【部活】春よこい ~フェニックス部とその歴史~

春休みの活動として、玄関に入ったところに花を植えています。部員たちで花を買ったり、水やりをしたりしています。「本校に来た人たちが、なごんでいただいたらうれしい」との思いで活動中!!まもなく4月、桜とともに様々な花でみなさんをお出迎えします。

「フェニックス」部のルーツを紐解くと、1975年の創設後すぐに部落問題研究会・朝鮮文化研究会などと協同して、障がいのある生徒との交流や活動を目的として今なお継承されている部活動の一つです。その取組みの中から、車椅子ユーザーの入学(1991年)をきっかけに、エレベーター設置要求が強まり、3年後に設置することができたそうです。

 1994年の「創立20周年記念誌」より、当時の顧問の想いを後述します。

「障がいを持つ人はそれぞれに厳しく向きあっていかなければいけない問題を抱えているが、それは障がいを持たない者にとっても他人事ではない。なぜなら、障がい者問題を問題たらしめているのはこの社会の有り様であり、結局、全ての人が細かく分けられ狭い世界の中で閉ざされているからである。理屈ではなく、活動の中でそのことを実感し、より広い世界が目の前に広がるよう私たちは動き続けたい。」