府工歴史ギャラリー
[59] ふんどし姿 〜浜寺海水浴場にて〜
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現在、目の前に臨海工業地帯をのぞみ、コンクリートの 護岸が続く浜寺公園であるが、当時は白砂青松広がる 風光明媚な海岸だった。チンチン電車の浜寺駅から少し 行ったところに砂浜がひろがり、夏休み前に全校生徒が 参加して水泳学校が開かれ、1週間猛特訓を受けた。 昭和15(1940)年7月、浜寺海岸の風景である。 平泳ぎ、立ち泳ぎの訓練が中心で、クロールは教えて もらわなかった。すべてが戦争に備え、船が沈没したとき 困らないよう、速く泳ぐよりも長く泳ぐ練習をした。10km 遠泳では、浜寺から泉大津までの間を往復。多くの教師 が生徒と共に泳いだという。 | ||||||
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