8月28日会長さん通信より

 8月20日(土)から22日(月)の3日間、パンパシフィック横浜ベイホテル東急で、第54回全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会およびPTA・校長会合同研究大会神奈川大会が行われました。

 北海道から沖縄県まで肢体不自由支援学校の関係者が、年に一度集って、情報交換する大会です。

 岸和田支援学校からは、昨年の山形大会と同じく、中島校長、藤原副会長、坂の3名が出席させて頂きました。山形大会より200名増の750名余りの大きな大会でした。

 被災に会われた東北の学校からも多くの参加がありました。東北地区の肢体不自由教育特別支援学校(11校)のうち、福島県2校、宮城県2校、岩手県1校、青森県1校において、本人や保護者がお亡くなりになったり、住居が損壊・流失した等の被災した児童生徒が46名以上と聞きました。改めて、お見舞い申し上げます。

 総会・基調講演・各分科会・懇親会・研修・全体好評と盛り沢山ありました。それぞれ有意義なものでした。

 肢体不自由教育の歴史の講演では、東大の高木先生が、大正10年に我が国最初の肢体不自由児を対象にした施設を開設した経緯の説明がありました。その後昭和7年に東京に光明学校が、各種学校扱いではありましたが公立学校として誕生しました。当時のビデオを見せていただきましたが、1クラス15名で、朝に検温があり、クラス毎に看護婦さんがおり、勉強のほかに、今で言うPT・OT教育が行われている様子があり驚きました。

 最終日には、テレビ・ラジオ・新聞等で皆さんもご存知かと思いますが、聖路加国際病院の日野原重明理事長の「みんなの力で みんなを支援」というテーマでの講演がありました。音楽療法について講演、インクルーシブ教育の在り方について貴重なお話が聞けました。9月には100歳になられるとの事ですが、会場にいた全ての人が、日野原先生のパワーをいただいて帰路につきました。