技術講習会 inさくやこの花高校

10/13(日)に大阪市立さくやこの花高校にて、指導者向けの技術講習会がありました。

平成24年の西日本学生バスケットボール選手権で優勝するなど、輝かしい実績を誇る愛知学泉大学女子バスケットボール部監督の伊與田好彦氏による講習会で、午前の部はポストを中心としたオフェンス、午後の部はディフェンスとブレイクというテーマでした。

 

まず、大阪市立でありながら私立のようにきれいな校舎に驚かされながら体育館に入ると、大勢の顔なじみの先生方から普段見かけない中学校の先生方もいらっしゃいました。

モデルとして愛知学泉大学のキャプテンと副キャプテン、大阪のチームから明浄学院高校、豊島高校、堺東高校、汎愛高校の4校から5名ずつ来られていました。

 

講師の先生の紹介の後、早速講習が始まりました。

まず最初に話されたのは、やはり基本が大事で、基本がしっかりできていないとある程度のレベルまでしかいけないということでした。

その基本的なことのひとつとして講習中何度も話されていたのが、バスケットボールポジション(スクワットポジションともおっしゃってました)をいつでもとっていなければならない、ということでした。

伊與田先生のおっしゃるバスケットボールポジションとは、①肩幅より少し広いくらいの動きやすいスタンス ②膝を軽く曲げ、つま先より前に出さない(ここがポイントだと思います!) ③背筋を伸ばしながら、やや前傾姿勢で、肩を膝と同じ垂直線上の位置に持っていく ④手を耳の横で開く(親指を耳に突っ込むイメージ)というものでした。

②の部分が慣れないとバランスがとりにくいかもしれませんが、愛知学泉大学の二人はさすがに常にこの姿勢をきれいにとってました。

大阪のモデルの生徒さんたちは、背筋が丸くなったり、膝がつま先より出たり、手が下がったりとプレーしながらその姿勢を保つのはなかなか大変そうでした。姿勢づくりにも練習が必要ですね。

 

午前の講習は、その姿勢の話の後、ポストのシールのしかたや、ドリフト(横にずれる)やダイブ(インサイドへのとびこみ)といった周囲の合わせ、Dfに応じたポストの攻め方など色々説明していただきました。

午後はまずチームディフェンスについてで、ディナイのやり方(Ofにさわれる位置)、3線でのポジショニング(ピストルスタンスではなくフラットトライアングルというポジション)、などについて説明があり、その練習方法もいろいろ紹介していただきました。

その後ブレイク(速攻)について説明があり、2対1から3対2、4対3、5対4、5対5とだんだん人が増えていく練習方法などを紹介していただきました。10人いないとできませんが大変面白い練習だと思いました。

また、午前の最後は走って追い込む練習、午後の最後は体幹(腹筋・背筋中心)トレーニングやステイローのかなりきつそうな練習をされてました。モデルの選手は相当キツかったことと思います。お疲れ様でしたm(__)m

講習を通して伊與田先生は、初めて出会う選手にも厳しい声掛けをされていて、とても熱意を感じました。厳しいのですが罵倒するのではなく、選手を鼓舞する声掛けで選手も頑張ろうと思えるものだったと思います。

私も見習っていこうと思います。