ホテルからバスで1時間ほど揺られて、烏頭山統一展望台に来ました。北緯38度に位置しているため、バスを降りると雪も少し残っていて、かなり寒く感じました。
展望台に登る前に、破壊された機関車や自由の橋などを見学しました。朝鮮戦争で実際に使用していたものを見ることができて、戦争の生々しさを感じることができました。生徒も実際の現場を見て、色々と考えたことだと思います。
一通り見学したあと、展望台に登りました。漢江(ハンガン)という川と臨津江(イムジンガン)という川の合流地点の高台に位置しており、川の向こうに北朝鮮を見ることが出来ます。展望台からは2kmほど先でしたが、川幅が狭いところでは400m先に北朝鮮があります。また、海が近くにあるので、潮の満ち干きによって川の水が少なくなることもあります。私たちが見た時は少し潮が引いていたので、少し歩いたら北朝鮮に行けるような状態でした。しかし、もちろん今は気軽に行き来することはできません。いつか、自由に行き来できる時代が来ることを願うばかりです。
展望台から望遠鏡を使って北朝鮮の様子を見ました。北朝鮮側は人を観察しやすいように木が切られはげ山になっていました。もちろん人が生活している様子も遠目ながら見ることができて、生徒たちも大興奮でした。





