月曜日の午後、3年生人文地域エリアの生徒は堺東へと向かいました。
向かった先は・・・
「八百源来弘堂」さんです。八百源さんは堺が生んだ和菓子屋さんで、現在の店主は6代目という老舗です。
堺といえば千利休が大成した侘び茶が有名ですが、そのお茶にあう和菓子も堺の伝統産業で八百源さんもその1つです。
今回も地域とのつながりを活かして、堺の伝統産業について学びました。
まずはじめに店主さんから八百源についてのことや堺の歴史についてお話を聞きました。
興味深い話に、メモを取りながら聞いている生徒もたくさんいました!!
途中、本物の「肉桂」(シナモン)の香りを匂わせていただきました。
中にはかじっている生徒もいましたが、「匂いはすごくいいけど、食べたらめっちゃ辛い・・・」と言ってました。
この肉桂(シナモン)を求肥(白玉粉に砂糖と水飴を加え て煮つめながら練り上げた菓子)に練り混ぜ、小豆のこし餡を包んで柔らかな美味しい和菓子が完成します。
最近は若い人向けにシナモンを混ぜたカステラも製造しているようです。
お話を聞いた後、店主さんのご厚意で店の裏にあるあんこをつくる工場を見学させていただきました。
表の店構えからは想像できないほどの最先端の機械が並んでいました。
伝統産業=手作りといったイメージを打ち破られました。生徒も驚いた表情をしていました。
店主さんは「伝統的な味を守るためにも、従来のやり方に固執することなく、新しいものを取り入れる。しかし、ただ新しい機械を入れたら良いというものではない。うちの和菓子にあう機械を入れなければ意味がないんですよ。伝統産業も『進化』が大切なのです。」とおっしゃっていました。重みのある言葉です。
工場見学を終えた後、伝統の味を口にする生徒もいました。
とても美味しかったです!!
八百源の皆様、ありがとうございました。