10 地層と化石
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層に沿って小型の平タガネ(マイナスドライバーでもよい)をあてて金槌で軽く叩き、化石を含む層を露出させる。
化石の一部が隠されているときは、化石から少し離れた所にタガネ(釘など先の尖ったもの)を、面に垂直にあてて金槌で叩き、上にある石を取り除く。このときは、力を入れずに、ごく軽く叩く。
あまり無理をせず、化石の一部は隠れていてもよいと意識すること。もし壊してしまった場合は、木工ボンドで貼りつける。

金槌やタガネなど危険な道具を扱うので、児童には悪ふざけをしないように十分注意を与える。
岩石破片が飛び散るので、目に入らないよう、顔を近づけすぎないように注意を促す。また、実験台の上にはあらかじめ新聞紙を厚く敷き、作業終了後には、岩石破片等を回収する。
産出化石は植物の葉が多いが、炭化した植物片(材の破片)、球果、昆虫などが見つかることもある。小さな物でも注意深くルーペで確かめること。また、植物化石は大部分が現生との共通種なので、出現状態がよければ図鑑などで名前を調べることができる。
塩原湖成層の昆虫化石
参考資料として、化石観察のための簡単なデータベースを添付した。

藤岡 達也・大橋 邦宏
大阪府教育センター 科学教育部 (電話)06-6692-1882


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