オンラインで国際交流 ニイハオ!

 本校では毎年IMG_0762.JPG、世界のさまざまな国や地域の人たちと交流をもっています。ところが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で互いの往来がすべてストップしました。そのような中、大阪観光局様の仲介で、台湾の屛東(へいとん)県立來義高級中學の生徒の皆さんとオンラインで交流することができました。

 本校からは国際教養科3年生のうち、第二外国語として中国語を選択している21人の生徒が参加しました。スクリーンには双方の教室が映し出されており、最初は一人ずつ自己紹介です。どきどきしながらスクリーンの相手に向かって、事前に練習した内容を中国語で話しました。

 続いて、互いの歌の交歓です。來義の生徒は地元の歌を歌ってくれました。佐野高校の生徒は「パプリカ」を中国語と日本語でコーラスです。歌のあとは、佐野高生が中国の高名な孟浩然の「春暁詩」を中国語で吟唱しました。

 最後は、それぞれ相手に対して、質問をしてそれに答える時間です。「クラスは何クラス?」「生徒は何人いるの?」「その服装はいつも着るものなの?(台湾の生徒たちは、民族衣装のようなベストを身に着けていました)」など。たくさんのやりとりが生まれ、あっという間の50分でした。

 最初はぎこちない様子でしたが、時間が経つにつれ、日台両方の生徒ともリラックスし、交流を楽しみました。本校の生徒からは「中国語が通じてうれしかった」「発音をもっと頑張ろうと思う」「台湾の生徒の日本語が上手ですごかった」などの感想が聞かれました。そして何より「お互いに伝えようという気持ちが大切であることを学んだ」「自分の話したいことがすべて話せるように中国語を一層学びたいと思った」というように伝えることの大切さをあらためて実感したようです。