よろしくお願いします

 4月から前任の村田先生に代わり、野崎高校の校長になりました石井研吉です。新年度に入り2週間が過ぎました。毎日緊張の連続ながらも、充実した日々を過ごしております。

 4月10日から1学期が始まりました。始業式と入学式の様子は公式ブログで紹介しています。ここでは、入学式での私の式辞から、新入生の皆さんに贈ったメッセージにあたる部分を紹介させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

「今までの皆さんは、住んでいる地域の小学校・中学校に通い、慣れ親しんだ同級生たちと過ごしてきたと思います。でも、本校には多くの中学校から生徒が集まってきます。皆さんは、ここで初めて出会った多くの人たちと、これから高校生活を過ごしていきます。

 また、本校に入学したことで、初めて自転車や電車・バスを使って通学することや、部活動などで遠方の高校に行くことや、本校の卒業生、本校の地元の方々との交流もあるでしょう。つまり、皆さんの生活空間と、そこで関わる人々の輪が一挙に広がるのです。

 そして、高校での勉強、ホームルーム、行事、部活動、そのほかのあらゆることが、皆さんの人生で初めて経験することばかりです。その中で、皆さんが人間関係や、将来の進路や、そのほか様々なことで、今までにないぐらい深く悩むこともあると思います。

 特に、これから最初の一年間は、皆さんの人生で初めて体験することばかりです。だから、とても大切で、またとても大変な時期です。ここを乗り越えるために、皆さんに特に心掛けてほしいことがあります。それは「自分ひとりだけで悩まない」ことです。

 初めてのことにチャレンジする時、不安に思うこと、うまく行かなくて悩むこと、失敗することは、決して恥ずかしいことではありません。よくあることなのです。でも、そのときに、周りの人たちに相談する・援助を受けることを、どうかためらわないでください。

 特に、野崎高校の先生たちは、いつでも皆さんからの相談を待っています。こんなことを言うと笑われるかもしれない、取り越し苦労かもしれないなどと思わず、遠慮しないで気軽に声をかけてください。皆さん一人ひとりのどんな悩みにも、それぞれに大きな意味があります。どうでもよい、ささいな悩みなどないと考えています。皆さん、どうか「助けを求める勇気」を持ってください

 私は、周りの人に相談して解決できた・助けてもらった、そしてそのことに感謝できた、という経験をたくさん積んだ人は、きっとほかの人たちの力になって、助けることを惜しまない人になれると信じています。そして、この野崎高校で自分の夢や希望を見つけ出し、その実現に向かって頑張れる人になれると信じています。」