平成27年3月27日に学校教育法施行規則が改正され、「道徳」が「特別の教科 道徳」とされるとともに、学習指導要領の一部改正の告示が公示されました。
道徳が教科化されることで、道徳科の評価についても注目を集めています。
改正された学習指導要領には、道徳科の評価について、
と記載されており、目標を踏まえ、指導のねらいや内容に照らして児童・生徒一人ひとりのよさを伸ばし、道徳性に係る成長を促すための適切な評価を行うことが必要であることが、より明確化されています。
平成27年度、大阪府教育センターでは、学習指導要領の一部改正の主旨を踏まえ、道徳評価研究ワーキングとして、以下2つの視点からの研究を進めてきました。
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ここでは、府内4地区のワーキング・チームと各ワーキング参加校で実践していただいた先行的な取組の記録を掲載します。
児童・生徒の学習状況の把握を基に評価を行う上で、学習指導過程に関する指導を振り返ることは重要です。
1つめの視点として、指導に生かす評価という観点から、1時間の授業の中での児童・生徒の学習状況を見取り指導に生かす研究を行いました。
道徳科の指導では、1単位時間での評価とあわせて、継続的に児童・生徒の様子を見取っていくことが必要です。
2つめの視点として1時間の様子だけでなく、継続的に児童・生徒の成長を見守り、努力を認めたり、励ましたりする評価を積み重ねる研究を行いました。