高山右近夫人の掲示板


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 学校の東の坂を降りたところに、白い看板

があります。

  宣教師ルイス=フロイスの『日本史』は、

戦国時代の日本の様子を伝える貴重な史料で、

日本史の教科書にも出てくる大変有名なもの

です。その中に、余野が登場します。それに


よると、1564(永禄七)年、日本人最初

の宣教師ロレンソが余野を訪れ、「従来の宗

教に通じた人々」と宗論をたたかわせながら

40日も滞在して布教を行い、その結果この

地のクロン(クロダ)殿という貴人とその一

族53名が洗礼を受けました。

    この同じ年に、いまも残る「余野十三仏」が立てられています。この2つのことは、

   どういう関係にあるのでしょうか。

    なお、このクロン殿の長女(洗礼名ジェスタ)は、これまた有名なキリシタン大名

   の高山右近の妻となります。このあたりの詳しいことは、『町史』や『日本史』、あ

   るいはこの掲示板をお読みください。

    謎なのは、城山高校のある場所=余野幣ノ木(しでのき)城が、そのクロン殿の居

   城だったかどうかです。『町史』は否定的ですが…。

                                      →  余野城址