新年度を迎えて(進路について)

 生徒諸君へ

 2年生になりました。学校行事(遠足や修学旅行も含めて)がどうなるか、未定である部分がほとんどです。しかし、1つだけはっきりしていることがあります。それは、2022年2月に君たちは金剛高校を卒業する(本校では例年2月に卒業式を行っております)ということ、そして、2022年4月には、新たな進路先で新生活を過ごしていることです。

 この臨時休校中、この時間を、自分の卒業後の進路について、真剣に考える時間にしてください。大学、短大、専門学校、公務員、就職、どの道を選びますか。そして、その道へ進むには、今何をすべきでしょうか。考えてみましょう。

 4年制大学の中でも、国公立を志望する人へ

 君たちは、大学共通テストを受け、2次試験を受けます。多くの国公立大学では、大学共通テストでは5科目から7科目の受験が必要です。理科や社会も含みます。そんなに多くの勉強を一度に(3年生なってから)にやろうとすることは不可能です。2年生が始まった今、まずは国語、数学、英語から始めてみましょう。1年生の復習、2年次の予習も良いでしょう。過去問を解いてみるのも良いでしょう。自分の学力と受験問題との"距離"を知ることも、大きな勉強になるでしょう。注意です。決してめげないでください。"距離"がめちゃくちゃ遠くに感じるのは、しかたのないことです。"距離"を縮めるために、毎日コツコツ積み上げていきましょう。

 私立大学を志望する人へ

 大学は、たくさんあります。南河内を越えて、視野を広げてみてください。いわゆる、関関同立、産近甲龍、摂神追桃などなど。このご時世なので、オープンキャンパスは無理でしょうから、インターネットで調べてみましょう。写真やホームページのデザインだけでも見てみると、気持ちが昂るかもしれません。

 何が言いたいのかというと、自分が知っている大学以外にも、君たちを魅了する大学が多くある、ということです。名前やうわさにとらわれず、学校選びをしてみましょう。

 専門学校を志望する人へ

 おそらく、専門学校を志望している人は、ある程度の学校を絞っていると思います。入学金や授業料、授業内容など、君たちが知りたい情報はすでにチェック済みかもしれません。しかし、その1つに、卒業生の就職先も見てみてください。働いてみたい場所へ本当に就職しているのか、とても大切なポイントです。チェック項目に入れておいてください。

 公務員を志望する人へ

 例えば、郵政の受験出題範囲は、一般知識(政治、経済、社会、日本史、世界史、地理、国語、芸術、数学、物理、化学、生物および地学)、知能(文章理解、英文)、判断推理、数的推理、資料解釈で45問、とホームページに記載されています。一般知識は、非常に広範囲ですね。しかし、これらは専門性の高いものではなく、基本的な内容を問われます。判断推理など聞いたことがないものもあります。これらも、一度過去問を見てみると良いでしょう。準備は、早いほうが良いです。

 就職を志望する人へ

 日々の授業や体調管理も含めた出席状況を良くしましょう。欠席が多いことが不利になります。企業によっては、筆記テストもあります。「就職やから、勉強いらんわ」ではなく、日々の学習を大切にしましょう。

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