第19話 〜軽音楽部編〜
ハヤト「フンフン♪フフン♪フンフフフフ〜ン♪」
レナ「ハヤト急にどうしたの?鼻歌なんか歌って」
ハヤト「え!?知らねえの?ワンオクだよワンオク!」
レナ「それは分かってるよ!なんで鼻歌歌ってるのか聞いてるの!」
ハヤト「ああ!なんかずっとメロディが離れなくてさ、ついうたっちゃうんだよ」
ハヤト「家でも兄貴のギター借りて練習してたりするんだぜ?」
レナ「え!?あの隣から聴こえる不協和音ハヤトだったの!...ってあれ?」
ハヤト「うるさい!練習中なんだよ!」
【選択B教室からかっこいいエレキギターの音が聞こえた二人】
レナ&ハヤト「じー」
部員A「ん?おー!もしかして君達軽音楽部に興味あったりする?」
ハヤト「あります!あります!ギターめっちゃかっこよかったです!」
部員A「ありがとう!君もうちに入部して練習すればすぐに弾けるようになるよ!」
ハヤト「ほんとですか!?じゃあ軽音楽部に入ろっかな!」
レナ「ちょっと待ってハヤト!まだ決めるにははやいよ!どんな部活かも分かってないのに...」
ハヤト「えー、でもかっこよくなれるんでしょ? モテるんでしょ?じゃあ入るしかなくない??」
レナ「いいから!ちゃんと説明きいてから考えようよ!」
ハヤト「はーい、わかりましたー」
部員A「そう言うことなら部長に説明してもらおう!」
部員A「おーい部長!!新入生への説明頼むわー!」
【部活詳細説明】
部長「君達が新入生かな?それじゃあ僕がわかりやすく!ここがどんな部活か説明してあげよう!」
部長「軽音楽部は、2年49人、3年22人の合計71人で活動しているんだ。部員の人数は畷高でもトップクラスだ!
だがその分、限られたスペース、限られた時間をやりくりしていかなければならない!それでも諦めずに練習していけば部員Aのようにかっこいい演奏ができるようになるんだ。」
ハヤト「けっこうしんどそうですね...」
部員「確かに辛いこともある、だけど!それ以上に楽しいことが盛りだくさんなんだ!」
部長「日々の練習では、『ボーカル』『ギター』『ベース』『ドラム』『キーボード』の計5パートに分かれて練習をしているが自分の選んだ好きな楽器を放課後練習できるというのは思っている以上に楽しいものなんだ」
ハヤト「確かに俺もギター弾いてたらよく時間忘れちゃうなあ」
部長「そしてある程度基礎ができたら『バンド』を結成するんだ!熱いぞ!!」
部長「そしてバンドを結成したら、軽音楽部の目玉『ライブ』だ!自分達でどんなライブにしたいかを企画してライブを開催するんだ」
部長「当然準備も部員全員でやるそうやってできたライブはめちゃくちゃたのしいんだ!見る側も演奏する側も一体となって盛り上げる!音楽好きならたまらない感覚だよ!」
ハヤト「どんなライブがあるんですか?」
部長「基本はレギュラーで組んでいるバンドバンドで活動するが、時には他の部員や先輩後輩同士で組んでライブすることもある。他校との合同ライブもするし、文化祭の中庭ステージに出演するのは大きな目標なんだ」
部長「そして四條畷高校軽音楽部として、出場する大会『We are Sneaker Ages』。この大会は、普段の部活とは違って部員全員で大会出場メンバーをサポートするんだ。大会出場メンバーは長い期間たくさん練習して、本番ではとっても大きな会場で他校と競い合うんだ。これに出たくてうちに進学してきた子もいるくらいすごい大会なんだよ」
部長「なんと四條畷高校は5年連続でこの大会で決勝大会に勝ち進んでいるんだ!」
ハヤト「すごい!」
部長「他にもたくさんイベントはあるけどそれは入ってからのお楽しみだ!とにかく!軽音楽部のこと、これで分かってもらえたかな?
ハヤト「わかりました!」
レナ「ひとつ質問いいですか?私全く音楽経験ないんですけど、そんな人でも上手くやっていけるんでしょうか?」
部長「もちろん大丈夫だよ!!入部してくる人のほとんどは入部時点では楽器未経験の人ばかりだったんだ実は部員Aもだよ」
ハヤト「えー!?そうなんですか!?」
部長「それにうちは先輩が後輩に本当に丁寧に教えてくれるからね!やる気があれば誰でも上手くなれるよ!だから安心して入部してきてほしい!」
レナ「初心者でも大丈夫なんですね!ありがとうございます!」
部長「こちらこそ見にきてくれてありがとう!音楽が好きならぜひ入部してくれ!」
【部長と別れた後】
ハヤト「いやー!かっこよかったな軽音楽部!憧れちゃったよ!」
レナ「先輩もみんな優しそうだったね」
ハヤト「さてさて、次はどこ行こっかなーっと...あ!あそこ行こうぜ!」
レナ「あー!ちょっと待ってよ!ハヤトーーー!!!」
(記載 軽音楽部顧問 三樹)