堺学・地域連携

堺のまちを知り、地域の人と出会い、手を動かして学ぶ。
20年以上続いてきた学びを、今の生徒たちへ。

堺を、教室にする。

堺には、長い歴史の中で受け継がれてきた産業や文化があります。 堺工科高校 定時制の「堺学」では、地域の職人さんをはじめ、 多くの方々に支えていただきながら、本物の技術や仕事に触れてきました。

学校の中だけで完結するのではなく、地域の人と出会い、 自分の手で体験し、学んだことを人や地域へ返していく。 そんな学びが20年以上続いています。

堺の刃物

堺を代表する伝統産業のひとつである刃物。 地域の職人さんから教わりながら、 道具の扱い方やものづくりの技術、 仕事への向き合い方を学びます。

ただ作るだけではなく、 誰かに使ってもらうことまで考える。 それも、堺学が大切にしてきたことのひとつです。

堺学で刃物づくりを学ぶ生徒

堺の線香

堺で受け継がれてきた線香づくりにも取り組んできました。 原料や香りに触れながら、 地域の歴史や文化、職人さんの技を身近に感じます。

地域にあるものを知識として学ぶだけではなく、 実際に触れ、作り、人から教わることを大切にしています。

堺学で線香づくりを体験する生徒

堺学の歩み

東北へつながった、ものづくり。

東日本大震災の後、堺学で取り組んできた刃物づくりや線香づくりは、 被災地との交流へとつながっていきました。 ここでは、その主な歩みを紹介します。

2011

被災地へ、堺の刃物を。

津波により小中学校の家庭科調理実習用の包丁が流されたことを受け、 堺学で被災地へ向けた刃物製作を始めました。

2011年8月、生徒が製作した刃物102丁を 岩手県遠野市の小中学校へ寄贈しました。

2011~13

刃物に加え、線香づくりへ。

遠野市、釜石市、陸前高田市、気仙沼市などにゆかりのある香りを取り入れた 線香を製作し、販売実習にも取り組みました。 売上剰余金を義援金として届ける活動も続きました。

2013~14

現地から届いた「作ってほしい」という声。

釜石市から届いた椨の木を使い、 生徒が線香「絆」を800箱製作しました。 本校の全生徒が書いたメッセージカードを添え、 2014年3月の東日本大震災犠牲者追悼式で参列者に手渡しました。

2016

届けた包丁を、もう一度使えるように。

生徒・教員と伝統工芸士が東北を訪問。 これまで寄贈した包丁や、津波などの被害で切れ味が悪くなった包丁、 約400~500丁の研ぎ直しを行いました。

その後

交流は、その後も続きました。

東北への刃物の寄贈や現地訪問、研ぎ直しなどの活動は、 その後も数年間続きました。

現在はこの東北での活動は実施していませんが、 堺学の大切な歩みのひとつとして受け継がれています。

地域で学ぶ

刃物づくりや線香づくりを学ぶ「堺学」だけでなく、 地域の人と関わるさまざまな活動があります。

地域のイベントに参加したり、 小学生にものづくりを教えたりする中で、 生徒自身が人に伝え、関わる経験を重ねています。

地域イベントで活動する生徒

地域の方々とのつながり

堺学は、学校だけで続けてきた活動ではありません。 長年にわたり、地域の職人さんをはじめ、 多くの方々の善意と協力によって支えられてきました。

生徒たちは、本物の技術に触れるだけでなく、 仕事への向き合い方や、人と関わりながら学ぶことの大切さにも触れてきました。

こうした地域とのつながりが、 20年以上続いてきた堺学を支えています。

受け継いできたものを、今の生徒へ。

堺のまちで、人と出会い、手を動かして学ぶ。
20年以上続いてきた堺学は、地域の方々に支えられながら、 形を変え、今の生徒たちにも受け継がれています。

▲PAGE TOP