校長通信

大阪府立金剛高等学校長からの記事です。

「進路とは、進学や就職先を決めることだけではなく、将来、自らがどのように社会に関わり生きて行くかを考えることである。」 私の進路は、父親の「生きざま」に大きな影響を受けました。私の父は尋常小学校を出て、すぐに鋳物工場で働きました。祖父が莫大な借金を残して死に、下に小さな弟や妹が5人もいる中、進学をあきらめ、働きに出たのです。父は煤まみれになりながら、溶鉱炉で働いていました。汗のかき過ぎで脱水症状に...

平成30年度 1学期始業式式辞

 皆さん、お早うございます。幸い大きな事故もなく、ここにこうして新年度を迎えることができたことを、まずうれしく思います。  さあ、いよいよ新年度です。私は昨年度の終業式で、私の辛い経験を交えながら、新年度気持ちを引き締めて学校生活に臨んで欲しいと言いました。気持ちを新たにして、全力で学校生活に臨んで下さい。  まず、昨年度のよかったことをまず、あなた方に伝えます。それは遅刻が大幅に減ったことです。...

39期生入学式式辞

若草が萌えたち春も深まってまいりました今日、金剛高校第39回入学式を挙行いたしましたところ、ご多用の中、臨席を賜りました、大阪府教育庁支援教育課主任指導主事様をはじめ、PTA役員のみなさまには、高いところからではございますが、厚くお礼申し上げます。  ただいま入学を許可しました、普通科240名、共生推進室生徒3名、合計243名のみなさん、ご入学おめでとうございます。  今日からみなさんは大阪府立金...

平成29年度3学期終業式式辞

みなさん、お早うございます。3学期の終業式を迎えました。今日は、みなさんにとって、いささか、耳の痛い話をします。 みなさんがこの場にいるということは進級できたからです。中には、進級できず、この場にいない生徒もいます。また、この場にいる生徒の中にも、不認定科目を持って仮進級した生徒もいます。 私は初担任をした9期生の2年生で、進級できず、原級留置した生徒を3名出しました。ある生徒は、成績締め切りの日...

JUMP金剛78号「経験」と「学び」の「深化」

 36期生のみなさん、卒業、おめでとう。これからそれぞれの進路に向けて旅立つみなさんに、餞の言葉を贈ります。  金剛高校は、一人ひとりの生徒をかけがえのない人格として尊重することを核として、多様な他者と繋がり関わる「多様性の尊重」と、確かな学力の獲得及び進路保障を通じてその力を地域社会で生かす「地域性の重視」を特長とする学校です。金剛高校での「経験」と「学び」はこの二点に収斂されます。この「多様性...

36期生卒業式式辞

 ひときわ厳しかったこの冬の寒さも峠を越え、日ごと春の訪れを感じる今日、大阪府立金剛高等学校第36回卒業証書授与式を挙行するにあたり、大阪府教育委員会ご代表をはじめ、たくさんのご来賓のご臨席を賜りました。高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。  また、保護者の皆様には、お子様のご卒業を心からお慶び申し上げます。心身ともに大きく成長する時期のお子様の健やかな成長を願いつつ、見守り支え...

2017年度3学期始業式式辞

みなさん改めまして、新年あけましておめでとうございます。幸い大きな事故や事件もなく、ここにこうしてみなさんとお会いできたことを、うれしく思います。  みなさん、年末・年始はどのように過ごしましたか。年末は、普段できない家の掃除を手伝った人、久しぶりに友と出かけた人、除夜の鐘を撞きに行った人、年越し蕎麦を食べた人、年始は家族で初詣に出かけた人、友達と行った人もいるでしょう。またお節料理を祝った人、お...

平成29年度二学期終業式式辞

みなさん、おはようございます。  二学期の終業式に際して、私からみなさんに言葉を贈ります。  一年生のみなさん、金剛高校に入学して8ヶ月が経とうとしています。つい先日の12月16日にも学校説明会がありました。参加していた中学3年生の生徒たちは、期待と不安で胸を一杯にして、説明会に参加していました。あなた方も昨年の今頃は、そうした気持ちだったことでしょう。その当時の気持ちを思い出してみてください。あ...

かけがえのない時を刻んで

いよいよ修学旅行です。高校時代での修学旅行は、人生で一度限りです。私は40年近く経った今でも、自らの高校2年生での修学旅行の数々のシーンを思い出すことができます。それ程、修学旅行で刻んだ時は濃密でした。人の心は正直です。内容の薄い時間は、忘れ去られ記憶に残りません。  では、どうすればそうした濃密な時間を刻むことができるのか。日常生活とは異なる旅行先で、感性を研ぎ澄まし、様々なものから貪欲に学びと...

「悩む力」について

<「悩み」と「迷い」>   自らの高校生活を振り返り、真っ先に思い浮かぶ言葉は「悩み」と「迷い」です。当時、悩み、苦しみ、迷い、もがいていました。見られることを意識し過ぎ不登校になりかけたこと、悲観的な考えに陥り運命をはかなんだこと、逆に自己主張に捉われ周りに迷惑をかけたこともありました。   「いかに生きるべきか」「社会に正義は具現できるのか」さし迫った理由から、私はこの問いに向き合わざるを得な...

過去の記事