不審者に関する報告

 本日、午前8時15分頃、20歳前後と思われる黒っぽいスーツ姿の男が、登校する生徒集団に紛れ無断で本校に入校いたしました。即座に学校では教員が手分けをして、校内をくまなく探索していきましたが発見に至らず、不審者はそのまま逃走したかとの判断をいたしました。幸いなことに生徒も被害を受けていない状況でした。しかしその後、3限に再び「不審者らしき人影がドア越しに見えた」との教員からの情報がありましたので、湊警察署に緊急通報し、出動の5名の警察官とともに校内全域を再度探索いたしました。しかしながら、不審人物を発見することはできず、警察からは「不審者の侵入があったものと思われるが、現在はすでに校内にはいないと思われる。」との判断をいただき、不審者の探索は終了いたしました。

 この間、生徒には1時間ほど教室待機をさせておりましたので、全体のスケジュールが遅延し、念のための安全確保も考え、予定しておりました年末の校内大掃除は中止しました。ただし、その後の講習・自習・部活等の活動につきまして、注意喚起したうえで通常の活動をすることとし、現在午後6時現在、不審人物による被害もなく一日が終わろうとしております。

 学校の安全性確保の意味で課題は多く、今後の管理体制全般において総括して参る所存です。不審者の学校への侵入という行動は、府内全域でも散見されますが、学校は安全な場所であって当然。新型コロナウイルスだけが侵入者ではない、という現実に直面し、全員の日々の心構えから変えていく必要があると考えます。