府工歴史ギャラリー

[04] 初代校長小山平治先生(1)

 大阪府立堺工業高等学校初代校長小山平治先生。昭和11
(1936)年3月から昭和16(1941)年8月まで府工の基礎固
めに力を尽くされた。以下当時の生徒が語る先生の思い出。

 「校長先生自らの授業巡視がひんぱんにあり、機械科の手仕
上げ実習ではヤスリの持ち方・作業について生徒の手をとって
指導された。先生は関西大学文学部出身と聞いたが、さすが
工業学校の校長先生だと敬服した」

 「あだ名はダルマ。毎朝運動場である朝礼で、全生徒を前に
『太陽を飲もう』と太陽に向かって『ガハハハ』と豪快に笑われ、
生徒もつられて一緒に笑った」

 風貌通りの豪快な性格で、「化学」「金属」を中心に、当時最先
端の設備を誇り、理想に燃えた府工創設時代の象徴的存在で
ある。
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