは、大人の世界の常識です。まさか朝起きるとき、未だに親に起こしてもらっている人はいませんか?しっかりしてくださいよ。
そんなこともいろいろと考えながら、今年の成人の日を過ごしてほしいと思います。「今日は何の祝日かわからんけど、とにかく休みやからええわ」というのでは、話になりません。
もう一点、スマートフォンの校内での使用についてお話します。昨年文化祭明けから終業式までの試行期間を設けました。その間の皆さんの使い方を見ていて、先生たちで話し合いました。結論は、「生徒たち全員がすごく前向きに取り組んでくれた。生徒会の申し出をかなえてあげたい。試行期間中は昼休みと放課後のみでしたが、登校後から授業が始まるまでの時
間も許可する」ということになりました。この後生徒会長からも話がありますし、詳しくは本日終礼でプリントを渡しますのでそれに従ってください。
さあ、早速授業が始まります。大人としての自覚と責任を持って、学校生活をしっかり送るようにしてください。三学期が皆さんにとって充実したものとなることを願っています。

令和3年1月6日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2020年度 2学期終業式 式辞

 今日は、宇宙の話をしたいと思います。皆さんも知っていると思いますが、先日小惑星探査機「はやぶさ2」が地球へ帰還しました。「はやぶさ2」は2014年に鹿児島の種子島宇宙センターから打ち上げられて、小惑星「リュウグウ」をめざし、そして「リュウグウ」の石や砂のかけらを採取し、6年間50億kmの旅を終えて、地球に帰ってきたんですね。
 この小惑星「リュウグウ」に着陸して、石や砂を採取する大変な作業の内幕がテレビでやっていました。非常に面白かったので紹介します。
 着陸する直前に初めて分かったのですが、小惑星「リュウグウ」の表面は、大きい岩や小さい岩にびっしりと覆われていて、平地がほとんどなかったんですね。はやぶさ2が着陸できそうなスペースがわずかしかなかったんです。そのスペースにピンポイントで着陸するには、地球上で言うと上空20KMの高さから甲子園球場のマウンドに着陸するような精度が求められるらしいです。まずは1回目の着陸に成功しました。わずか1ⅿの誤差だったそうです。この1回目の着陸で、リュウグウの表面の石や砂をかなり採取できたんです。
これだけでもすごいのですが、「はやぶさ2」の今回の最大のミッションは、小惑星の地面の中の石や砂を持ち帰ることだったんです。地面の中にある石や砂は表面のものとは違って、放射線や熱にさらされていないので、太陽系が生まれた約46億年前の姿を保っているとのことで、地球がどうやって生命を育む環境になったのか、ヒントが得られるらしいんです。
 そのために、もう一度リュウグウから飛び立って、少し離れたところから、火薬を仕込んだ衝突装置を「リュウグウ」に撃ち込んで大きな穴をあけ、そこに2回目の着陸をして、地中の石や砂を採取するというものです。
 ところが、ここで問題が起こります。JAXA所長さんが突然こう言うんですね。
「砂や石はもう採取できた。はやぶさ2が損傷するようなリスクを冒してまで、2度目の着陸をする必要はない。地球に戻らせよう。」経験豊富な所長は、負担のかかる2回の着陸の衝撃に耐え切れないで、はやぶさ2が爆発してしまいかねないと考えたんですね。
宇宙探査の厳しさを痛いほど知る所長が、2度目の着陸に反対したんですね。チームは動揺しました。このまま帰還したら、「はやぶさ2」は地表の砂を採っただけで大きな進歩とは言えない結果で終わってしまいます。しかし、はやぶさ2が万が一破損してしまったら元も子もありません。どうしたらいいのか。何とか無事に地中の石や砂を採取する方法はないものかと考えました。
そこからのチームの動きが素晴らしかったんですね。50人全員で分担して、様々なケースを想定して、悪条件が重なったシミュレーションを100万回繰り返したというんです。あらゆる不安材料を一つずつ丁寧に解決し、どんな状況でもはやぶさ2本体を失わないと確信できる手順が出来上がったんですね。
 そして4カ月後、ようやく所長のGOサインが出ました。「はやぶさ2」は爆発物を「リュウグウに打ち込み、直径約50m、深さ1.7mの穴をあけ、その場所に2度目の着陸を成功しました。目標地点からのずれはわずか60センチだったんです。チーム責任者は「チーム全員が結束して取り組んだおかげです。」と言っていました。所長が安全策を提案しましたが、チームが一丸となって困難を乗り越え、素晴らしい結果を出してくれました。重苦しい話題が続く日本を、元気づけてくれました。そういう話なんですね。
チームワークって本当に素晴らしいと思います。困難なことがあっても、厳しい状況に陥っても、みんなで力を合わせたら、不可能なことが可能となるかもしれない。そんな勇気を当たえてくれた素晴らしい出来事でした。チームワークが生み出す不思議な力、これを皆さんにも覚えておいてほしいと思います。

令和2年12月26日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2020年度 2学期始業式 式辞

一学期の最後にオリンピック・パラリンピックが1年延期になってしまいましたが、選手たちはポジティブな言葉を発信しているということを話しました。皆さんにも、「新型コロナウイルスによって嫌なことがたくさんありましたが、何事もポジティブに捉えて一歩一歩前に進んでほしい」という話をしました。皆さんのために、教育環境の改善に向けていろいろと努力しています。そのため、二学期は、本校においてたくさんの工事が入ります。
①受水槽日(水をためておくタンク)の更新工事
皆さんが校内で使用する水を安全に保つための工事です。
②ブロック塀の工事
学校の敷地を取り囲んでいるブロック塀を全て撤去し、ネットフェンスに交換する工事です。区域ごとに反時計回りに工事を進めていきますので、もうすぐ1・2年生の自転車置き場付近を工事します。その時は自転車置き場を一時的に移動する必要があります。時期が近づきましたら連絡がしますので、その指示に従ってください。年度末までかかる大掛かりな工事です。
③体育館の工事
雨漏り防止のための屋根の防水工事と、体育館2階競技場に空調設備日(エアコン)を設置する工事を同時に行います。体育館の外、中に足場を組んで工事しますので、体育の授業や部活動に多少、影響が出てくると思います。これで大雨が降った時の雨漏りは止まるでしょうし、エアコンはどこまで涼しくなるのか未知数ですが、少しでも快適になればいいですね。
④トイレ改修工事
残念ながら延期です。本校は今年度工事の予定でしたが、コロナの関係で延期となりました。予定では2期棟の東側のトイレを1階から4階まで内装から全て改修して、便器は和式から洋式に全て変更し、非常に美しく快適なトイレに生まれ変わるはずでした。3年生には申し訳ないですが、快適なトイレを使用することなく、卒業してしまいますね。
それ以外にもICT関係でいろいろと工事を予定しています。大阪府では学校内のネットワークに使用するLANケーブルを現在のものからより通信容量の大きいものに更新したり、校内においてwifi環境を整えたりという工事を今年度中に行います。
以上、一度にたくさんの工事が入りますので、大型トラックが校内を走ったり、大きな音が出たりということがあるかもしれませんが、安全第一で進めていきますので、皆さんにご協力をお願いします。
少しずつですが、皆さんのために学習環境を良くして行きますので、皆さんは、今日からの学校生活、是非ポジティブにスタートしてほしいと思います。

令和2年8月18日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2020年度 1学期終業式 式辞

新型コロナウィルスのために3月から休校、部活動禁止などになり、そして6月中旬に学校が再開するまで本当にいろいろなことができなくなってしまいました。それでも皆さんはこの一学期間、よく頑張ってくれて、何とか持ちこたえてくれている。そんな皆さんのことを誇りに思います。
東京オリンピックとパラリンピックはコロナのために1年間と1日延期となりましたが、予定通りなら、明日の8月8日がオリンピックの閉会式でした。日本全体が、そして世界中が盛り上がっていたはずです。僕が心配するのは、出場する選手たちのモチベーションです。厳しい練習に耐え、多くのことを犠牲にしながら出場をめざしていた選手が、そう簡単に気持ちを切り替えることはできないと思います。その思いを、選手たちはいろいろな所で発信しています。
まず、陸上男子100Mのサニブラウン選手です。彼はこう言っています。
『延期になったのは正直ショックだ。ただ、僕はまだ発展途上の人間なので、成長し続けるしかない。その意味で、いいチャンスだと捉えている』
体操の内村航平選手はこう言っています。
『コロナでうまくいかなかった人がたくさんいる、スポーツの力で日本を変えるくらいの演技をしないといけない。神様から1年間もらったと思って、自分がどれだけ進化できるか考えている。』女子ソフトボールの上野由岐子選手はこう言っています。
『外出ができなかったので普段しなかったことにチャレンジすることができた。新たな挑戦の一つが、ヨガ。オンラインで講座を受講している。いい所をトレーニングに取り入れ、更に進化していけたらと思っている』どこまでもポジティブです。
重量挙げ女子の三宅宏美選手はこう言っています。
『満身創痍でずっと痛みとの戦いがあったので、“あともうちょっと、もう少し”と思いながら、気を張ってやってきた。延期を聞いたときは“気持ちの糸が切れたかな“と改めて感じた』とのことです。しかし多くの人に支えられ、改めて自分はウエイトリフティングがこんなに好きだと気付き、ポジティブな思考になり、今では『プラス1年をボーナスの1年に』と言っています。
このようにアスリートたちのことばの力はすごいなと思います。このことばを聞いて皆さんも勇気をもらってほしいと思います。
皆さんも今、貴重な高校生活の貴重な時間が多かれ少なかれ奪われています。一つ例を挙げると、体育祭が中止となりましたね。3年生の中には、最上級生となった時に団長や応援団のリーダーとして、後輩たちをしっかり引っ張るんだと燃えていた人もいるかもしれません。ところが目の前の目標がなくなってしまいました。心にポッカリと穴が開いたり、気持ちが落ち込んでしまったりした人もいるかもしれません。それでもこの経験をポジティブにとらえて前向きに一歩一歩進んでいってほしいと思います。これからの長い人生で必ずやこの経験が皆さんの大きな力となります。今こそ、「チームもりひが」で一丸となって、一緒に頑張りましょう。
二学期には皆さんが、ポジティブな表情で登校してくれることを願っています。

令和2年8月7日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2020年度 入学式 式辞

この度、大阪府立守口東高等学校第38回入学式を挙行できますことは、私たち教職員にとって、大きな喜びです。保護者の皆さま、本日はお子様のご入学誠におめでとうございます。本校の教育活動にご理解ご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。何か困ったことがあったら先生や先輩に尋ねてください。今後の学校生活を全面的にサポートします。
2人の先輩の話をします。まず1人目ですが、本校には公立高校には珍しくアメリカンフットボール部があります。35期生の先輩ですが、高校からアメフトを始め、関西高校選抜の一員としてアメリカに遠征しました。大学からスカウトが来て、現在も通学しながらアメフトを続けています。勉強とスポーツを見事に両立しています。
もう1人ですが、「韓国・朝鮮語」の業を選択していた34期生の先輩が、韓国の釜山外国語大学に留学し、最上級クラスで学び、韓国語能力試験5級に合格しました。グローバル社会で活躍する人材になると思います。
自分の努力によって道を切り開くためには、日々の勉強ももちろんですが、学校行事や生徒会活動、部活動といった教科以外の教育活動にも全力で取り組む必要があります。3年間、悔いの残ることの無い充実した青春時代となるよう、頑張ってください。

令和2年6月15日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2019年度 2学期終業式 式辞

 年末年始はテレビ三昧で、スポーツ番組・お笑い番組をひたすら見ました。お笑い番組は本当にたくさんありますね。私は明石家さんまが好きです。人の話を上手に聞いて、それを笑いにつなげていくからです。吉本新喜劇も好きです。ストーリーがあって、みんなで協力して笑いをとるチームワークに優れているからです。
嫌いなネタは「下品な内容」「他者を誹謗中傷する内容」です。昨年、お笑い関係で問題になったことが2つありました。
 一つは「アメトーク」において、芸人が西成高校の内容を面白おかしく語るというものです。かなり誇張したものもあるし、何故か西成高校だけが実名で放送されていて、特定の学校地域をネタにして笑いをとろうとしていることが明らかです。
 もう一つは、「かんさい情報ネットten.」の中の企画で性別がわかりにくい人に対し、芸人が執拗に男女を尋ね、保険証を出させて確認し、最後に胸を触って「男や」。これはひどいですよね。明らかにプライバシーの侵害です。
 国においては「人権3法」が平成28年から施行され、大阪府においても人権3条例が令和元年から施行されています。我々も府民の一人として、高い人権意識を持たなければなりません。
 お笑いネタだけでなく、日常の会話においても、人を誹謗中傷しない、人権を侵害しない、そういう意識をしっかり持ってほしいと願っています。

令和2年1月8日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2019年度 2学期終業式 式辞

 ある生徒から話しかけられたことをお話しします。
 生徒「心が折れた。ポキッて」
 私「大丈夫か。担任の先生に相談しいや」
 という短いやり取りでした。この生徒は今大丈夫かどうか心配です。「心が折れる」ってどういうことでしょう。「折れる」という表現は骨折の時によく使われますね。「心の骨折」ということでしょうか。
 骨折はどうやって治療したらいいのでしょうか。①安静・冷却 ②固定 ③リハビリという感じで進みます。心の骨折も同様です。①折れた心をそっとする ②傷がいえるのを待つ
 ③ゆっくりと心をほぐしていく、という感じで決して慌てないことが大切です。
 また、他の人の力も借りてください。話を聞いてもらうだけで、気持ちが少しでも楽になります。逆に、もし近くにそんな人がいたら、そばにいてじっと聞いてあげてください。
 君たちは人の痛みがわかる、優しい大人になってほしいと思います。

令和元年12月24日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2019年度 2学期始業式 式辞

 二学期の始業にあたり、皆さんにお話をします。
今日伝えたいことは2点あります。一つは「夢中になれるものを探そう」、もう一つは「時間を大切にしよう」ということで、これは夏の高校野球甲子園大会を見ていて思いついたものです。

 私:「野球部3年生元キャプテンのM君、今日は履正社と星稜の決勝がありますが、これまで一番印象に残った試合はどの試合ですか?」M君:「星稜と智弁和歌山の試合です。理由は延長タイブレイクでの3ランホームランが素晴らしかったからです。」本校野球部は大阪予選で金光大阪高校に敗れましたが、金光大阪はそのまま決勝に進み、履正社に敗れました。よく頑張りました。印象に残った試合は実は私も全く同じ、星稜と智弁和歌山の試合です。星稜の選手がものすごく喜んでいましたね。実はこの大喜びにはドラマがあります。ちょうど一年前のこの大会で、星稜は愛媛県代表の済美に延長タイブレイク13回に逆転サヨナラ満塁ホームランを打たれて敗れました。一年間その悔しさを胸に練習に励んできたのだそうです。だからこそ、喜びが爆発したのだと思います。一年前のこの敗戦後のロッカールームでのミーティングの様子が、以前テレビで取り上げられていました。選手らは涙を流しながら監督の言葉を聞いていました。その時、監督が突然「一曲歌っていいかい?」と歌いだしました。かりゆし58の「オワリはじまり」の替え歌です。星稜の選手たちは皆号泣していました。どうですか?皆さんにもこのことから何か感じてほしいと思い、取り上げました。
 話を戻しますが、伝えたいことは2つです。
①夢中になれるものを探そう
「一生わすれないような出来事に出会えたか」
一生はオーバーでも自分が夢中になって打ち込める何かを探してほしい。②時間を大切にしよう
「かけがえのない時間を胸に刻み込んだか」
貴重な青春時代はあっという間に過ぎていく。1分1秒を大切にしてほしい。
 今日から授業が始まります。すぐに文化祭がやってきます。3年生は進路決定の最も大切な時期を迎えます。2年生は修学旅行もあります。みんなで気持ちを一つにして、学校生活を頑張っていきましょう。

平成31年8月22日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2019年度 1学期終業式 式辞

 「4月から今日までの間、大阪で起こった大きな出来事」といえば何を思い浮かべますか?私はやはり「G20サミット2019大阪」です。学校も休校になったし、大阪は大変でしたね。大阪にとってG20サミットとはいったい何だったんでしょうか。
 新聞に各国首脳がどのホテルに泊まったのか掲載されていました。アメリカのトランプ大統領と中国の習国家主席は、対立していたのであえて離れたホテルに泊まってもらったのでしょうか。大阪市内のホテルに各国首脳が分散して宿泊したので警備は本当に大変でした。大阪府警察で12000人、他の都道府県警察から18.000人の応援ですごい交通規制が敷かれました。それだけ大変なことをして、大阪に何かメリットはあったのでしょうか。調べるといろいろありました。
 まずは大阪の知名度です。日本では東京の次は大阪となりますが、外国の方からは東京の次は京都・広島・長崎といった感じになります。今回大阪の名前が全世界中に広まりました。首脳の宿泊先に選ばれたホテルはどうだったのでしょうか。素晴らしい「おもてなし」の練習になったようです。食事・サービス等、各国の文化の違いに戸惑いながらもさまざまなニーズに応え、快適な時間を提供できたとのことです。貴重な機会をもらい、ホテルマンの意識が非常に変わったといっておられました。
 警察は警備体制の構築に大変いい経験になったとのことです。今年のラグビーのワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで大阪にも多くの外国の方が来られますし、2025年には万博があります。そのための布石となったようです。
 学校はどうだったでしょうか。大阪城の迎賓館で行われた晩餐会で、某調理師専門学校のスタッフが各国首脳に食事を提供する機会に恵まれました。プライドにかけて美味しい料理を作り、首脳たちをうならせました。ハラールやビーガン日(完全菜食主義者)にも対応し、堪能していただいたようです。
 府立学校のダンス部が世界レベルの演技を披露し「素晴らしい」と感激されました。生徒らは機会を与えてもらってありがたかったでしょうし、頑張ってくれたようです。私立中・高等学校のロボットサイエンス部が外国のメディアに取材に対し英語で答え、「自信になりました。」と言っていました。
 G20は大阪自体にもいろいろなメリットはあったんですね。
 ここからが本題です。皆さんに「3つのC」を大切にしてほしいと思います。それは「Challenge」日(挑戦する)、「Chance」日(チャンスを生かす)、「Change」日(自分を変える)というものです。G20によって、ホテルの方はおもてなしのチャンスをもらいました。そして新たなことにチャレンジしました。その結果意識が変わりました。他の例も全てそれが当てはまります。皆さんも夏休みはこの「3つのC」を大切にして過ごしてください。この後部活動等で外国、そして全国大会に行く生徒が紹介されますが、それだけではなく、大阪府教育庁が企画する「イングリッシュ・キャンプ」に申し込んで、参加する生徒もいます。いろいろな人と出会い、新たな知識を獲得し、自分が一回り成長するような経験としてほしいと願っています。有意義な夏休みにしてください。

平成31年7月19日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2019年度 入学式式 式辞

 校庭の桜の花が新入生の入学を待ちわびていたように、見事に咲き誇って出迎えてくれました。春の香りが満ち溢れる今日の良き日に、大阪府立守口東高等学校第37回入学式を挙行するにあたり、ご来賓の皆様にはご多用中にも関わらずご臨席をいただき、式に華を添えていただきますことに、高いところからではございますが、厚くお礼申しあげます。
 保護者の皆様、本日はお子様のご入学誠におめでとうございます。9年間の義務教育を終えて、ほっと一息つかれておられるかもしれませんが、心身ともに著しく成長するこの高校生の時期は、人格の完成に向けて非常に大切な時期だといえます。お預かりしましたお子様を3年かけて一人の自立した大人として、社会に送り出していく所存です。皆様方におかれましても、本校の教育活動にご理解ご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 さて、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか。これからの学校生活への期待と不安の入り混じった複雑な心境なのではないでしょうか。何かわからない、困ったことがあったら遠慮なく先生や先輩に尋ねてください。皆さんの今後の学校生活を全面的にサポートすることを約束します。
 本校は1983年に全日制普通科の高等学校として設立されました。皆さんが37期生になります。教育方針は「衣を正し、時を守り、場を清める そして自分を磨く」としています。学習においては「脳力開花 解る 創る 伝える」を合言葉に皆さんの可能性を最大限に引き出す学習活動を用意しています。本校での学びで皆さんの能力が更に開花することを願っています。
 私から皆さんに一つだけお願いをします。
 それは、『失敗を恐れず、いろいろなことにチャレンジしてほしい』ということです。自動車レーサーの佐藤琢磨選手の話をします。世界3大自動車レースの一つ、世界中で30万人もの大観衆が熱狂する『インディ500』、というレースがあります。2017年、彼はそのレースで日本人として初優勝という快挙を成し遂げました。その時の優勝インタビューで彼が語った言葉は“No Attack, No Chance日(攻めなければ、チャンスはない)”というものでした。実は佐藤選手は5年前のインディ500で辛い思い出がありました。2番手でラスト1周を迎え、最終周で勝負をかけてトップを走るマシンのインコースを思い切って突きましたが、スピンをしてしまい結局17位で終わりました。今回のレースはそれから5年後、全く同じような状況になりました。ラスト1周を迎えて2位になったんですね。いやでも5年前の悪夢がよみがえります。ここで安全策を取って2位を確保することもできました。準優勝でも日本人初でした。しかし、彼はあえてチャレンジしました。5年前同様、今度は先頭の車のアウトコースをついて見事にかわし、優勝しました。“No Attack, No Chance”という言葉の裏にはそんなドラマがあったんです。
 何かにチャレンジするときはどうしても失敗を恐れてしまいます。今まで通りの事をやってきたら安心です。ただ、チャレンジせず、向上心を持たない人は、それ以上成長しません。みなさんも失敗を恐れることはありません。失敗したら立ち直ってまた頑張ればいいのです。それを繰り返すことによって人は強くなり、そして成長していきます。皆さんの可能性は無限大です。本校では授業だけではなく、生徒会活動や部活動も大変活発です。是非、いろいろなことにチャレンジしてください。
 結びに、新入生が今日の晴れやかな気持ちと大きな決意を胸に、新たな生活を力強くスタートしてくれることを期待し、本日ご臨席いただいた皆様に、今後とも心強いサポーターとして温かい応援をしていただくことを祈念いたしまして、式辞といたします。

平成31年4月8日
大阪府立守口東高等学校
校長 富永 誠

2018年度 3学期終業式 式辞

おはようございます。
1年が終わりました。振り返ってみよう。
学年の始めに立てた目標、入学時に立てた目標、入学前に書いた自己申告票での目標に近づけたでしょうか。私たちは目標、実践、後悔や反省、そしてチャレンジというそんなサイクルを繰り返し、成長していきます。理解できますか?その中で人間はどうしても後悔や反省など、マイナスの評価をしがちです。サボってしまったとか、友達との関係がうまくいかなかったとか、部活動の成果を上げることができなかったとか、成績が伸びなかったとか、マイナス評価を多くしてしまうのではないですか。1年間、またはモリヒガでの日々を振り返ってみてください。そしてその中で総合評価がマイナス評価だった人は私はマイナス評価と思ってください。
その人たちは本当にそうなのかな?少し視点を変えてみると「この点においては成長した」と言えることが何かあるでしょう。わたしはそのそういう部分こそ大切にしてほしいと思います。
私は、成長が全くない人間はいないと考えています。ぜひ成長した自分を褒めてあげよう。
それでは、さきほど手を挙げた人はもちろん、総合評価でプラスの人も、成長したところを頭に思い浮かべてください。浮かんだら右手をグーにして顔あたりまで上げてみてください。
かなり上がってきました。守口東高校はこのようにガッツポーズが似合う学校になりましょう。
それを増やせば、楽しくなる、もっと楽しくなる、そしてもっと成長するのです。
あとで友達同士でそれを打ち明け合ってみてください。そしてそれをお互い認め合いましょう。
君たちはやり方一つで驚くほど伸びていきます。その成長を見せてもらうことこそが、私たち先生や保護者の方にとって最高にうれしいことなのです。今日の話はこのひとつのみです。日(ガッツポーズ!)

(2019年3月18日3学期終業式にて)

▼2018年度 第34回 卒業式 式辞

式辞
春を告げる、梅の香薫る今日のよき日に、第三十四回卒業式を挙行し、卒業生の皆さんを送り出せることを、心からうれしく思います。三十四期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
また、本日はご多用の中、来賓として地元守口市の各中学校ご代表様、学校運営協議会、同窓会、後援会,PTA、旧職員の皆さまにご列席いただいております。高いところからではございますが、厚く御礼申しあげます。
さて、保護者の皆さま、今日、お子さまが卒業を迎えられ、大きな喜びを感じていらっしゃることと思います。お子さまは,皆さまの愛情を受けながら、この守口東高校で青春の日々を過ごされ、りっぱに成長されました。これも、ひとえに保護者の皆さまの本校に対するご理解、ご協力をいただいたおかげと思っております。教職員を代表してあらためて感謝申しあげます。
卒業生の皆さん、三年間ともに歩んだ仲間とはこれからは離れ離れになり、進学や就職というそれぞれの道を歩んでゆくことになります。私もあなたたちとともにこの守口東高校に参りました。言わば“同期生”です。私も、今日でお別れだという少し特別な思いを感じています。寄り添いをもって接し、安心をもたらすことを目標にしてきましたが、百点ではありませんでした。皆さんが学校生活を粘り強く、前向きに送ってくれたおかげで今日の日を迎えることができました。ありがとう。どうかこれからは自分の夢や希望に向かって定めた進路を、この三年間以上のエネルギーを持ち続けて進み、充実した人生を送っていくことを願っています。
皆さんはこれから飛び出す世界に対してはどういう期待をもっていますか。私の高校卒業時には、スポーツについて研究をしたかったのでそういうことが可能な大学進学を選択しました。期待感は大きかったのですが、実力がないことを思い知らされたので、自分で希望を見失ってしまいました。その後、教員になりましたが、目指していた指導現場に配属されず、まだ若く考えも甘かった私は、こちらも挫折感を大きく感じ、希望の光をみつけることはできませんでした。ただ、私はいろいろな角度から、また新しい視点で物事をとらえようとする性格であり、また常に先を見ることを意識していたので、こういう苦しい時期を乗り越えることができたのではないかと考えています。社会情勢が大きく変化を遂げている時代に於いては、その時代を生きるにはこのような性格は幸いであったともいえます。また、自分らしさを失わずに進めたことも大きな要因であったかもしれません。もちろん高校、大学、社会、それぞれでの友人と仲間が私を支えてくれたことも大きな要因であることはまちがいありません。今私は、ラッキーであったことを伝えたいのではなく、自分の特徴を生かした生き方とアイデンティティを大事にすること、そして人間関係を大切にすることを伝えたいのです。
二〇二五年には大阪万博が開催されます。実は私が小学校一年生のときに大阪万博が吹田市を会場にして開催されました。この時に親に四回連れて行ってもらいました。そこで観たものは、当時では空想の世界での話でした。こんなことが実現し一般化されるとは思いもよりませんでした。それが今は実用化され、まだまだ進化を遂げようとしています。二〇二五年にはおそらくさらなる進化の一端を観ることができるのでしょう。ぜひ将来の世界の提示を観てみたいものです。その時に私は三つのことを自分に言い聞かせようと思っています。
一つは時代の変化に順応できる柔らかい発想を失わないこと。そのためにも世の中の情報収集を怠らないことです。
二つ目は、順応しながらも自分らしさを失わないことです。
三つ目は、家族、友人、仲間をリスペクトすることです。
この三つのことは皆さんが生きていく上でも大切な指針になるのではないでしょうか。皆さんと私の違いは、そのときには私は老いていて、それらを実践しなくても静かに生きていくことも可能な状況であり、一方、皆さんはそれらを実践して社会の荒波を乗り越えなければならないということです。だからこそ皆さんには先ほどから述べていることをぜひ忘れずにいてほしいと願っています。
私は、校内のモニターで守口東高校応援団長と称し、君たちを応援してきました。三十四期生の皆さんは卒業していきますが、これからも心の中で応援を続けていきます。ぜひ、力強く未来を生き抜いてください。
皆さんとお別れするのは寂しいですが、私は皆さんからもらったエネルギーを糧にし、いろいろな課題を解決するよう将来に向けてつないでいきます。お互いにしっかり生きていきましょう。卒業おめでとう。
以上をもってわたくしの「式辞」といたします

(2019年2月27日第34回卒業式にて)

2018年度 3学期始業式 式辞

明けましておめでとうございます。
新年を迎え、新鮮な気持ちで新学期を迎えてくれたと思います。
その気持ちをずっと持ち続けてもらいたいものです。
2学期の始めにモニタで、正門を入ってすぐ右側にサルスベリの木に花が咲いている話を掲載しました。この3学期にも残りわずかなのですが、現在咲いている花があります。何か知っていますか?ボランティア部が樹木名のプレートを取り付けてくれたので、私もそれを見てわかるようになりました。今咲いているのは、校長室の横あたりにあるさざんかです。椿と葉っぱが似ていますが、花びらの感じが違うようです。次にモリヒガの中で花を咲かせて見せてくれるのは、4月の桜なのかな。このように植物に目を向けるようになったのはここ数年のことですが、これは歳を取ったせいというより、心に余裕を持ち始めたからかもしれません。2学期の終業式に、自己肯定するために「余裕を感じること」が大切で、そのために空を見ることをお話ししましたが、同様に樹木や花に目を向けることも余裕を感じることになり、自分自身を落ち着いて見つめる機会となっています。これも試してみてください。
 植物は紛れもなく生き物です。4月に咲く桜は今何をしているのでしょうか?今はじっとしているようにみえますが、花を咲かせるまで養分を蓄え、ここという時に花を開かせます。花を咲かせる準備をしているのです。紛れもなく成長をしているのです。皆さんを樹木に例えるならば、今まさに養分を蓄えている局面のときです。たしかに花が咲いているのは美しい状態でしょう。しかし養分を蓄えているのも重要な時間です。あわてずじっくりと成長してほしいと願っています。
平成は4月までで終わります。区切りとなる年のことは思い出に残るものです。今年一年がよき年となるよう、目標や意欲をしっかりと持ってください。
それでは今日の話はこれで終わります。

(2019年1月8日3学期始業式にて)

2018年度 2学期終業式 式辞

おはようございます。
2学期が終わりました。今日は二つ、お話をします。
一つ目は成績についてです。
成績についてですが、2学期は学習意欲の低下が少し見受けられます。理由として考えられることは、2学期には行事がたくさんあったこともあり仲間との距離が近づいたということ、また1年生ならば学校に慣れ、3年生ならば進路が決定してホッとしたこと、などの理由が考えられます。年間を通じてやり切る強い意志が重要だということは皆さんもわかっているはずです。もし思い当たることがあれば反省し、3学期には、また新たな思いで向かっていってほしいと思います。
3学期に期待しています。
二つ目は人間関係についてのお話です。
頑張った、または頑張ろうとしているがゆえにお互いの考えが異なり、衝突することもあります。私たちはいろいろな環境で生きているため仲の良い友人でも価値観が異なり悩むこともあります。失敗することで落ち込むこともあります。
そんなことが起きると心が乱れます。そういう心の乱れにより、他者を理解する余裕や、自分を肯定する自信を失いがちです。具体的には心無い言動をしてしまったり、自信をなくして継続をあきらめたりすること等になってしまいがちということです。どうしたらいいでしょうか?
絶対の答えはありませんが、私のことをお話しします。他者を理解するためには、私は一人一人の人間の存在や人権を「リスペクト日(敬意を払う、ということですね)」することが大事だと考えています。その気持ちがあれば安易な言動はできません。おそらくネット上でも安易な書き込みをすることはできないでしょう。またその気持ちは、保護者の方々への感謝の気持ちにもつながるでしょう。「リスペクト」という言葉を意識してほしいと思います。
また、自己肯定のためには「余裕を感じること」が大切だと考えています。わずかでいいので自分の生活の中で余裕を感じることを持つといいのではないでしょうか。ちなみに私はこんなことをします。
まず、朝、空を見て深呼吸をし、肩の力を抜くという行動をします。広がる空を見ると心が広くなり、力を抜くことができるのです。だからマイナスイメージで一日を始めることはありません。それだけで自己肯定にはならないけれど、前向きに臨める気持ちになれるのです。どうでしょうか?
要するにこのように心に余裕ができれば、それが自己肯定するきっかけになるのではないでしょうかということです。自分のスイッチを切り替えするような余裕の作り方を探しておくと、自分らしさを感じることができて、自分の存在意義を失わずにすむのかなと思っています。
「リスペクト」「余裕」の例をあげましたが、それを通して考えてほしいことは他者理解と自己肯定です。冬休みにぜひゆっくりと考えてみてください。
それでは今日の話はこれで終わります。

(2018年12月21日2学期終業式にて)

2018年度 2学期始業式 式辞

おはようございます。
夏休みが終わりました。皆さんの元気な姿を見ることができて安心しています。
まず各部活動での活躍をお伝えしておきます。
特に男子運動部は公式戦で大きな成長ぶりを見せてくれました。大阪は種目により異なりますが、120、30校から200校がしのぎを削る激戦区です。公式戦で勝利することは練習試合とは異なり、実はかなり困難なことです。ドラマのようにすぐに勝ち上がり、優勝するようなことは非常に困難です。その中で本校ではほとんどのクラブが公式戦で勝利を収めたわけです。ハンドボール部は大阪BEST16まで、男子バレーボール部は地区決定戦まで進出しました。野球部には校歌を聞かせてもらえました。昨日はサッカー部、男子バスケットボール部も勝利し、次週に勝ち進みました。私は各部の試合をほぼすべて観戦しましたが、判断力を発揮して、負けん気を見せて戦ってくれたのでうれしかったです。負けた時に悔し涙を流していたことは、本人も後輩たちも、まだまだ成長することを予感させてくれます。
また文化部でも美術部では2名が賞をいただき、吹奏楽部は銀賞、演劇部はオリジナル作品を披露してくれました。新たな感性の出現を感じています。このように結果を残せたことは大いに自信にしてほしいと思います。みなさんの日々の努力が開花しようとしているのです。校内にとどまらず、このようにどんどん外の世界に出ていき、自分の力がどこまで通用するのかを試していきましょう。守口東高校の生徒全員にそのチャンスがあり、成功する能力が潜在しています。ぜひそれを開花させてください。数年後にはもっともっと躍進していると、わたしは確信しています。楽しみにしていますよ。
 次に、この2学期は3年生の皆さんにとっていよいよ正念場となる時期であるということをお話しします。1,2年生もよく理解しておくようにしてください。
9月15日から就職試験が始まります。専門学校の出願も大学入試も始まります。もうすでに決定している生徒もいます。
今までの取り組みの成果を出し、希望が叶うように、あきらめずに、必死に、本気で取り組んでください。スムーズにいかないこともあるかもしれません。粘りも重要です。3月31日の最後の最後までやり切ってください。また先に決定した人は規律がある学校生活をしっかりと継続させてください。自分の進路チャレンジが終わって気を抜いてしまい、学校生活のレベルをダウンさせるのは、実は自分のためにならないだけではなく、周りに対しても無責任なことだということを理解してください。卒業まで学校生活を充実させる強い意志を持ってください。そんなモリヒガを作ってください。
1、2年生の皆さんは、将来への備えを今から始めてください。特に伝えておきたいのは、これからは入社試験や入学試験の結果だけが良ければいいという評価方法ではなくなるということです。試験までの途中経過である3年間の高校生活の充実、チャレンジ、努力、そして3年間の成績等を評価されるようになっています。中学校から高校に上がる際もそうなっています。「最後にがんばればいいわ~」ということが通用しなくなるのです。3年間の日々を充実させることが大事なのです。学習に対しては貪欲に、生活規律では自律を、部活動や行事には積極性と団結を意識してみてください。3年生になればこれらのことが自分の財産となっていることに気づくことはまちがいありません。しかし悩んだときには先生に相談するようにしてほしいです。
最後に文化祭のことについてお話しします。あと2週間で文化祭を迎えます。私が行事の中でも楽しみにしている行事です。それは「創造」することを大事に思っていて、文化祭はその「創造」があふれ出る機会だからです。それを感じることができるというのは、私たちにとっては本当に幸せで、皆さんのエネルギーを感じるときなのです。今年のスローガンは「C‘ MON BABY MORIHIGA!」と聞いています。ぜひ皆さんの創造性を結集させ、楽しみあえるように盛り上げてください。きっと躍動感あふれる文化祭となるでしょう。
今日の話は、一つ目は守口東高校は躍進中でまだまだ伸びるということ。二つ目は3年間の充実した高校生活を日々デザインしていくこと。三つ目は文化祭への期待でした。それでは2学期をともにがんばりましょう。

(2018年8月27日2学期始業式にて)

2018年度 1学期終業式 式辞

 おはようございます。
 1学期が終了しました。事故がなく終了できたこと、6月18日の地震の際にもけが人が出なかったことにホッとしています。そして皆さんの行動に感謝しています。
「スパシーバ」ってどういう意味ですか?何語ですか?知っていますか?
 ロシア語で「ありがとう」と言う意味です。君たちの行動に「スパシーバ」です。
 この言葉はサッカーワールドカップ期間中に配信されたニュースで覚えた言葉です。どういうニュースだったかを知っていますか。
 それは日本代表が決勝トーナメント1回戦でベルギーに敗退した後、自分たちのロッカールームをきれいに掃除して、ロシア語で「スパシーバ」と書き残してから出てきたというニュースです。会場の清掃担当者がSNSに投稿して話題になったのです。勝敗の結果にこだわらず試合後にスタジアムを清掃する日本サポーターの行動とともに、日本の礼儀が賞賛されていました。サッカーには負けましたが、この行動は日本の良き文化を世界に示したもので誇らしく思いました。守口東高校の皆さんも、例えば行事後の片づけをしたり、トイレをきれいに使用してくれていたり等を日常的にも行ってくれています。先ほどのワールドカップで実践されていることと同じことができているわけです。それは同様に賞賛される行動と言えます。『発つ鳥跡を濁さず』という慣用句がありますが、これはすばらしいことです。
 その話の番外編としてその投稿をした清掃係の方は解雇されたそうです。何故か考えてください。
 そして今日はもう1点伝えておきます。スポーツの技術にはオープンスキルとクローズドスキルというものがあります。判断を要する技術のことをオープンスキルといいます。サッカーというスポーツはこのオープンスキルで試合のほとんどを進めることが大きな特徴です。また求められる身体能力もあらゆる領域の力日(速さ、粘り、強さ等)を必要とすること、11人対11人という大人数同士が広いコートで複雑に関係するゲームであることも絡まり、サッカーで勝利を目指すアプローチは無限にあります。よって各チームにはチーム戦略はありますが、選手一人一人が試合中に連続して判断をしながらプレーしないとならないのです。私がサッカーが大好きなのはこのようなことが大きな理由です。少し転じて考えてみると、社会で必要とされるのはこういう判断力です。何か、そういう社会に通ずる共通点を感じさせるサッカーというスポーツに魅力を感じてなりません。世界中の人々を熱狂させる所以はこういうところなのかなあと思っています。
 さて夏休みには運動部の公式戦が続きます。その際に、今お話しした判断力という観点で試合を見てみてください。プレーを成功させることができなくてもナイス判断であることもあります。私はそういうナイス判断と思わせてくれるプレーを期待しています。頑張ってください。そして学習や日々の生活でもナイス判断を期待していいます。
 まとめて言います。ごみを持ち帰ることを忘れないように。そしてインターネットの使い方にも気を付けるように。しっかりと判断して行動するように。
 2学期に元気な顔で再会しましょう。良い夏休みを過ごしてください。

(2018年7月20日1学期終業式にて)

2018年度 1学期始業式 式辞

おはようございます。
新しい年度を迎えて、皆さんも改まった気持ち、また、少し不安な気持ちを抱えて、今ここにいることでしょう。
私は、今モリヒガは飛躍のときを迎えていると思います。入試での倍率も1.25,1.16倍と一定の人気を得ました。中学生が減少し、府立高校で統廃合が進むなかでは(統廃合の良し悪しは別問題として)、明るいことと言えます。今年は創立36周年ですが、この先もずっとモリヒガは、君たちの母校としてここにあり続けたいと思います。そのためには、さらに飛躍することが重要になってきます。
飛躍するために必要なことは

一つ、
君たちは授業で「解る」「創る」「伝える」を実践し脳力開花させること。

二つ
遅刻しない、清潔な身だしなみは当たり前、学校の美化を心がけ、そして自分を磨くこと。

三つ
他者理解をしながら、自分を大切にし、人権感覚をしっかりと育むこと。

四つ
日々の成果を行事や部活動で発揮し、仲間との協働を果たすこと。
更なる飛躍に向けて、これらのことを心がけていってください。
君たちの飛躍し続ける姿は、きっと中学生や地域の人々にも伝わり、モリヒガはこの地にずっと根付いていくと思います。
このモリヒガには卒業生が教員として二人が在籍しています。彼らは自分の夢をかなえるとともに後輩である君たちの役に立ちたいとも願っています。彼らとともに我々教員は学習指導、進路指導、生活指導等で君たちに寄り添っていきます。いっしょに飛躍していきましょう。
一年間のスタートにあたり、目標を伝えました。
成果を期待しています。
以上で新学年の始業式の話を終わります。

(2018年4月09日1学期始業式にて)

2017年度 3学期終業式 式辞

おはようございます。
この終業式に出ている皆さんは無事進級を果たした人たちです。良かったですね。ただし、単位の一部を習得できていない人が数人いるようです。新年度に行われる追認指導、追認考査においてすべて合格するようにしなさい。
今日は地元の話から入ります。
学校のすぐ近くにパナソニックの本社があります。この大企業の創業者は誰か知っていますか?
松下幸之助さんです。もう亡くなられた方ですが、今なお経営の神様と呼ばれ続けている方です。
この方の言葉は多くの格言として語り継がれ、本としても出版されています。
西三荘駅の手前側に、松下記念館があったのですが、パナソニックミュージアムとして今月9日にリニューアルされてオープンしました。ここに行けば松下幸之助さんの格言等も知ることができます。ぜひ行ってみてください。
その格言のなかで私が好きなものを紹介します。

『とにかく、考えてみることである。
工夫してみることである。
そして、やってみることである。
失敗すればやり直せばいい。』

これは生徒の皆さんに常々トライし続けてほしいと願っていることです。
「無理」とか、「どうせ」とか、「私はここまでしかできない」とか、を先に言うのでなく、やってみること、工夫すること、創りだすこと、をしてほしいのです。
守口東高校が各プログラムで目指す「脳力開花」も、そして授業での目標「解る」「創る」「伝える」のうちの「創る」もこの格言と合致することだと言えます。
新しい学年でも強く意識して進んでいってほしいです。
最後に一つ、進路のことも考えてください。一年後のことを考えて、今、するべきことにしっかりと取り組んでください。松下幸之助さんの言葉にも「今、するべきことに最善を尽くす」というのもありました。
それでは意義ある春休みを過ごしてください。

(2018年3月18日3学期終業式にて)

2017年度 卒業式 祝辞

 春を告げる、梅の香薫る今日のよき日に、第三十三回卒業式を挙行し、卒業生の皆さんを送り出せることを、心からうれしく思います。三十三期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 また、本日はご多用の中、来賓として地元守口市の各中学校ご代表様、学校協議会、同窓会、後援会,PTA、旧職員の皆さまにご列席いただいております。高いところからではございますが、厚く御礼申しあげます。
 さて、保護者の皆さま、お子さまの今日の晴れ姿をご覧になり、大きな喜びを感じていらっしゃることと思います。お子さまは,保護者の皆さまの愛情を受けながら、この守口東高校で青春の日々を過ごされ、りっぱに成長されました。これも、ひとえに保護者の皆さまの本校に対するご理解、ご協力をいただいたおかげと思っております。教職員を代表してあらためて感謝申しあげます。
卒業生の皆さん、三年間ともに歩んだ仲間とはこれからは離れ離れになり、進学や就職というそれぞれの道を歩んでゆくことになります。自分の夢や希望に向かって定めた進路を、この三年間以上のエネルギーを持ち続けて進んで行ってください。社会変化はとてつもなく激しく、難しい時代ですが、皆さんならしっかり歩んでいけると信じています。
さて、私の学生時代のお話をします。私の大学時代のルームメイトはスピードスケートの当時の日本記録保持者であり、日本代表チームにいました。もちろん彼が狙っていたのはオリンピック出場でした。その目標に向けて、彼は恐ろしいほど大変な努力を重ねていました。しかし、彼は最後に代表から外れてしまいました。私と彼とは、種目は違えどお互い頑張ろうという思いでいつも励まし合っていて、毎晩部屋で、ともに砂袋を使って筋力トレーニングをしたことなどを思い出します。私はトップレベルの選手ではありませんでしたが、親友として彼の目標が叶うことを切に望んでいましたし、彼も私を励ましてくれていました。そんな関係ですから、彼が日本代表から外れたことは、私にとっても大きなショックでした。その後も私はそれまでと同じように彼に接し、お互いの親交は今でも続いているのですが、私は、あの時彼に対するサポートが本当にできていたのだろうかと、後になってから何度も考えてしまいます。今回のピョンチャンオリンピックでもインタビューで必ず言われる言葉は、今まで協力してくれた、応援してくれた人たちへの感謝の言葉です。これは本当に心の底から発せられた言葉だと思います。オリンピックへのチャレンジは並大抵のチャレンジではありません。コーチや家族だけでなく、本当に多くの支援があってそこにたどり着いているのです。そう思えば思うほど、当時の私にはそのサポートができていなかったのではないかと、落ち込み、涙するときもあります。人間は一人では目標や夢を成し遂げられない。今日伝えたいことはこのことです。君たちがこれから先20年、30年、40年後に生きていく時代は、間違いなくこの18年間どころではない大きな変化を遂げます。君たちはそれを乗り越えていかなければなりません。常に先を見据えて進んでいく力と創造性が必要となるでしょう。それはオリンピックに出場するくらいたいへんなチャレンジだと思っています。だからこそ、人間関係がより重要になると確信しています。自分一人ではないこと、君たち一人一人が誰かを支えていること、そのことをしっかり心にとどめておいてください。一人一人のその自覚が、皆さん自身の目標や夢にもつながるのだと思います。
私の親友の頑張りは、後輩に引き継がれ、その後輩であるYコーチがまた努力を重ね、そして小平選手を指導して、今回500mで開花させました。私にとって冬のオリンピックはそういう人間のつながりを思い出させてくれます。小平選手とはお会いしたことがありませんが、このような意味でつながりを感じ、今回は一番応援をしていました。金メダルが確定した時は本当に感動的でした。コーチにすぐにお祝いのメールを送りました。
私は、校内のモニターで守口東高校応援団長と称し、君たちを応援してきました。33期生の皆さんは卒業していきますが、これからも心の中で応援を続けていきます。ぜひ、力強く未来を生き抜いてください。
元気でかわいい皆さんとお別れするのは寂しいですが、私は皆さんからもらったエネルギーを糧にし、いろいろな課題を解決するよう将来に向けてつないでいきます。お互いにしっかり生きていきましょう。
卒業おめでとう。
 以上をもってわたくしの「式辞」といたします。

(2018年2月28日卒業式にて)

2017年度 3学期始業式 式辞

 おはようございます。
 クリスマス、お正月、楽しく過ごせましたか?もしくは充実して過ごしましたか?3学期が始まります。各学年最後の学期です。最後に評価がアップするように気を抜かずに取り組んでください。生きていく上での術としては、終盤にいいところを出し切って成果をあげることは有利だと思います。絶対にアップさせてください。その中で簡単な行動として、「遅刻をしないこと」を向上させてください。
 11月の遅刻での大遅刻の数をみると1年生は13、2年生は177、3年生は255。2,3年生は残念ながら多いですね。以前にも伝えましたが、アルバイト等プライベートの場面では遅刻しないのに学校には遅れるというのはどうでしょうか?例えばアルバイトの時だけ時間を守っていても、そんな甘えた姿勢はすぐに化けの皮がはがれてしまうものです。最後の3学期に君たちの良いところである良心、誠実、正義の精神をもって、遅刻をしない姿勢を見せてほしいと期待しています。1年生はこの調子で、もっともっと減らす勢いで頑張りましょう。学力についてもベネッセの基礎学力テストではほとんどが春より伸びていました。これも遅刻の少なさと無関係ではないと思います。将来に向けてしっかりと歩んでください。
 さて、最近よく耳にする言葉があります。君たちは何を思い浮かべますか?
 私は「AI」という言葉が頭に残っています。Artificial Intelligence、人間的な判断をするプログラム、人工知能のことです。
 私はその影響についていろいろと考えさせられます。ニュースなどでは「AI」は便利、「AI」は「楽しい」、というイメージがありますが、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
 私は「働き方改革」日(これもよく出てくるキーワード)の中で「AI」が便利だなと思う反面、私たちの生活や価値観などがこの先どうなるのだろうという不安があります。私の世代は大きな変化の中に生きてきました。例えばパソコン、スマホなどメディアや通信機器は空想の世界の出来事でしたが、いまや簡単に手に入ります。ついていけないこともたくさんあります。昔にはなかったような犯罪やいじめやトラブル等も起こっています。同じような大きな変化が君たちの生きていく将来において起こるのではないかと想像しています。その一つが「AI」に関することだと思っています。
 私の立場で想像すると、「AI」は私たち教員の仕事も奪うでしょう。知識をTEACHするだけなら「AI」はすばらしく機能すると思えるからです。そんなものに超されない働きをしていく自信はありますが、私たち教師の仕事を楽にしてくれるとともに、仕事の一部を奪うのは間違いないでしょう。
 そのように便利や楽しいと想像する先に何が起こるのかもぜひ考えてみてください。きみたちはそんな変化の中で生きていかなければならないのです。仕事はどうなっていくの?生活はどうなっていくの?そんなことを一度想像してほしいし、新聞等でそういう情報も入れるようにしておいてほしいのです。アルバイトしてもいい、ユニバに行ってもいい、でもそういう情報を得るアンテナを、常に張りめぐらしておいてほしいと思います。
 今日は気になるキーワードから君たちにも考えてほしい「AI」を紹介しました。
 最初に話をした「遅刻の改善」ということも一人一人の心にとどめておいてください。良い一年にしましょう。

(2018年1月09日3学期始業式にて)

2017年度 2学期終業式 式辞

 おはようございます。
 始業式に伝えた授業での臨み方「解る、創る、伝える」は進んでいますか?
 今日は寒くなりましたので短くお話しします。
 今日のテーマは「出会い」です。
 16日土曜日に私がお世話になった先生が亡くなりました。ヤフーニュースでもつたえられていました。その先生との出会いからお話しします。その先生は初芝高校を全国大会、初出場初優勝、そして大阪に高校サッカー全国優勝を始めてもたらした方で大阪の高校サッカー界では親分的な方です。初芝高校を退職後も転勤されて、本校のサッカー部の先生の出身の初芝橋本高校を全国レベルの強豪校に育てたのもその方です。Jリーガーも多く輩出されています。その先生は60歳を過ぎて、いったん指導現場から退いておられたのですが、また高校サッカーを教えたいと思われ、いろいろな高校に声をかけられたのですが、その先生が大物すぎてなかなか受けてもらえなかったのです。そんなとき私がいた高校に声がかかりました。悩みましたが、やりましょうと受けました。それからともに6年間ほどサッカー部を指導しました。本当に勉強になりました。その先生がお亡くなりになりこの出会いをしみじみと振り返りました。あのとき、悩んだ末に何かを学べるいいチャンスだと判断をしたことは間違ってはいなかった、本当にいい出会いをいただけたと感謝するとともに、その先生との別れを心から惜しんでいました。
 あのとき、私には荷が重いと逃げていたら、その方から得ることができた教訓は今私の手にはなかったわけです。本当に、本当に感謝しています。自分から臨んだ出会いでなくとも、いつも、「学ぼう」という前向きな姿勢があれば、いろいろな出会いの中から、忘れられない出会いが巡ってくると思っています。
 次の話は私のことではありません。日曜日にアメリカンフットボールの甲子園ボウルという大学ナンバーワンを決める試合があり、優勝した日本大学の1年生QBの林君という選手はMVP、年間最優秀選手にも輝きました。彼はある私立高校を辞めることになり、公立高校で部員の人数がギリギリの高校に転学しました。彼には素質がありましたが、それだけでは今回の活躍にはつながらなかっただろうと思っています。その転学先の監督に出会ったおかげであきらめずにチャレンジを続けることができたと思います。私はその監督の先生とは同僚でしたから近くで見聞きしていてそう感じています。その出会いがなければ、林君はどうなっていたのだろう?と日曜日の夜のニュースを見ながらしみじみ思いました。これもいい出会いがあったのだと思います。
 皆さんにも何か心に残る出会いがあるでしょうし、これからもあると思います。それがいい出会いになったり、ためになる出会いになるには、自分の姿勢を前向きに保つことが大切であると考えています。その前向きな姿勢がなければ、大きな出会いにはならないのかもしれません。みなさん、どうか前向きな姿勢を忘れずに持ち続け、そしてよい出会いに恵まれてほしいと願っています。今日は出会いのお話しでした。

(2017年12月22日2学期終業式にて)

2017年度 2学期始業式 式辞

おはようございます。
まず、今日まで事故の報告等がなかったことに安心しています。みなさんと元気に再会できてうれしいです。
一学期の終業式に伝えた「チャレンジ」について、みなさんはこの夏休み、何かにチャレンジできましたか?
 さて、今日は授業についてお話をしましょう。
今年はこういうポスターを作成しました。日(ポスターを披露する。)大阪成蹊大学の芸術学部と本校の美術部の生徒がコラボで作成してくれました。コピーは『脳力開花』です。願いと目標をこめています。この「目標」というのは、具体的には授業での目標、学校活動での目標のことです。そしてこの目標をめざすことは、君たちが将来において役に立つための力を育てるということです。だから、重要な目標になります。
 今までの授業は「INPUT」つまり、「理解する」ことが授業の中心だったと思います。たしかにそれは重要なことです。しかしそれだけではもう物足りないのです。
「理解する」ことに加えて、さてどういうことが必要だと思いますか?
理解してさらに考える、判断する、考察する、推測する、編集する、まとめる、企画する、等をすることが必要なのです。それらをまとめて一言でいうと「創造する」、これはクリエイト、自分の頭を使って、新しいことを生み出す、という意味ですが、その「創造する」という言葉で表します。
次に、それらを「OUTPUT」つまり「伝える」ことができるようになることが重要なのです。
今お話ししたことを整理しますと、
1「理解する」もしくは「解る」、2「創造する」もしくは「創る」、3「表現する」もしくは「伝える」です。日(三つの言葉を披露する。)
この3つををバランスよく学習していくことが大切だ、ということです。だから、先生方には1の「解る」だけでなく、2の「創る」と3の「伝える」も授業で組み込んでくださいとお伝えしています。毎時間すべてがそういう形式にはならないですが、1時間中ずっとプリントの穴埋めみたいな授業はもう少なくなるでしょう。皆さんも居眠りなんかしてられないと思います。
これからの授業では大いに自分の頭を回転させて、他の生徒の考えを聞いたり、資料を読み取って考察したりする中で発想していき、そしてそれを伝えることにチャレンジしていってください。それらを継続すれば必ず将来に必要な力がついていきます。
 2学期には文化祭というビッグイベントがあります。この行事への取り組みにも、先ほどの3つの要素が含まれます。文化祭が楽しかったかどうかの判断は、単純にその場に笑いがあり、おもしろいとかだけではありません。先ほどの「解る」「創る」「伝える」をやり切れば、絶対に文化祭は楽しかったと思えるし、大きな経験と大切な思い出になるでしょう。
2学期はこの「脳力開花」の実現にぜひ向かってほしいと思っています。頑張りましょうね。

(2017年8月25日2学期始業式にて)

2017年度 1学期終業式 式辞

おはようございます。
1学期の始業式に伝えた「遅刻なし」「チャレンジ宣言」については、皆さん実行できましたか?最初は、「実行しよう。」と思っていた人も多くいたと思いますが、途中で怠けることになっていませんでしたか?遅刻が改善できなかった人はその部分ではチャレンジできなかったということですね。反省です。時間を守れない人は残念ながら社会人として通用しません。改善してください。
 さていよいよ夏休みです。私もうれしい気持ちがあります。時間に少し余裕ができるので、やりたいことをしようと思います。皆さんはどう過ごしますか?進学希望の人は学習を深める機会にすることは外せませんね。図書室や自習室で勉強してほしいです。これもチャレンジですね。
この1学期には身近なことで多くのチャレンジの機会がありました。体育祭、授業、進路、部活動、各種資格取得と学校生活には多くのチャレンジの場があります。今日はその中から具体的なチャレンジを紹介しましょう。野球部とハンドボール部です。お願いした生徒は上がってきてください。
野球部は履正社高校と2回戦を戦いました。履正社高校は秋の神宮大会で全国優勝、春も準優勝と日本のトップチームです。このレベルの学校と対戦することはほぼないでしょう。この1か月間に野球部のメンバーの人たちはどんなことを考えていたのでしょうか?
ハンドボール部は8月12日に初めて大会に出ます。初めての大会ですよ。3年生にはそれが最初で最後です。緊張すると思います。
少し話を生で聞きますね。
『まず野球部は相手が履正社と決まりどう思いましたか?』日(キャプテンに聞く。)
「点数を取ってやろうとか、思いっきりやってやろうと思いました。」
『逃げたいという気持ちはなかったのですか?』日(キャプテンに聞く。)
「やりがいを感じました。」
『履正社の3番打者安田君は話題になっているあの清宮君と並ぶ西の強打者ですが、藤澤君はどんな思いで安田君に投げましたか?』日(ピッチャーに聞く。)
「勝負できる機会ができて、全力で勝負しようと思いました。」
そうなんや。すごいね。
やり切ったか?日(ピッチャーに聞く。)
「はい。」『ありがとうございました。』
『次はハンドボール部の松浦君に聞きます。初めてですが緊張は?』日(キャプテンに聞く。)
「今はまだ緊張はないけど、だんだんと緊張はすると思います。」
『不安感はありますか?』日(キャプテンに聞く。)
「ようやく出れる試合ですので、思いっきり楽しみたいです。」
『絶対に試合は最後まで闘うよね!』日(キャプテンに聞く。)
「はい。」『応援してるよ、頑張ってくださいね。』
はい、チャレンジャーの代表として3人に話を聞きました。ありがとう。日(降壇してもらう。)
今の彼らの気持ちについてみなさんはどう感じましたか?どちらも勇気がでてくる話でしたね!
ちなみに私は大学生まで水泳選手でした。中学2年生の時にある大会で当時の日本記録保持者のとなりのコースで泳ぐ機会があったのですが、私はずっと「いやだー」とすねていました。今思うとなんか情けないです。そう考えると野球部は本当によく立ち向かいました。拍手!ハンドボール部はよりいっそう練習を積んで挑んでくれるでしょう。チャレンジ宣言ですね。応援の拍手!
みなさんも身近なチャレンジをもっともっと続けてください。始めてください。
いろいろなチャレンジを積み重ねることで人は必ず成長できます。それぞれのチャレンジャーの心には、形として残るものはないけれど、必ず自信と経験が積まれていきます。日々に小さなチャレンジを続けておくと、本当に大きなチャレンジの時にそれまでのチャレンジが生きてくると思います。だから日々のチャレンジを心がけてください。守口東高校にはそんなチャレンジがあふれるようになってほしい。応援しています。
 夏休み、健康に気を付けて過ごしてください。2学期始業式でお互い元気な姿で会いましょう。

(2017年7月21日1学期終業式にて)

2017年度 第35回入学式 式辞

 本日、平成二十九年度大阪府立守口東高等学校第三十五回入学式を挙行できますことを、心より嬉しく思います。
 この入学式に、PTA役員、後援会役員のご来賓の皆さま方にご列席いただき、お祝いくださいますことを高いところからではございますが、心より感謝申し上げます。保護者の皆さまは、この晴れやかな場に立っているお子さんの姿をごらんになって、お喜びひとしおなるものがあろうかと拝察いたします。私ども教職員一同、その喜びを共にすると同時に、責任の重大さを痛感いたしておるところであります。申すまでもなく、私どもは一致協力、万全を期して、お子さんを次の社会の立派な担い手として、厳しくかつ愛情を込めて寄り添いながら育てる決意をいたしております。保護者の皆さまのご支援ご協力を切にお願い申しあげる次第でございます。
 先ほど入学を許可された新入生の皆さん、入学おめでとう!守口東高等学校教職員一同、心から歓迎します。ここからは入学生の皆さんに語ります。
 第一は守口東高生としての目標の話です。
 本校では「衣を正し時を守り場を清めるそして自分を磨く」という4つの言葉をキーワードとして、豊かな人間性を持ち、社会人として通用する資質を育成することを目標にしています。基本はそのうちの前の三つ「衣を正し時を守り場を清める」です。これらはできて当たり前で、できないとマイナス評価になることが多いのです。従って、これらについては固い決意をもって実行してください。その上で四つ目の「自分を磨く」ということについて、意識を持って進めてほしいと考えています。
 「自分を磨く」という言葉の中にはいろいろな意味が含まれますが、その中でも『創造』『クリエイト』といった領域の能力を磨くことに期待しています。この「新しいことを始める、創り上げていく、切り開いていく」という「チャレンジ」をすることが、自分自身を大きく成長させてくれます。私たち教職員はこの四つ目の「自分を磨く」ためのチャレンジに、大いに期待しています。
 これから始まる高校生活の中のいろいろな活動の中で、必ず何か一つにはチャレンジしてください。そしてできればそのチャレンジすることを誰かに打ち明けてほしいです。
 「不言実行」が讃えられることもありますが、今日の私のお話はその逆である「有言実行」の奨めになります。最近、スポーツ選手や著名な方で成功を収めている人たちも、この「有言実行」型が多いと思います。よって私も「有言実行」を奨めます。皆さんはまだ若いです。失敗を恐れずにどんどんチャレンジしてください。楽しみにしています。
 第二は人間としての目標の話です。
 キーワードは「他者理解、思いやり、自分を大切に」です。
 私たちが生きているこの社会は様々な違いを持った人々で構成されています。学校も同じです。その違いを認め理解することで、思いやりの心が生まれ、みんながそのような気持ちを持てば、安心して仲間とともに過ごせることができると思います。
 「自分を大切に」ということは、自分らしさを失わないということです。
 そして言うまでもなく、自分の身体を、自分の存在を、自分の命を、大事にする、ということです。そうすれば、みなさんは楽しく学校生活を送ることができます。
 以上に述べたようなことを心に留め置いて、この守口東高校で意義ある学校生活を過ごしましょう。わたしは皆さんの応援団長です。私たち教職員はいつも君たちを応援しています。よろしく。
 以上、入学式の式辞といたします。

(2017年4月8日第35回入学式にて)

2017年度 1学期始業式 式辞

 おはようございます。
 新学年のスタートです。何か目標を持ってください。そんな新たなスタートの日です。
 私からの第一の話は、少しお小言です。
 昨年遅刻がそんなに減らなかったというデータがあります。これについて話します。
 遅刻しても考慮の余地があるケースとはどんな時ですか?病気やトラブルが発生した時には考慮の余地があるとされるべきでしょう。それでは寝坊のときはどうですか?考慮の余地はありませんね。
 次に遅刻したらなぜだめなのでしょうか?自分が損するだけですか?
 授業を受ける権利は君たち全員にあります。授業中に遅れて教室に入って来る人は、そのことが、他の人に迷惑をかけることになっていることに気づいていますか?私は君たちが他人に迷惑をかけても気にならないような無責任な生徒たちだとは思っていません。どうか遅刻は大変良くないことと自覚してください。
 肝心な時は遅刻しないから大丈夫と思っている人もいるのかもしれません。その考えは大変無責任な言い訳です。学校だからいいのですか?そんな考え方は社会に出たらすぐに見透かされてしまいます。社会はそんな甘くはありません。例えばアルバイトで遅刻しますか?しているのなら、その人は責任感が大きく欠けていると思います。
 守口東では、みなさんが社会に通用する人間に成長するように指導をしています。遅刻は社会では大きなマイナス評価となるのでそれを見過ごすことはできません。多くの生徒が遅刻しているわけですが、会社ならばすぐに倒産します。そんな信用を得られない行動で社会的な契約や交渉が成立するわけがありません。今から信用を得ることができる行動を心がけなさい。皆勤を目指しなさい。短期目標として、1か月間クラス全員が皆勤を目指す、などの努力をしてください!

 二つ目の話に移ります。
 私は今度漢字検定に挑戦します。3級です。情報処理検定も考えています。
 みんな一緒に受けよう。一緒に勉強しよう。失敗してもいいからチャレンジしよう。「自分を磨く」一歩を踏み出そう。そういう呼びかけです。その一歩を踏み出そうとすることで、これからの自分の人生を切り拓いていくことができると私は信じています。そんな生徒がいっぱいいる学校になってほしいし、いっぱいいるならこの学校の将来は変わると思います。
 昨日までの流れに従って生きるのではなく、将来に向けて変わっていく生き方をしてほしいです。そういう生き方が、これから君たちが暮らしていく社会を生き抜くために必要なことでもあると、私は思います。
 何かチャレンジすることを掲げよう。できるなら、それを誰かに伝えてみよう。そうすると頑張れます。私に言いに来てくれてもいいです。有言実行の時代です。小さな事でも大きな事でもどんなことでもいいので伝えてみてください。
 今日の話を皆さんが実行してくれたら、守口東はどんな風に変わっていくのだろうと、私はとても楽しみです。まずは短い期間でいいのです。1学期の「遅刻なし」と「チャレンジ宣言」を実行して下さい。
 以上で新学年の始業式の話を終わります。

(2017年4月8日1学期始業式にて)

2016年度 平成28年度3学期終業式 式辞

 おはようございます。
 校長先生がインフルエンザでお休みなので今日は教頭が代わりにお話をします。
 まず、学年末考査が終わり、今日の終業式までの出来事をお伝えします。
 2月24日には32期生が本校を巣立っていきました。大変立派な整然とした卒業式でした。出席した在校生の皆さんは感動したと思います。また、3月9日には入学試験が行われました。今年は1クラス減の募集でしたが、大変倍率も高く守口東高校の人気の高さがうかがえました。卒業した32期生を含めて、在校生の皆さんの日ごろの学校生活に対する真摯な取り組みが評価されたと考え、感謝しています。
 その新入生は4月10日の入学式をもって、皆さんの仲間入りをするのですが、先輩として身をもって模範となってください。
 さて、今年は高校生の皆さんにとって大きな変化がもたらされた年でした。と言えば、何のことかわかりますか。
 それは今年から18歳になると選挙権が与えられたことです。高校3年生になると私と同じように選挙で一票を投じることができるようになります。つまり、皆さんの考え方が、社会に対して大きな影響力を持つということです。皆さんがより良い社会をつくる大きな力となる可能性があります。
 社会は皆さんを大人として扱おうとしています。いずれ近いうちに成人年齢が18歳となることでしょう。学校も皆さんが自立した責任ある大人に成長してくれるように、新しい取組みを始めなければなりませんが、皆さんも自分に与えられた一票の意味、大人になるということはどういうことか考えてみてください。突然降って湧いた選挙権のように思えますが是非、自分のものとしてください。
 以上、簡単ですが私の話といたします。

(2017年3月21日平成28年度3学期終業式にて)

2016年度 第32回卒業証書授与式 式辞

 春を告げる、梅の香薫る今日の佳き日に、めでたく第三十二回卒業式を挙行し、卒業生の皆さんを送り出せることを、心からうれしく思います。三十二期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 また、本日はご多用の中、来賓として地元守口市の各中学校ご代表様、学校協議会、同窓会、後援会,PTA、旧職員の皆さまにご列席いただいております。高いところからではございますが、厚く御礼申しあげます。
 さて、保護者の皆さま、お子さまの今日の晴れ姿をご覧になり、大きな喜びを感じていらっしゃることと思います。お子さまは,保護者の皆さまの愛情を受けながら、この守口東高校で青春の日々を過ごされ、りっぱに成長されました。これも、ひとえに保護者の皆さまの本校に対するご理解、ご協力をいただいたおかげと思っております。教職員を代表してあらためて感謝申しあげます。
 卒業生の皆さん、三年間ともに歩んだ仲間とは離れ離れになり、進学や就職というそれぞれの道を歩んでゆくことになります。自分の夢や希望に向かって定めた進路を、この三年間以上のエネルギーを持ち続けて進んで行ってください。社会変化はとてつもなく激しく、難しい時代ですが、皆さんならしっかり歩んでいけると信じています。
 本日は私の経験をもとにお話をさせてください。
 私は若い時期にアスリートとして過ごし、その後指導者として進んできました。始めは自分の信じた道をただ突き進むだけでしたが、なかなか満足する結果が出ませんでした。かなりの時間悩み、挑戦し、失敗し、また試してみる、の繰り返しでした。試行錯誤を繰り返し、そのときには何がきっかけだったかはよくわからなかったのですが、そのうちに、充実感や達成感を感じることができるようになりました。今、そのときのことを振り返って考えてみると、充実感などを感じるきっかけとなったのは「他者理解」だった、とようやく気付くことができたのです。また周囲の人たちが私のことを理解しようとしてくれていたことにも、同時に気が付きました。
 今私が話した「他者理解」とは、相手が何を考えたり、何を感じたり、何を伝えたいのか、どうしてそうするのかということを掘り下げて考えることであり、そうすることで、初めて満足いく結果が生まれるわけです。相手がコーチであっても、選手であってもいっしょです。「自分が相手を理解する」と相手も自分を理解しようと変わっていってくれます。簡単に伝わらないときもありますが、あきらめてはなりません。伝わるタイミングやきっかけや方法を探してみてください。いつかは必ず伝わると信じ続けることが大切です。家族であっても、会社であっても、友人であっても、それは共通することだといえます。
 これからの社会は合理化が進み、マシンが人間の領域を奪い始めます。それでも変わらないのは、マシンの進化は人間のための進化であり、「人間の思い」や「願い」が凝縮されているのです。だからどのような場面でも、そのとき、そこにいる人間の思いをわかろうとしてほしいのです。それだけは絶対に忘れないでください。私自身も、これからもそんな風に「人間臭く」生きていきたいと思っています。みなさんも、人間にしかできない「他者理解」をすることが、自分らしさを失わず、目標を前進させてくれることだと信じて「人間臭く」生きていってください。
 皆さんは、守口東のキーワードである「衣を正し 時を守り 場を清める そして自分を磨く」ということを言われ続けたと思いますが、「衣を正し 時を守り 場を清める」は社会人としては当たり前のことです。これからは妥協せずに実行してください。そして「自分を磨く」ことに力を注いでください。その磨くものの一つが「他者理解」する心を持つことだととらえてもらえればわかりやすいと思います。
 その「他者理解」の第一歩として、家族や保護者の皆さんの思いを考えてみてください。どうですか?そこで感じたことから今後の自分自身の言動を選んでみてください。
 最後になりましたが、私は、皆さんのおかげでこの守口東高校に赴任してよかったと思うことができました。皆さんは私にエネルギーを与えてくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。だから伝えます。「ありがとう」。
 そして、皆さんがこれからこの母校を誇りに思えるように今まで以上に魅力のある学校にしていく決意をしています。皆さんもこれからの人生をたくましく生き抜いてください。旅立つ皆さんの健闘を祈っています。以上をもってわたくしの「式辞」といたします。

(2017年2月24日第32回卒業証書授与式にて)

2016年度 3学期始業式

 あけましておめでとう。
 3学期が始まります。2学期の終業式で私は皆さんに「知ろうとすること」って大切だと伝えました。授業でその実践をしよう。いろいろなことを知ったら次はその知識を元に自分の考えを表現していくように努力してください。最近は授業の進め方もただ一方的に教えているだけでなく、話し合ったり、意見を発表したり、教えあったりする授業が行われているでしょう。先生たちもそういう授業を進めようと努力しています。
 さて、なぜこういう授業の進め方をしようとするのでしょうか。それは、皆さんが卒業して力強くたくましく生きていき、そして社会で通用していくためには、いろいろな人とコミュニケーションする力、考えたり創造する日(想うではなく創る方の創造)力、協働して日(お互いが助け合い)チームで目標に立ち向かうことができる力とかがが重要になるからです。だから授業でもそんな力を育てるように進めていくのです。このことは、12月にあった「学校協議会」という会で、守口東高校の生徒たちにはどんな教育をしたらいいかというアドバイスとしていただいた言葉でもあります。その会のメンバーは会社の社長、大学の教授、中学校の校長先生などの方々です。だから私が勝手にそういうことを言っているのではなく、世の中全体がそういう人材を求めているということをわかってください。そして君たちはそれをしっかり受けとめて自分を磨いていってください。授業ではクラス全員が授業の内容を理解してそして全員が課題解決や問題解決に協働して臨んでください。先生たちも頑張ります。
 もう一つお話しします。1,2年生は2月3日日(金)にマラソン大会があります。私も出場します。その後にはフルマラソンへの挑戦も準備しています。私のこの歳ではきついことですが、ゴールに向かい少しずつ進むことが体験できるいい機会だと思っています。ひとつのことが自信になれば人間は成長の一歩を手に入れることができるのではと思っています。また、皆さんの頑張っている姿を真横で感じることも私に勇気をもたらしてくれます。スポーツでも芸術でもモノづくりでも、人間が必死で、集中して、目標に向かう姿は美しくかっこいいです。それが600人分見ることができるわけですから今から非常に楽しみです。走るときには前向きな気持ちになって臨んでください。いやいや走るとかえってしんどいですから。たとえば“いやいや姿勢”で走ると、しんどさは2倍3倍になります。しんどいとか、不安とかそういう思いになるときもあるとは思いますが、ぜひ自分の気持ちをうまくコントロールして前向きに挑戦してください。
 今日の話をまとめます。
 一つ目、知ろうとして、自分の考えを表現できるように努力することが大事。
 二つ目、少しずつゴールを目指し、前向きに取り組むことが重要。
 この2点をお話ししました。それでは3学期、よいスタートを切りましょう。

(2017年1月10日3学期始業式にて)

2016年度 2学期終業式

 おはようございます。寒いのですぐに本題に入ります。
 あるテレビドキュメンタリーのお話をします。この話を聞いて、君たちも自分たちの周りに少し目を向けて、いろいろと考えてほしいと思っています。
 先週NHKのドキュメンタリー「君が教えてくれたこと」を観ました。自閉症の青年が意思表示するすべを獲得し、今まで伝わっていなかった彼の思いが周囲の人たちにも伝わるようになりました。周囲は自閉症の人の心の内を知ることができて理解が広がったのです。そしてそれが世界中に伝わり自閉症に関わる人々に希望と勇気を与えたというお話です。自閉症の症状にもいろいろありますが、彼は今考えていること、判断したことをすぐにことばや行動でうまく表現できないのです。それが文字盤、アルファベットを表にしたものですが、それを指で押さえていくと自分が考えていることを表現できるようになったのです。すると彼は実に深いところでいろいろと感じ、考え、判断していたのです。ただ表現したり伝えたりすることが苦手だっただけなのです。周囲の人々は外側から彼を見ていただけで、本人が何も考えることができないと思っていたのかもしれません。彼の意思表示はそれを覆すとても大きな出来事だったのでした。しかし、同時に、なぜ周囲の人々はもっと深く彼を理解しようとしてあげなかったのかと残念に感じました。
 さあ、君たちはどう感じましたか?
私は人間の人格を尊重する姿勢を忘れてはならない教訓として受け止めました。皆さんは友人のこと、家族のこととかを理解しようとしていますか?私は生徒の皆さんの言動のことでこんなことが起きたとか、こんな様子でしたとかを報告を受けたときにその生徒はどういう心境だったのだろうか?なぜそういう言動をしたのだろうか?家族はどう感じるだろうか?こういうことを思いめぐらせます。ドキュメンタリーを観て、表面的なことばかりを見るだけではだめなのだと強く感じました。
 さて今日は何が言いたいのかというと、「知ることの大切さ」「知ろうとすることの大切さ」です。世の中のできごとや歴史や自然科学を知ろうとしたり、他者のことを理解しようとしたりしてください。そして疑問を持ってその中身に一歩踏み込んで解決を試みたり、他者の立場に立って思いやりを持って接することの大切さを考えてほしいと願っています。皆さんは日々の学校生活や日常生活でそういう機会に出くわすことがきっとあるはずです。どうでしょうか、ぜひそのようなときに今日の話を思い出してください。
 知ることによっていろいろなことが納得できるようになるし、その過程で自分を成長させることができると思います。そこには喜びも伴います。たとえば私が授業見学に行って、生徒の皆さんと一緒に問題を解いたとき、だれもがうれしそうな顔をしていましたね。私もうれしかったです。知ること、わかることって楽しいという証明ですよ。難しいと思うこともあるかもしれないけど、知ろうとすること、わかろうとすることを放棄してはだめです。絶対に知ろうとする意欲を失わないでいてください。
 この冬休みにはそんな姿勢で過ごしてみるのも悪くないです。そういう姿勢が大事だと思えたら、人の話を聞こうと思えるし、居眠りなんてもったいないし、ネットでの不用意な書き込みなんてできないはずです。家族のお互いの気持ちの理解も進みます。「知ろうとすること」を心がけてみてください。
 最後に。冬休み中は健康に気を付けてください。1月9日の始業式には必ず元気な姿で、健全な姿で登校してくださいね。それではよいお年を。

(2016年12月22日2学期終業式にて)

2016年度 2学期始業式

おはようございます。体育館が工事のため終業式に続き、放送で行います。
終業式では自分を大切にする具体的な行動として「真剣な気持ち、顔つきになることを増やしてみること」と説明しました。できたでしょうか?
それにしてもオリンピックでは真剣な姿をいっぱい見ることができましたね。わたしはあの極限の状態でプレイする選手やスタッフ、支えた人々の思いを想像しました。そして迎える勝負を決する瞬間の緊張感、高揚感、等を感じるとき胸がきゅんとなりました。その会場にいればなおさらのことだと思います。
 わたしはオリンピックの日本選手の金メダルシーンに立ち会ったことがあります。1998年、3年生が生まれた年ですね。その年に長野で冬のオリンピックが開催されたときに、スケートのショートトラックの西谷選手が私の勤めていた高校の卒業生だったので、応援団長的な存在で、その会場にいました。決勝レースのスタートまでの高まり、スタート時の静寂、レース中の興奮、ゴールした時の感動、を今も覚えています。ウィニングランで私が渡した日の丸を掲げてリンクを回っているときは涙が止まりませんでした。また表彰式では「こいつすごい!」と尊敬の念さえ持ちました。そんな経験もあったので今回のオリンピックはそういう思いを思い出しながら観戦していました。
 ここまでいうと勝者にスポットを当てていると思うでしょうが、私は敗者にも強い関心を持って観ていました。敗者には何も残らないのでしょうか。それはおそらく違うでしょう。大事なことは結果ではなく取り組み方だと言えます。そこを踏まえて臨まないと結果がよくても物足りないこととなるでしょう。目標に向かって取り組みをどうするかを考えてみてください。真剣な取り組みには、多くの努力、挑戦、創造、追求、愛情等を経て進んでいくので、真剣な取り組みは自分を成長させてくれると思います。それが自分を大切にすることになっていくと再度伝えておきます。
 また、ステージの高さが重要なことでもありません。だからオリンピックだけではないのです。私は夏休み中に部活動と進路での取り組みおいて、オリンピック観戦と同様の思いを持ちながらきみたちを観てきました。スイング、ダッシュ、ジャンプ、声、集中、目つき、どれをとっても先ほどと同様の興奮や感動や頼もしさを感じさせてもらっています。みんなにもオリンピック選手に負けない真剣さは出せています。だから、これからももっと見せてほしいです。
 最後にまとめます。文化祭、進路、部活動、アルバイト、そして授業、そんな場で皆さんは真剣になって、そして成長できるチャンスを多く持っています。この2学期、そのチャンスが多くあります。私は、いいえ、私だけでなく先生全員が皆さんの真剣な取り組みを見たくて見たくて仕方ありません。皆さんもそこに着目して臨めばきっといい思いになることができます。仲間同士でもその姿を認め合える、支え合える、そんな守口東高校にしていきませんか!がんばりましょう!2学期は授業もいっぱい観に行きますよ。部活動も観に行きます。アルバイトで「こんなにがんばっている」という人は校長先生に直接教えてください。楽しみにしています。以上で終わります。

(2016年8月24日2学期始業式にて)

2016年度 1学期終業式

 おはようございます。体育館が工事のため放送で行います。
 3年生は進路の取り組み真っ只中です。先日の求人票閲覧のときは真剣でしたね。それは当然ですね。
 自分の将来のことを大事にすることは、「自分を大切にする」ことの大きな要素です。1,2年生のみなさんはどういうふうに自分を大切にすることを実現させていきますか?勘違いしないでほしいのはわがままを言って自分を守ることとは思わないで下さい。得をするようにすること?ともちがうと思います。それではどういうふうにすればいいのでしょうか。私のアドバイスをいうと、「目標をもち、真剣にそこに向かうこと」が簡単な方法ではないかと思います。もう少し簡略化すると「真剣な気持ち、顔つきになることを増やしてみること」です。これならできるでしょう。一学期に各部活動を応援してきました。その一瞬一瞬はまさしく真剣でした。彼らは自分を磨き、自分を大切にしたと思います。体育祭ではその瞬間をいっぱい見せてもらいました。いっぱい真剣な顔つきを見せてもらいました。だからほとんどの人が「自分を大切にした行動」ができていたわけです。アルバイトの場面でもできますね。実は、みなさんはもう実行してるのです。
 8月にはオリンピックが開催されます。そこではそういう真剣な姿をいっぱい見ることができます。ぜひ見てほしいし、そして俺も、私もと思って、自分につなげてほしいなと思っています。そして夏休み中はリラックスもいっぱいしてほしいけど、真剣な顔つきになる瞬間もさらにいっぱい作ってほしいと期待しています。
 もう一つ方法をアドバイスします。簡単なようで簡単でないことです。何だと思いますか?それは「相談する」ことです。もし、不安なことや悩みがあるなら、先生に相談してほしいのです。先日「守口東高校安心アンケート」を行いましたが、皆さんから発信してくれてよかったです。ささいなことでいいから、相談してほしい。先生のことを頼ってみてほしい。わたしに相談してくれてもいいです。完璧な解決はできないかもしれないけど、相談することが一歩前進になると思います。待っています。
 それでは、ロングバケーションを満喫してください。以上で終わります。

(2016年7月20日1学期終業式にて)

2016年度 入学式

 本日、平成二十八年度大阪府立守口東高等学校第三十四回入学式を挙行できますことを、心より嬉しく思います。この入学式に、PTA役員、後援会役員のご来賓の皆さま方にご列席いただき、お祝いくださいますことを高いところからではございますが、心より感謝申し上げます。
 保護者の皆さまには、多年にわたるご慈愛の甲斐あって、いまこのめでたい場にいるお子さんの晴れ姿をごらんになって、お喜びひとしおなるものがあろうかと拝察いたします。私ども教職員一同、その喜びを共にすると同時に、責任の重大さを痛感いたしておるところであります。申すまでもなく、私どもは一致協力万全を期して、お子さんを次の社会の立派な担い手として、厳しく、愛情を込めて、かつ寄り添いながら育てる決意をいたしております。保護者の皆さまのご支援ご協力を切にお願い申しあげる次第であります。
 先ほど入学を許可された新入生の皆さん、入学おめでとう!守口東高等学校教職員一同、心から歓迎します。ここからは入学生の皆さんに語ります。
 第一は高校生としての目標の話です。
 本校では「衣を正し 時を守り 場を清める そして自分を磨く」という言葉をキーワードとして、豊かな人間性を持ち、社会人として立派に通用することをめざしています。これらの内容についてはみなさんは「アドミッションポリシー」としてすでに目を通していると思います。それをもとに「自己申告書」を書いたと思います。私はその文章を読ませてもらいました。見事に決意が述べられていて、実に頼もしいと感じました。皆さんはここからスタートすればいいのです。そしてそれをつなげて積み上げていけばいいのです。できますね。基本は前の三つ「衣を正し 時を守り 場を清める」ですが、これらはできて普通で、できないとマイナス評価になることが多いのです。よってこれらは固い決意で実行してください。その上で四つ目の「自分を磨く」をどんどん進めてほしいです。特に『創造』『クリエイト』の含まれるチャレンジには期待しています。私たち教職員はこの四つ目の「自分を磨く」ためのチャレンジを支援することが大好きです。だからきみたちはいろいろな活動の中でチャレンジしてください。そして発信してください。「先生、俺、頑張ったやろー」「私、がんばってんでー」と。楽しみにしています。
 第二は人間としての目標の話です。
 キーワードは「他者理解、思いやり、自分を大切に」です。近い将来、知識の蓄積、単純な技術は人間の仕事ではなくロボットやコンピューターの仕事となる日が来るでしょう。私は間違いなくやってくると考えています。その時にきみたちにとって生きていく上で必要なことが先ほどのキーワードで示したものです。つまり人と人をつなげたり、調整や修正のような人間にしかできない役割を担うことが大事になるということです。そのために他者を理解し、思いやりを持つことがより良い方向に導いてくれるでしょう。そのために具体的などういう行動すればいいかと言うと、「まず耳を傾けましょう。次に理解しましょう。そして感じましょう!」です。さらに「アイデンティティ」をもってください。わかりやすく言うと「らしさ」を持つことです。そして自分の身体を、自分の存在を、自分の命を大事にしてください。そうすれば変化が激しい世の中を生きるときに、迷わずに生きていけると信じています。もう一度言います。
 「他者理解、思いやり、自分を大切に」を覚えていてください。
 それでは3年間ともに楽しみましょう!
 保護者のみなさま、ともに彼らを支えて微笑みましょう。来賓のみなさま、ともに社会の担い手を育て、手をつなぎましょう。よろしくお願いします。
 以上、入学式の式辞といたします。

(2016年4月8日入学式にて)

2016年度 1学期始業式

おはようございます。
大阪府立守口東高校の校長になった安田幸一です。よろしく。
新学年のスタートの今日、みなさんは何か、秘めた思いはありますか?そういうことを思う機会です。何か志を掲げる日にしてください。
私からの第一の話は、毎回聞いているであろう、「衣を正し 時を守り 場を清める そして自分を磨く」というキーワードについてです。
本校にはアドミッションポリシーという、簡単に言うと「守東はこういう生徒を待っているよ」という宣言があります。その中でさっきのキーワードが一番に掲げられています。34期新入生からは、入試でこのアドミッションポリシーについて、「自己申告書」という約1000字の決意を書いて提出してもらっいて、それが合否を決める一つの基準になっています。それらを読みましたが、34期生たちは見事に決意が述べられていて、実に頼もしいと感じました。すごいですね。きみたちはそんな決意をしなくて良かったと、ホッとしていませんか。いやホッとしている場合ではありません。これは上級生にとっても科せられることです。きみたちはこういう入試をしていませんが、上級生として、この宣言を理解して、実行してもらわないと困ります。特に前の三つ「衣を正し 時を守り 場を清める」ですが、これらはできて普通で、できないとマイナス評価になることが多いのです。よってこれらは固い決意で実行してください。
その上で四つ目の「自分を磨く」をどんどん進めてほしいのです。特に『創造』『クリエイト』の含まれるチャレンジには期待しています。
私たち先生は、この四つ目の「自分を磨く」ためにみんながチャレンジをすることを応援します。そしてみんなのチャレンジを見ることが大好きです。だからきみたちはいろいろな活動の中でチャレンジしてください。そして先生たちに声に出して言ってください。「先生、俺、頑張ったやろー」「私、がんばってんでー」と。
いいですか?!固い決意で実行してください。チャレンジしてください。楽しみにしています。
第二の話は人間としての目標のことです。
私からのおすすめは「他者理解、思いやり、自分を大切に」です。なぜかということを話しますね。
近い将来、知識の蓄積、単純な技術は人間の仕事ではなく、ロボットやコンピューターの仕事となる日が来るでしょう。私は間違いなくそういう日がやってくると考えています。その時にきみたちにとって生きていく上で必要なことが、先ほど示したものです。
つまり人と人をつなげたり、調整や修正のように人間にしかできないことを担うことが大事になるということです。そのために他者を理解し、思いやりを持つことがより良い方向に導いてくれるでしょう。具体的な行動を言うと、「まず耳を傾けましょう。次に理解しましょう。そして感じましょう!」をやってみてください。このことを意識していると、変化が激しい世の中を生きるときに、迷わずに生きていけると信じています。もう一度言いますよ。「他者理解、思いやり、自分を大切に」を覚えていてください。
最後にまとめます。
①自分を磨いて、「先生、俺、頑張ったやろー」「私、がんばってんでー」と言ってください。
②「まず耳を傾けましょう。次に理解しましょう。そして感じましょう!」を実行してください。
以上で終わります。
これで私からの話を終わります。

(2016年4月8日1学期始業式にて)