このWEBサイトは大阪府立住吉高等学校が研究開発してきた探究的活動のノウハウを校内外に普及するために作成したサイトです。
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SSH指定校とは 国と共同研究を行っている学校です。その研究テーマを大雑把に言うと「 どうすれば優秀な科学技術人材を育成できるのか?」です。
このテーマを解決すべく、独自の教育活動を研究開発して実践し、その効果の検証を行っています。いわば先進的理数教育の研究場です。
SSH指定校はこのような研究をスムーズに行うため、国から様々なサポートを受けることができます。例えば経済的支援や専門家のアドバイスです。そのため一般的な公立学校よりも自由な環境で教育活動の研究を行うことができます。
では住吉高校ではどのような教育活動を開発しているのでしょう?
参考:SSHとは?国立研究開発法人科学技術振興機構より
本校では 探究的活動 の開発と実践を行っています。私たちは探究的活動を下図ような 活動→表現→評価のサイクル で表現しています。また、このサイクルを探究サイクルとよんでいます。
①活動…設定した課題に取り組む。SSH科目では研究活動を行う。
②表現…活動内容を資料にして他者と共有する。
③評価…共有した内容を評価する。
この探究サイクルを繰り返すことが探究的活動です。つまり活動を評価し、何度も磨き上げることが重要となります。そのため、探究サイクルが1回の学習は探究的活動とはみなしません。
例えば活動後に振り返りのレポートを提出させて終了するような活動です。このような活動は学校現場では多くみられます。そのため優れた内容の活動でも連続性のない単発ものになってしまうことがよくあります。
本校は探究的学習を行うことで「好奇心-解決力」さらに「貢献心-共有力」の育成をめざしています。 詳細は「育てたい人物像とは?」で説明します。
皆さんこんにちは。SSH主担当の大門(オオカド)です。休校期間中いかがお過ごしですか?私はWEBサイトの作り方を勉強し始めました。
ニュートンの創造的休暇という言葉をご存じですか?新型コロナによる休校が続く中、再注目されているキーワードです。
17世紀、彼が大学教授をしていたころ、ペストが世界的に流行していました。その影響で勤めていたケンブリッジ大学が1年以上休校になります。ニュートンは自宅ですごしていたのですが、この期間中に「万有引力の発見」など世界をひっくり返すような論文を立て続けに発表しました。
のちにニュートンはこの休校期間を「創造的休暇」と言いました。
このエピソードの真偽については諸説ありますが、私がここから読み取ったことは「やりたいことがあるという強さ」です。
「自由な時間」を得たとき、それをダラリとした「ひまな時間」にするか、没頭して「創造的休暇」にするかの境界線はやりたいことがあるかどうかにあると感じました。
「コロナが落ち着けば元に戻る」というセリフをよくききますが、私たちは「戻る」のではなく「進化」できると信じています。
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