文化発表会を終えて

文化発表会で「桜塚ニュース」を伝えました。過去に取材した中から「地域と学校」をテーマにした3つの話題です。

1つめは、去年の校内の桜鑑賞会「桜のおもてなし」の話題。 この会は桜の花が見頃を迎える時期に毎年行われていました。近所の方や卒業生が花見に訪れ、思い出話にも花が咲く様子を伝えました。コロナ禍で今年度の桜を楽しむことは出来ませんでしたが、来年は1年生のみなさんもぜひ校内の桜を楽しんでもらいたいと思って伝えました。

2つめは、去年の岩手県との交流「豊中市ボランティアバス」の話題。 東日本大震災から毎年夏に、市内の高校生が岩手県を訪問していました。現地へ行き、大槌高校との交流や震災遺構の見学しました。また、陸前高田市では地元の方々のお家に民泊させていただき、震災の体験談を聞かせていただきました。地域同士の貴重な交流を今後も大切にして絆を深めていきたいと思いました。

3つめは、正面玄関にある「ほむら野像」の話題。 正面玄関から入ると見える女性の銅像、ほむら野像。戦時中、桜塚高校(旧 豊中高等女学校)の先輩たちが動員され軍需工場で働いている最中、大空襲を受け、7人の生徒が亡くなりました。生き残った生徒たちは、この記録を本にまとめて出版し銅像を立て、後輩達に伝えています。このことを多くの現役生にも知ってもらいたいと思い、ニュースにして伝えました。

発表を終えて、「来年は私も卒業生として桜のおもてなし会に行ってみたくなった」などとクラスメイトから感想をいただきました。今回のニュースで桜塚高校について生徒の皆さんにたくさん知ってもらえたかなと思います。 今年は新型コロナウイルスの影響でイベントが無くなってしまい、去年のニュースとなってしまいましたが、一年生にも例年の出来事を伝えることができました。