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事前研修(7/9) 阪神淡路大震災の爪痕をめぐる

神戸「人と未来防災センター」と神戸港震災メモリアルパーク
 初めて「人と防災未来センター」へ行きました。映像で阪神淡路大震災の再現ビデオを見たけど、 リアリティーがあり想像以上てとても怖かったです。また、3Dで、津波の様子や町の様子も見ました。 まだまだ、町は住める状態ではなく、これからの復興の必要性を実感しました。 津波のハザードマップも見ました。自分の住んでいる地域は津波が来る地域でした。 もっと対策や津波のについて知らないといけないと思いました。 東北の地震も阪神淡路大震災のことも以前よりも知ることができました。 (3年 小笠原)

人と防災未来センターにて…
 私達は阪神淡路大震災の後に生まれ、その後も大地震の経験がありません。 その分、今までこの地震について様々な学習をしてきました。 しかし、ここを訪れて、いかに自分が知らなかったかを思い知らされました。 初めに震災体験フロアで、当時の再現映像を見ました。 道路、ビル、家がいとも簡単に破壊され、燃えてゆくのをただ苦しく、怖いという思いで見つめていました。 あくまでも再現ですが、実際にあったことだと思うと辛いです。
 震災の記録フロアでは、職員の方が、たくさんの展示されている写真から3つ程ピックアップして背景を説明してくれました。 そのひとつひとつに深いストーリーがありました。写真には小さな看板に説明が書かれていますが、 どの写真にも、そこには書ききれないたくさんの思いがあることを知りました。 そして、展示物を通して、当時の過酷な状況を知ることができました。 また、展示物には見るのが辛い物もたくさんありましたが、人のぬくもり、強さを感じさせてくれるような物もたくさんありました。
 職員の方が、「私達もあの時の思いが風化してしまっている。 次は若い子達に伝えていってもらいたい。」と言っていました。ぞひその思いを受け止め、私が伝える側になっていきたいです。
メモリアルパークにて…
 海の香りがほんのり漂う港町、私はとても綺麗な町だという印象を受けました。 そこを少し進むと、ずれた断層が当時のままで残されています。 それは破壊力の凄まじさを物語っていました。そして、そこで初めて、震災があったんだという実感が湧きました。 でも確かに町は復興され、時を刻んでいました。震災があったとは思えないほどです。それと同時に、人が復興していく力はとても強いと感じました。 この町を見て、東日本大震災の復興への希望になりました。この町のように、少しでも早く復興を成し遂げてほしいと願います。
この日を通して学んだこと…
 あらゆる自然災害は、人の命を奪い、苦しめます。 しかし、それだけではない、それを乗り越えてゆく人々の、人と人との物語があるということがわかりました。 そして、私は目の前の東日本大震災のことしか考えていませんでしたが、 今では、改めて阪神淡路大震災を見つめ直すことで復興のヒントが見つかるのではないかと思っています。 南海トラフの地震がおきたとき、どれほど『減災』できるかは、私達次第です。 その時のために今学ぶべきことはまだまだあります。その一歩としてとてもいい経験になりました。 (2年 吉田)        
人と未来防災センターへ 震災時の説明を受ける 阪神淡路大震災の傷跡