第21回定期演奏会を開催しました。
今年度の音楽会は、昨年度の「黄昏コンサート」から定期演奏会として復活し、
21回目の開催を迎えました。
会場には保護者の皆さま、教職員の方々、そして合唱部のOBOGの先輩方も多くご来場くださり、
あたたかな雰囲気に包まれた一日となりました。
音楽会は、本校が誇る校歌の演奏で華やかに幕を開けました。
第Ⅰ部では、アンサンブルコンテストで披露した自由曲に加え、
今夏に出場するコンクールの課題曲・自由曲を演奏しました。
どの曲も、日々の練習を重ねて磨き上げてきた成果を丁寧に届けるステージとなりました。
続くⅡ部は、今年2年ぶりの上演となったミュージカルステージ。
脚本・演出ともに部員によるオリジナル作品で、
タイトルは『とどけ♪地獄の歌声』。
"青春・友情"をテーマに、合唱部を舞台に描いた学園ドラマです。
歌うことをやめてしまった元合唱部員地獄野キララが、
転校先の学校で、再び歌う喜びを取り戻しながら、個性豊かな仲間たちと共に、
合唱部をつくり上げるというストーリー。
やがてかつての仲間との合同ステージに挑む姿を通して、
歌うことの意味、仲間と心を重ねることの尊さが丁寧に描かれました。
ソロ、デュエット、アンサンブルにダンスを織り交ぜた舞台は、
合唱部ならではの魅力が存分に詰まった、見応えのあるステージとなりました。
Ⅲ部は卒業式です。
今年、巣立ちゆく卒業生はたった一人。
在校生の歌声に背中を押されながら、例年とは異なるスタイルで式は進行し、
在校生・卒業生それぞれが引退に寄せる思いを言葉にしました。
中でも、たった一人でこの日を迎えた3年生の言葉は、
これまでに積み重ねてきた時間の重みと、静かな誇りに満ちており、
会場全体が深い感動に包まれました。
式の締めくくりには後輩ふたりのサポートを得て、「Replay」を力強く歌い上げ、
心に残る卒業ステージとなりました。
卒業式の後には、毎年恒例となったOBOGの皆さまとの合同ステージ。
今年は、先日の合唱祭で歌った「未来へ」を合唱しました。
世代を超えた歌声がひとつになり、演奏会の最後をあたたかく、華やかに締めくくりました。
ご来場くださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
こうして無事に第21回演奏会を開催できたことを、部員一同、深く嬉しく思っております。
明日からは、1・2年生を中心とした新体制がスタートします。
今後とも、清水谷高校合唱部への変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。
<記念撮影>