2020年度水泳部活動報告⑩ 顧問より

<チームの雰囲気について>

緑風冠高校水泳部は現在、3年生が引退し、選手5名、マネージャー3名で活動しています。

人数は多くありませんが、優しく仲間思いで楽しい雰囲気があります。3年生が引退する時には涙する後輩たちの姿もありました。

緑風冠高校水泳部では礼節を大切にすることはもちろん、仲間を良きライバルとして、お互いに鼓舞し高め合っています。日々の練習は易しいものとは言えませんが、彼ら自身が目標を掲げ、一人ひとりのゴールに向かって日々努力しています。素直に助言を受け入れ、取り入れようとする姿は真剣そのものだと感じます。

水泳は個人種目のように感じられがちですが、一人では難しかったけれど、チームでなら乗り越えられたところを私自身も見てきました。

<練習内容についてと感想>

夏はできるだけ泳がせたいという気持ちから、泳ぎ始めは2000m-3000mくらいですが、6000m-7000mくらいまで泳げるようになります。距離は目安ですが、彼らが0.1秒でも速く泳げるようにするため、色々な練習をしています。体操、ストレッチ、体幹トレーニングをしてから泳ぎます。

水泳はスピードを競うスポーツなのでタイムも大切ですが、練習に前向きに取り組む姿勢も大切だと思っています。この夏で、最初はあまり上手に泳ぐことができなかった子や自分のスタミナに自信がなかった子も大会を迎える頃には自分のベストの泳ぎを見せてくれました。心が折れそうな時はいつだって仲間が支えてくれます。

特に今年は泳ぐ期間が短かったですが、彼らなりに泳げる期間を大切にしてきたのではないかと感じます。しんどいと感じる練習の中で、彼らは常に声を掛け合い、励まし合い、乗り越えてきました。とても頑張っていたと思います。

冬に泳ぐ機会は夏に比べ少ないですが、持久力や筋力を維持するために筋トレ、体幹、ランニングをしています。「楽に乗り越えられる壁」よりも、「仲間としか乗り越えられない壁」をぜひ一緒に挑戦しましょう。

最後になってしまいましたが、保護者の皆様、いつもお世話になっております。日頃からの生徒へのご協力、部活動へのご理解、本当にありがとうございます。

来年は今年より長い期間泳ぐことができることを、そして今年より良い泳ぎができることを楽しみにし、顧問、生徒一同励んでいきたいと思います。

水泳部 顧問