令和2年の活動

 今年は例年よりもかなり遅れてスタートを切りました。授業はもちろんのこと、部活においても、今年の長い休校期間は大きな痛手となりました。どこの部活でも、何か月も前から新入生を迎える準備をしていたので、一体いつになれば新入生を迎えられるのか心配でした。当の新入生達はもっと心配だったことでしょう。

 ですがそんな休校期間もようやく終わり、新しい学校生活が始まりました。今年度、私たち生物部は例年よりも張り切って新入部員の勧誘に挑みました。仮入部も上手くいき、一日目に行った苺ジャム作りでは、過去最高となる10人以上もの新入生が来てくれました。そんな甲斐もあり、今年は新入部員が4人、来てくれました。生き物が大好きで入ってくれた人、生き物は好きだけど、他の事もしたいから兼部という形で入ってくれた人、理由は様々でしたが、皆本当に楽しそうに部活に取り組んでくれて、とても明るい部活にすることができました。

 学園祭では、生物部が飼育している様々な生き物、貴重な資料に展示を加え、ドライフラワーを用いたハーバリウムの製作体験も行いました。その後に行われた文化部発表会では、今までになかった新しい試みに取り組みました。薬品を使用した、生物の標本作りです。今年、生物部のマスコット的存在だったウーパールーパーが、とうとう寿命を迎えてしまいました。そのウーパールーパーを標本として残すべく、取り組みました。危険な薬品も使用しての作業でしたが、先生のサポートもあり、部員一同、楽しく協力して作業を進めることができました。さらに作業工程をまとめたポスターも制作して、標本と共に展示。たくさんの人が見に来てくれ、今年の文化研究発表会は大成功だったと言えるでしょう。

 文化部発表会が終わると、テストがあり、冬が来て、あっという間に、年の終わりが近づいてきます。今年は特に忙しく時間が過ぎていったような気がしますが、思い返すと、今年の生物部は本当に楽しく、明るく活動することができたと思います。来年もまた、こんな風に一年間を思い返せるよう、引き続き、一生懸命に楽しく活動を続けていきたいと思います。

校内誌「真・善・美」第20号より

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