府工歴史ギャラリー
[16] 仁徳陵までえんやこらさっさ
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仁徳陵後円部にて(現在の中央環状線沿い)。 以下『堺工校報』(昭和14年12月20日発行)より。 堺工勤労奉仕隊第1班によって、仁徳御陵外堀の作業が 実施された。さすがの暑さもどこへやら。涼風がそよそよと 吹いてくる。宜なる哉! 我らは想いをはるか大陸の彼方に 寄せ、皇軍将士の力戦奮闘に感謝しつつ、7時半に現地集 合。勇ましい太鼓の音に作業開始。掘る者、入れる者、運ぶ 者、渾然(こんぜん)三位一体となって作業を進めていく。 監督の先生方のご注意もほとんど必要のないくらい。 一同、日に焼け、垢(あか)にまみれた顔にほほえみを耐 えつつ、聖地に汗の奉仕のできたことを喜びつつ解散した。 ※宜なる哉(むべなるかな)=いかにもそうである |
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