第13話 〜水泳部編〜
【理科棟にて】
部員A 「おーい!そこの君ー!ちょっとまってー!」
ハヤト 「ん?俺たちのことか?誰だろう?」
< ハヤトとレナは立ち止まる >
部員B 「ハヤトとレナだね?」
ハヤト 「はい。そうですけど...どなたですか?」
レナ (誰だろう。どこかで見たことあるような顔だなぁ...)
部員A 「それは...。とにかくちょっとついて来て!」
ハヤト&レナ 「えっ、あ、はい!」
【プールにて】
レナ 「プール?」
ハヤト 「でもなんで...」
部員A 「それはね...君たちを水泳部に誘いに来たんだ!」
ハヤト 「水泳部?」
部員A 「そう!水泳部は2年生が15人、3年生が14人の合計29人(マネージャー3人)で活動してるんだ!君たちにも水泳部に入ってほしくて...」
レナ 「なんだ、そーいうことか!」
ハヤト 「でも俺、水泳なんかやったことないよ...」
部員A 「大丈夫!俺も水泳やったことなかったけど、水泳部に入ったら意外と初心者も多くて、先輩たちも優しく指導してくれて上達したんだ!」
部員B 「それにハヤt...あ、この子は大会でも入賞するようになったんだよ!」
レナ 「ハヤ...ト??」
部員A 「そ、そうなんだよ!(汗)俺もハヤトって名前なんだ!」(部員B!名前言っちゃダメじゃん!)コソコソ
部員B (ご、ごめん )コソコソ
ハヤト 「そうなんですね!どんな大会に出てる人がいるんですか?」
部員A 「地区大会、府大会、近畿大会に出場している生徒がいるよ!河北(地区)大会では男子が総合4連覇中で、府大会では入賞している生徒がいたり、近畿大会に出場した生徒もいて...中には大阪高校体育連盟の強化選手もいるんだ!」
ハヤト 「え!すごいですね!でも俺、勉強と両立できるか心配だなぁ...」
部員A 「それも大丈夫!水泳部は月曜から土曜の週6日が活動日で、日曜日がオフだからしっかり勉強時間を確保できるんだ!」
ハヤト 「そうなんだ!なら安心ですね!」
レナ 「私はマネージャーに興味があるんです!」
部員A 「それならレn...彼女が説明するよ!マネージャーだからね!」
部員B (部員Aこそ名前言っちゃダメじゃん!)コソコソ
レナ 「レ、レナ?私と同じ名前ですね!」
部員B 「そ、そうだね!奇遇だね!(汗) あ、私たちは、タイムを計って記録したり、スポーツドリンクや紅茶を用意したりするよ!他には、筋トレでの声出しや大会エントリーなどの仕事があるよ!やりがいがあって、何より選手の成長を一番近くで見ることが出来るよ!」
レナ 「そうなんだ!マネージャーも楽しそう!」
部員A 「水泳部においで!一緒に楽しく活動しよう!」
ハヤト 「はい!ありがとうございました!」
部員B 「いえいえ、こちらこそありがとう!次は●●●部に行くんでしょ?」
ハヤト 「なんで知ってるんですか?!」
部員B 「内緒〜!早く行きな!」
ハヤト 「はい!レナ行くぞ!」
レナ 「う、うん」(それにしても私たちと同じ名前で次の予定も分かるなんて...まさかっ!って...そんな訳ないか笑)
【その後、プールにて】
部員A 「俺らもあの時はいろんな部活に行ったなぁ。」
部員B 「あの子たちは過去の私たちだもんね!」
部員A 「だね!過去に戻れて若い俺達を見れてよかったよ!」
部員B 「若いってあんたもまだ若いでしょ!」
部員A 「そっか(照)。そろそろ未来に戻ろっか、レナ!練習が始まっちゃう!」
部員B 「そだね、ハヤト!」
第15話に続く...。
(記載ー水泳部顧問 網代)