国立民族学博物館 特別展「先住民の宝」を見て

11月6日(金)、1年生が千里万博公園にて校外学習を実施しました。人権教育の一環として、国立民族学博物館で開催されていた特別展「先住民の宝」を観覧しました。アボリジニやサミー、サンなど世界各地の先住民族や、アイヌについて展示があり、生徒全員が課題感想文を書きました。

その中からアイヌについての感想をいくつか紹介します。

「本土とは違うアイヌ独特の雰囲気を感じました。自然の豊かさや人間の生命力を感じる民族衣装や船、芸術作品が印象に残っています。アイヌの衣装の色や柄が現代でも使えるようなものばかりで、自分も着てみたいと思いました。」

「動画で、動物の食べられる内臓と食べられない内臓に分けて食べていたことに驚いた。日本にすむ民族だけど、全く違う文化でアイヌ民族について深く知ることができた。アイヌ文化についてさらに深く知りたいと思えた。」

「アイヌの人々が作った船や狩りの道具、服などたくさん見ることができてよかったです。子供が泣くと窓の外で振って驚かす道具「キサラリ」というものがありました。初めは何も怖くないと思いましたが、夜に窓の外から見えたら確かに怖いと思いました。アイヌの人々は差別を受けてきて、人口もとても少ないので絶やさないためにも、アイヌの文化を知っていきたいです。」

「アイヌの人々は、自分たちで狩りをするための道具を身の周りの自然のものから作り出したり、子どもたちを楽しませるためのおもちゃとかを工夫しているところがすごかった。自分たちが見えていなかった世界を見ることができた。」

「木(自然)をそのまま使った道具とかが多かった。特に木をそのまま中身をくり抜いて作った船におどろいた。私たちが読めない言葉が使われていた。アイヌ独特の柄の服などがあった。とてもかわいかった。アイヌの人たちは私たちより生きる術(すべ)を知っているなと思った。」

「漫画と照らし合わせながら見ることができてとても興味が引きつけられる展示だなと思いました。一番自分たちに身近な民族で、歴史の授業でも学ぶことが多いアイヌに触れることができて、とても良い機会でした。また興味があることは調べたいと思います。」 *展示物の説明に、野田サトル氏の「ゴールディン=カムイ」の原画が使われているものがありました。