紺碧の空

 先週、某放送局の連続ドラマで早稲田大学応援歌「紺碧の空」誕生のストーリーが放送されました。私の家内がこれを見ていて教えてくれ、録画されたものを見ました。今から40年前、当時はスマホや携帯電話などなく当然インターネットなど存在しておらず、情報源は限られていたので大学というところはどのような所なのかあまり良く分からない雲の上の存在のように感じていました。今のように気軽にオープンキャンパスで大学を見に行く、あるいは大学の先生が高校に来て講演するなどということはほとんどなく、大学はとにかく敷居の高い所でした。塾や予備校なども存在はしていましたがあまり身近ではなく、毎晩ラジオで放送される大学受験ラジオ講座を聞いて受験勉強をしていました。あるとき、この番組内で大学の校歌や応援歌が流され、「紺碧の空」をはじめて聞いて早稲田大学という存在を知り、目指してみることにしました。今から思えば何といい加減な志望校の決め方だったのだろうかと思います。大学入学後、早慶戦や飲み会などで「紺碧の空」は何百回歌ったか知れません。大学4年間、色んなことがありましたが40年が経ちその記憶も薄れつつあったのですが「紺碧の空」を聞いて不思議と心はあの時代にタイムスリップしていました。