11月18日(月)、近畿地区特別支援学校知的障害教育校PTA連合会研修会(兵庫大会)に参加してきました。ひょうご震災記念21世紀研究機構 人と防災未来センター主任研究員の方より「だれひとり取り残さない防災をめざして」というテーマでのご講演がありました。
講演の最後に「自分の命は自分で守る!そのためには、その場その場で正しい判断ができるよう、正しい災害教育(正しい答えを教えるだけではない)と繰り返しの訓練が必要」とのお話があり、8月に行われた全知P栃木大会で「障害のある子供たちの生きる力を高める防災教育」をテーマに新潟地方気象台の気象情報官が、「従来の避難訓練は避難に何分かかったかが重要視されて、児童・生徒にとっては受け身的な内容でしかなかった。これからは知的障がいのある子どもたちが緊急地震速報のチャイムを聞いた時に自分の身は自分で守るという意識を持ち、自分の判断で身を守る行動ができる対応力を身に着けるための防災教育が必要である」とお話しされ、「マンネリ化した古い手法(指示型)の避難訓練」から「新しい避難訓練」への移行を熱心に提唱されたことを思い出しました。
本校でもこれらの考え方をぜひ取り入れて、今後の防災訓練に取り組みたいと思います。